見出し画像

ALPS処理水とクリプト界の共通性。

2023年8月29日 宍戸健

「ALPS処理水」の海洋放出の件がうぁ〜、となってるので調べてみた。以下は私の意見です。

2021年12月に当時の菅政権が計画発表。

処理水を保管するタンクが敷地を大きく占有し、今後の福島第一原発の廃炉作業に必要な敷地の確保が難しくなっていることを踏まえ、日本政府は2021年4月、2年程度の準備期間を経て処理水を海洋放出する方針を決定した。安全に関する法令を厳格に遵守するとともに風評を最大限抑制するため、処理水は海水によって100倍以上に希釈して、トリチウムの濃度を規制基準の40分の1未満にする。加えて、科学的な根拠に基づく情報発信、風評による影響を受け得る産業の販路拡大支援といった、社会的影響を抑制する対策も徹底する。」

というわけで、もう2年前に発表してたんですね。そして、この資料を読むと当時から、処理水を安全に放出するALPS技術そのものに課題があるわけではなく、水タンクを建設する場所と風評被害に懸念があるということがわかる。

そして当時からC国はいつものように批判している。2021年4月14日。

IAEAの最新の発表(2023年8月24日)以下翻訳文。

「本日、日本の東京電力(TEPCO)は、国際原子力機関(IAEA)の専門家が現地にいる中、福島第一原子力発電所に保管されているALPS処理水を海に放出し始めたことを確認しました。

IAEAの排水安全審査の一環として、IAEAチームは排出物の監視と、日本が水排出のためのすべての関連する国際安全基準を遵守しているかを評価するために現地にいます。

「IAEAの専門家たちは、国際社会の目となり、IAEAの安全基準に一致するように計画通りに排出を実施していることを確認するために現地にいます」とIAEA事務局長ラファエル・マリアーノ・グロッシ氏は語りました。「私たちの存在により、プロセスが安全かつ透明な方法で行われることに必要な信頼を生み出すことができます。」

IAEAの監視の追加措置として、IAEAの専門家は今週、8月22日の日本政府の発表に続き、最初の希釈水のサンプルを取り、放出の準備をしました。

IAEAの独立した現地分析により、放出する希釈水中のトリチウム濃度は、1リットルあたりの操作限界の1,500ベクレルをはるかに下回っていることが確認されました。

IAEAは、治療水の放出が行われる限り現地に存在し、IAEA事務局長グロッシ氏のアルプス処理水の放出に関する日本との協議に従って、放出が発生する前、中、後に参加することを約束しています。

さらに、IAEAは、本日、日本からの水の放出に関するライブデータを提供するウェブページを開設します。提供されるデータには、水の流量、放射線モニタリングデータ、および希釈後のトリチウム濃度が含まれます。」

んー、こうなるとまぁ問題ないんじゃないかなと思います。まぁ、僕は日本政府(特に上層部)とIAEAを100%信じてるわけではありませんが、前線にいるこころある科学者、技術者は信じていいんじゃないかと思ってます。

むちゃくちゃな議論で不安を煽る人たち。

「まさに今やろうとしているこの汚染水、事実上汚染水ですよ。これを飲料水基準と誤魔化しながら、これから数十年垂れ流し続ける。しかもその影響評価に関しては生体濃縮だったり、食物連鎖のことを考えていないもう一度評価の仕方を立ち止まって策定しなおすことが必要だと思うんです。」(山本太郎)

https://youtu.be/3EiaN3bPYQY?si=mFZ0t0yT_LLFwYg-


いゃー、無茶苦茶煽ってます。山本太郎氏はこういう演技は上手だよな。答弁する大臣は頼りないのはわかるんだけど。飲料水基準まで処理してるんだからそれ以上の基準は必要ないと思うし、評価をし直せとかおまえいつまで長引かせるんだよww。と思いました。

原口一博氏もぜんぜん議論が噛み合ってないww。

安全だと伝えても風評被害は必ずある。

だから、いつものように半日なC国、K国がこの機に風評被害を煽ることはわかっていたので、ぼくらがなんとか風評被害に遭って売上が現象するお魚を食べるしか無いんだと思います。海外の人が普通に考えると(特に来日したことがある人)、東京が大都会なのに空気がとても綺麗なこと、街はどこも綺麗で静かなこと、魚介類がとても美味しいことなんかは常識だし、いくらなんでも、そんな国がわざわざ太平洋を汚染すると思いますかね。

それにしても台湾の兄弟たちにはいつも勇気つけられますね。

しかしながら、日本人も海外の人もしばらく混乱することは間違いないはずです。これはもうしかたないですね。事実とか数字で伝えてもなかなか伝わらないから。

これはビットコイン界に長年いて痛感しました。良い子の読者の皆さんには理解できると思います。でも、最近見たYouTubeクリップで慶應大学大学院政策メディア研究科准教授、プロデューサーの若新雄純さんのNEET株式会社の社会実験の話を聞いて、真実や事実は少しずつしか広がらず、世の中のコンセンサスをとるにはものすごい時間とパワーがかかる理由がわかってきました。

ぜひこのクリップ(約60分)は皆さんに聞いてほしいのですが、NEET株式会社を設立する際に、ニートを100人以上集めて全員を取締役にして登記し(笑。従業員は0人)、その後どのように意思決定を行っていたか、その後の意思決定の仕組み、数々の取締役会の議論の紛糾、分裂しかけた後、会社組織がどう変化していくか等という話しです。(凄いww。)民主主義は恐ろしく非効率的で最悪だけど、ほかのシステムよりはマシな仕組みであることがわかるような社会実験で実に興味深いです。(NEET株式会社は2013年設立、現在も存在している。)

最後にC国の戦術を分析した記事です。こんなことしてるといい加減セルフ崩壊すると思うけどね。あ、そういえばどこかの業界も似てますね。

目次
【1】中国の「正義」をアピール。
【2】日本社会の「分断」を図る。
【3】中国国内の混乱を恐れている。
【4】市民の怒りの矛先を日本に向けさせる。

とりあえず今日は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?