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半ドン、Uチャンネル、イチゴスプーン 

 梅雨の候、皆様いかがお過ごしでしょうか?昨年は各地で梅雨期間が最短を記録し、6月下旬から7月上旬にかけて猛烈な暑さが続きました。
 雨は嫌いではありませんが建築現場ではやはり晴れていたほうが仕事がはかどります。何事も程々がいいのですが今年はどうなるでしょうか。
 Robinの蜘手です。私は5月に52歳になりました。最近、30代の方と話をしていて感じたジェネレーションギャップの3つをご紹介します。

【半ドン】

私の学生時代は土曜日に午前授業があり給食に牛乳だけが出されました。急いで帰ると吉本新喜劇を途中から見ることができました。午前中が授業、午後が休みの日を半ドンと呼んでいました。
 調べてみると公立学校では1992年から段階的に土曜日休みが始まり、2002年から完全週休2日になったようです。もとはといえば週48時間労働を週40時間労働へ切り替えたことがきっかけだったようです。
 時を同じくして失政名高い「ゆとり教育」がスタートしたのも2002年度からでした(学力の著しい低下、という結果が出たこともあり2011年に終了)。
 都内の一部の学校では土曜授業を復活させているようです。
そういえば今時代の子供たちは休みが多いですよね。政府はどう考えているかわかりませんが、そう思っている親は多いと思います。

【Uチャンネル】

 「おい、チャンネルをUにしろ」と言われるとテレビの前へ行き、ダイヤル式のチャンネルをグルグルと合わせるのが子供の役目でした。
 Uには中京テレビ(日テレ系)の「35」と、愛知・岐阜テレビの「25」がありました。これは押しボタン式のリモコンしか知らない若い世代には説明しにくく、ラジオチューナーのようなチャンネルだと言っても中々イメージがつかないようです。リモコンなんて最近のことですからね。エアコンも昔は有線で壁につけるタイプが主流でした。
 ちなみに「地デジ」はアナログ時代からの名残。アナログ放送からデジタル放送への完全移行は2011年7月なのでまだ10年ちょっと前の話なのですね。

【イチゴスプーン】

子供の頃、イチゴを潰し牛乳をかけて食べるのがとても美味しくて好きでした。この時に活躍したのが、先が割れていて底が平たいイチゴスプーンです。昔は牛乳の他にも砂糖や練乳などをかけることもありましたが、今は聞かなくなりましたね。イチゴは今では甘い果物ですが、私が子供の頃は甘くて酸っぱい果物でした。
 今は品種改良の結果でさまざまな果物の糖度が上がっています。すごいことだと思います。昔のグレープフルーツは砂糖なしでは食べられませんでした。酸っぱすぎて。
 
 色々な事をつい最近のことだと思っていましたが、若い世代と話をすると年代のギャップを感じ面白いことを発見できます。
 今の若い人はテレビをオンタイムで見ることがなくなり、動画サービスのTVer(ティーバー)やネットテレビを観ています。新聞を取っているどころか、新聞を手にしたこともないという人もいました。漫画は単行本ではなくスマホでしか読まない人、また若いご夫婦の家にはPCがない人もいます。

 「昔は良かったなあ」とは思いませんし懐かしむこともないですが、時間の経過がやけに早いなと思うことはたくさんあります。
 私も色々なことをやり残してきましたし、これからやりたいことがたくさんあります。しかし気持ちがそうであっても体力はどうかなと思うことも。そろそろ足し算から引き算も考えないといけないかなと思う今日この頃です。

株式会社ロビン 最高経営責任者 蜘手健介

過去のマンスリーメッセージはこちらから
https://www.e-robin.com/monthly_message/

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