超音波検査士認定試験対策超音波基礎ノート~計測・ドプラ編~Ver.2

生体の音響特性

音速
c(音速)=√((k(体積弾性率))/(p(密度)))
音速(m/s) 減衰係数(dB/cm・MHz) 音響インピーダンス

~覚えよう~
 音響インピーダンス:空気<脂肪<水≦軟部組織≦血液<骨
周波数依存減衰
超音波の減衰は周波数に依存する。
 減衰量(dB)=減衰率×通過距離(cm)×周波数(MHz)
高い周波数ほど減衰が多くなるため、遠距離からのエコー成分は低周波側にシフトする。
⇒つまり、減衰によって高い周波数成分がいなくなっちゃうという事。
スペックルパターン
超音波の波長に比べて小さな散乱体らによって生じる散乱波の干渉による像の事。
例)肝臓実質の小さな斑点状の構造、肝硬変だと粗雑に映る。
⇒生体組織の構造を反映しているわけではない。

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