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デュランデュランの映画を見ました

最新作「デュラン・デュラン:ハリウッド・ハイ」です。
この2022年にデュランデュランのライブ映画が劇場で見れたなんて!
それだけでありがたい気がしますね。

これはまあコロナ禍でいろいろできなかったので、なんかファンサービス的に思いついた的な感じらしいですが、イギリス出身で長年、世界中をツアーしてきた彼らが、ロサンゼルスのハリウッドという、ひとつの町の思い出だけを語り、そこでライブをやる、という発想が新鮮でした。

そしてビートルズも契約していたキャピトル・レコードと契約した記憶とともに、変わった形の建築でも有名なシンボル、キャピトル・レコード・ビルがよく見える位置にあるビルの屋上でのライブ。招待客のみ入場できる小さなスペース。

キャピトル・レコード・ビル

最近また映画にもなった1969年のビートルズのゲット・バック、ルーフトップ・コンサートを思い出しますが、あんなに路上に人が集まったり、近所迷惑だ、つて警察が出動したりしません

まあ、夜だし。現代のロスで、街で夜出歩く人も少ないだろう。道路は車がいっぱい走ってるから、車の騒音もあって目立たないのかな? いや、もしかして1984年の全盛期であれば、やっぱ大騒ぎになってたのか? これが今の若い人気スター、ブルーノ・マーズやハリー・スタイルズなら、どうなのか? とか考えてしまうね。

とにかく周囲の風景、夜の街の様子は淡々とした感じで、演奏だけは熱〜く進行していきます。
メンバーもみなさん60代ですけど、元気いっぱい。コロナヒマで体力が余ってるのか?

ベースのジョン・テイラーも、キーボードのニック・ローズも、ドラムのロジャー・テイラーも、ボディ・シェイプが変わってない!
ボーカルのサイモン・ル・ボンだけがお腹が出ている!
まあ、しょうがないですよね、太ってるほうが声も出るというし!

ほんとにサイモンの声量がまったく落ちてないというか、若い時より声がよく出ていて、歌もうまくなってる感じがするのにビックリします。

ギターは、ぼくは2003年の再結成ライブを武道館で見たときは、オリジナルのアンディ・テイラーが復帰してたんですが、その後またアンディもやめて、今は音楽業界から引退してるらしいんよね。公式サイトにたまに思い出を書いたりしているみたい。

2代目ギターのウォーレン・ククルロも、フランク・ザッパのバンドに在籍した名ギタリストでしたが、その後もいろいろあって、今はドミニク・ブラウンという一回り下の世代の、まあ普通っぽい人がギターですけど、腕は確かなようです。


全体75分で12曲。ちょっと短かったかな?
明らかに物足りない。これが全部なのか?
【セットリスト】
A VIEW TO A KILL(1985)
INVISIBLE(新曲)
ALL OF YOU(新曲)
NOTORIOUS(1986)
COME UNDONE(1993)
GIVE IT ALL UP(新曲)
PRESSURE OFF(2015)
WHITE LINES(1995)
ANNIVERSARY(新曲)
ORDINARY WORLD(1993)
TONIGHT UNITED(新曲)
 HUNGRY LIKE THE WOLF(1982)

という感じで半分くらいは今度のニューアルバム「フューチャー・パスト」の曲。

ニューアルバム、アナログもCDも配信もやってます!

80年代の曲はあんましやってくれてない。ツアーでは昔の曲もいっぱいやってるくせに! まあ新作を作る意欲があるのはけっこうなことですね。
もしかしてBlu-ray発売時は5曲増えた、完全版とか、また出そうとしてんじゃないか? 配信限定ボーナストラックとか。と疑ってしまうね。

しかし、これなら今後は「トーキョー・ハイ!」とか「リオデジャネイロ・ハイ!」とか、それぞれの都市にちなんだ特集ライブを発表し続ければ、あと20年は、やれるんじゃないかね〜。

おれもデュランと、どっちが先に逝くか競争だ! 見届けるぞ! なんちて。


これまでデュランデュランの映画というと、デュランデュランの名前の由来にもなった、1960年代の名作SF映画「バーバレラ」の場面をライブ映像とコラージュした、1980年代の全盛期に制作された「アリーナ」

そして2015年に、あのデヴィッド・リンチ監督が制作した「デュラン・デュラン:アンステージド」がありました。(これは未見。なんか映像凝りすぎで、見づらそう〜。また今度見て感想書きます)

これからも、映像作品、過去の発掘物も含めてどんどん増えるとよいね! ビートルズみたいに。


ちなみに2022年、デュランデュランは、やっと「ロックの殿堂」入りしました!
今まで、とっくに後輩バンドたちも入ってたのに。(デビュー25年が条件だから、今はもう1997年くらいまでのデビューなら入れる)
おめでとうございます!


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