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言の葉

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温故知新(故きを温ねて新しきを知る)という言葉は、 故きを温ねて新しきを知れば以って人の師となるべし。 現代は、すさまじい速さで技術革新が起き、時代のスピードが速いと言えるが、…
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#日記

雁書(がんしょ)

手紙のことであるが、とくに遠隔の地から来信した貴重な便りのこと 使いとして、匃奴の国に赴…

九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)

高い山を築いていくときに、最後の一籠の土を盛らないために、あと一歩というところで失敗する…

石に立つ矢

必死になってやれば、いかなることも不可能ではない。 このたとえは、中国人の好むもので、い…

邯鄲の歩み

自分の本文を忘れて、やたらに人のまねばかりしていると、中途半端で何も身につかなくなること…

牛耳(ぎゅうじ)を執る

主導権をとって、同盟や団体の行動を導くこと。 原文と、現在使われている用法とが、変わって…

漁夫の利

二者が互いに利害を争っている間に、第三者が苦労しないで利益を横取りすること。 中国の戦国…

月下氷人(げっかひょうじん)

男女の間を縁を結ぶ人。結婚の時の仲人役。 まず「月下老」であるが、次のような故事による。 「唐の韋固(いこ)という人が、宋城というところに旅をしたところ、月の光で読書をしている老人に出会った。この老人は赤い縄の入った袋を持っていて、韋固はなんのための縄かと聞いてみた。 すると老人は、「夫婦となる人の足をつなぐもので、敵でも他国のものでも、この縄を結び合えば、その契りは不変である」と答えたという。 一方、「氷上人」の方は、晋の時代の故事が出典である。 「昔、索紞という