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平-イ】狂言は三間四方の本舞台と橋掛かりで

和ろうてござるか〜

能舞台の形は左右非対称のアシンメトリーでござる

このブログでは狂言好きのわたくしけんすけ福のかみが、もっとも狂言らしい登場人物“太郎冠者”の名を借りて皆さまを狂言の世界へご案内するつもりで描いてござる。なにとぞ和らいだお心もちにて読うでくださりませ〜


客席から見て右側に本舞台が突き出しており
左端には五色の幕から舞台へ続く橋掛かりと申す道がござる
そして本舞台と橋掛かりをつなぐ後座(あとざ)がござる

主なるお話は右側の本舞台で展開されまする

橋掛かりと後座はただの‘通り道’なのでござる

橋掛かりで展開される狂言もござる

『二人袴』では舅(しゅうと)の屋敷前になり聟と父{もしくは兄}が行ったり来たり
『鬚櫓』では奥さま軍団が集まって勝鬨の声を揚げ
『附子』では二人の冠者が逃げ込む先となったり

本舞台と橋掛かりの両方で芝居が同時に進行することもござる

位置関係は

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となってござる
本舞台はおおよそ三間四方で三間はおよそ5.5メートルが標準でござるが
橋掛かりは特に長さに決まりはないようで六間ぐらいが多いようですが
ずっと短い三間ほどの橋掛かりもござる

わたくしはさほど多くの舞台を見たわけではござらぬによって長い橋掛かりやさらに短いモノもあるやもしれませぬ


こんにったこの辺りにいたしましょう
またお目に掛かれましたら嬉しゅうござる🤗


この狂言noteはけんすけ福のかみが大蔵流 茂山千五郎家の狂言を中心に学んだことや思うことを描いてござる

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