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グロースで重要な『ラクする思考』

『ラクする思考』と聞いて、どの様なイメージを持ちますか?

仕事に100%取り組んでいないとか、ネガティブな印象があるかもしれません。
ただ数々のプロジェクトに携わってきた経験からすると、事業成長において重要な思考だと思っています。簡単にですがまとめておきます。

属人化こそ悪

属人化って当事者は気持ち良いですよね。自分にしか出来ないこと、自分にか出せない成果。周りに頼られてポジション確立した、みたいな。

で、一番多い失敗パターンは属人化に満足してしまうこと。他のメンバーに自分のノウハウを教えると目立たなくなるし、そもそも言語化も難しい状態を作ってしまう。
このときその人は生産性が良くても、事業・組織のトータルで見ると非生産的な状態に陥ります。上司が属人化大好き、なんて組織は危険信号です。あるあるですが。

もちろん最小単位で言えば全員属人化している状態なので、それ自体は問題ありません。属人化の影響範囲が個人からチーム、組織と大きくなった際に、言語化・仕組み化して誰でもできる状態をどう作るか、が重要になります。

属人化のスキルを手放す感じでもったいない気もしますが、組織としては生産的になりますし、個人では上レイヤーで成果を出せばよいのです。
組織として仕組み化の連鎖を起こすことが重要です。

仕組み化の連鎖自体の詳細については、こちらでも紹介しています。

ラクする思考の価値

前項でも出てきた『仕組み化の連鎖』。いかに最短経路で目的を達成できるか、これを考え実行し続けることが重要です。要件はこの様な感じでしょうか。

・効率性
・成長性
・拡張性

スタンスベースで噛み砕くと、こんな感じです。

・常に現状に疑問を持ち続ける
・合理的な戦術設計を考え続ける
・どこの変数を伸ばせば一番レバレッジを効かせられるか考える

目的達成の為に最短経路でレバレッジを掛けられるかを考え続ける思考
これが『ラクする思考』です。

事業会社に努めてる方にとっては当たり前かもしれません。あとは、エンジニアの人がプログラム書くときの頭の使い方に似ています。でも日々考え続けられてる人は意外と少ない印象があります。

現状の仕事をこなすことが目的になっていませんか?
自分のスタンスをもう一度振り返ってみるのも大事です。

ラクする思考を実践するには

とは言え、実務のどこから手を付ければよいかイメージしづらい部分もあるので、簡単な実践方法を紹介します。

まず、当たり前に行っている今の仕事に対して、「そもそも」をつけて疑ってみましょう。

「そもそももっと効率的なやり方はあるのではないか」
「そもそも追っている目標は正しいのか。別の方が良いのではないか。」
「そもそもこの事業をやる意義はあるのか」

次に疑問に対して解決策があるか、ありそうならどれだけ効率化できるかを仮説立てし、検証していきましょう。

解決策によって効率化・仕組み化できることで、時間を創出できます。その時間で次の「そもそも」を疑う。この連続を意識してみましょう。ラクを考え続けることで仕組み化の連鎖が起き、強力なレバレッジを掛けられるようになります。ぜひ実践してみてください。

実例はまたの機会に。

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