ロン率UP!今日からできる性格最悪な七対子の使い方を解説
こんにちは。
Noteを追ってくれている方はそろそろ立直に慣れて、役満をアガッたなんて方もいらっしゃるかもししれませんね。
今日は初心者におすすめの役で、紹介していなかった「七対子(チートイツ)」という役の解説と、七対子でロン(相手からの出アガリ)を狙いやすい待ち方を紹介します。
七対子は立直と絡めると1翻+2翻で3翻、加えてツモアガリや、ドラを一枚でも含んでいれば4翻で満貫を狙える強力な役なので、ここで七対子の強い使い方を学んで、七対子を使いこなして上手く相手から点数を奪っちゃいましょう!
七対子について
※七対子についてある程度知識がある場合飛ばしてもらって構いません。
七対子はペア(対子)×7の特殊役
七対子はその名の通り7つの対子を作れば成立する役です。
下の画像を見てください。
画像の場合は1萬以外でペア(対子)が6つ出来ていて、1萬で待っていたところにもう一枚1萬が重なることでペアが7つになります。
これで対子が6つ→対子が7つになったため、七対子という役が成立します。
ここから言えるのは対子が6つの状態は七対子の聴牌(=立直ができる)というわけです。
例題を何問か解いてみましょう。
例題.1
Q.この手牌は立直できるでしょうか。またできる場合待ちは何でしょうか。
A.立直はできる。待ちは9萬。
簡単ですね。9萬以外で対子が6つあるので、七対子の聴牌(テンパイ)。つまり立直はできます。もちろん余った9萬が来れば対子が7つになるので、待ちは9萬になります。
では少し難しい問題を解いてみましょう。
例題.2
Q.自分が親のときに立直して5索をツモって七対子をアガりました。この時の役の翻数と点数を答えなさい。
・ヒント
役の各翻数:立直、ツモはそれぞれ1翻、七対子は2翻
点数:4~5翻は12000点(満貫)、6~7翻は18000点(跳満)
A.翻数は5翻。点数は12000点。
今回は少し複雑でしたね。しかし以前の点数UPのNoteを読んでいただいた方にとっては簡単な問題だったと思います。
翻数から確認しましょう。
まずは立直&ツモでアガッたので1+1翻で2翻。
それに七対子がついて2+2で4翻ですね。
さらに手牌をよく見ると5筒の赤ドラが含まれているので、ドラの1翻を最後に足して4+1翻で5翻です。
5翻は満貫で今回は親なので点数は12000点です。
愚直に考えればこれでいいんですが、麻雀に慣れた方は1つ気になることがあるかもしれません。
それは223344の一盃口(イーペーコー)が含まれていることです。
一盃口はここでは詳しく説明しませんが、要するに同じ階段を2個作れば1翻をもらえる役です。
では一盃口の1翻も加えて5+1で6翻、親の跳満で18000点…にはならないんです。
麻雀の基本的なルール上、一盃口と七対子は重なりません。
「七対子の中に一盃口あるやん!点数上がってラッキー!」と喜んでいた時期が私にもありました…
ネット対戦だと翻数と点数計算は自動なので問題ないですが、リアルで打つ場合は特に注意しましょう。
絶対に単騎待ちになる
ここまででお気づきになった方もいるかもしれませんが、七対子を狙う場合必ず単騎待ちになります。
麻雀はゲームの確率論上、複数待ちがある方がアガれる確率は高いです。
逆に単騎待ちはアガれる確率が最低の待ちとも言い換えられます。
そういった意味でも七対子はとてもアガリづらい役でもあるんですよ。
しかし単騎待ちだからこそアガリの確率、特にロンアガリの確率を格段に上げる方法が存在するんですよ。
七対子でアガる確率の上げ方
字牌で待つ
七対子でアガる確率を上げる最も効果的な方法は字牌で待つことです。
特に自家牌でも風牌でもない、持っていても役が付かない、いわゆるオタ風の牌で待つのが一番いいです。
例えば東2局で自分が南家のとき。
風牌は東で自家牌は南なので、この場合役が付かない牌は西と北ですよね。
つまり西と北がオタ風に当たります。
ではこのオタ風で待つのが何故強いのかも考えてみましょう。
これを考えるには、立直された状況を考えるのが手っ取り早いです。
先ほどと同じ状況で自分は親の東家。局の中盤くらいで南家から立直が来ました。今回は南家の待ちを西としましょう。
この時点では相手の待ちは当然わかりません。
58や36などのリャンメン待ちかもしれないし、「13」の2や「68」の7などのカンチャン待ちかもしれない。
多くの人は数字の牌は当たりそうでなんだか怖いなぁ…という思考になるはずです。
では自分がしばらく相手の河に出ている安全牌を切って降りていて、安全牌がなくなるタイミングで西や北を引き入れたらどうでしょう。
当然、「字牌では当たらないだろう、まして役にならない西で…」と考えますよね。このセオリーに準じた思考にぶっ刺さるのがオタ風です。
これは自分の手にドラがたくさんあって、行きたい状況にも刺さります。
なんせ「字牌でなんか止まってられるか、こちとらドラ爆の満貫手やぞおおお!」と押す気満々ですからね。
ここで西を切って振り込み…なんてことはプロの麻雀でもざらに起きます。
このオタ風で単騎待ちすることを、地獄待ちやキモ待ちなんて言ったりします。
振り込んだ側としては、なんでそんな待ちで!?と面食らってしまう、正に地獄。逆にこれで「一発」を決めたときなんかには失神するくらい気持ちいいです。
単騎待ちのデメリットを逆手に取った意識外からの攻撃。
非常に性根が腐った待ちですが麻雀はアガッて勝ったやつが偉いので、誰も文句は言えません。
スジで立直をして引っかける
字牌と似ている引っかけ方で「スジ引っかけ」というのがあります。
スジについては、解説が難しいので詳しくは別のNoteで書きますが、ここでは147、258、369という電卓を縦に見た数字列をスジとして覚えてください。
そして4がでたら1と7が、5が出たら2と8が、6が出たら3と9の安全度が高いと考えてください。
ここまで聞いた方で察しが良く、かつ良い性格をしている方は
「ほな4で立直宣言して1か7で待ったら出やすいんじゃね?」とか考えませんでしたか?
ご名答。これがスジ引っかけです。
他の5切って2か8、6切って3か9も同様です。
これはいわゆるモロヒというやつで、「もろひっかけ」の略称ですね。
スジの理論が複雑な以上理解するのは難しいですが、とりあえず格上の人に対して非常に有効な技なので、ここでは
4で立直して1か7で待つと出やすい。
5で立直して2か8で待つと出やすい。
6で立直して3か9で待つと出やすい。
ということだけでもおさえて、実戦で使えそうなら使ってみてください。
真ん中の牌やドラで待つのは厳しい
これは麻雀のシステム上の話にもつながるんですが、基本的に真ん中の牌で待ってアガルのは厳しいという理論があります。
理由は複数ありますが、一番わかりやすいのは「みんな真ん中の牌を使いたいから」です。
前のNoteでも書いたよう、麻雀は真ん中の牌を集めるゲームです。
タンヤオや平和という役がある以上、これは必然です。
そのため456辺りの牌はみんな持ちたい。だからツモるしかないんだけど、枚数が少ない場合が多い。
無論リャンメン形などの好形だと待ちが複数あって待ちの枚数が多いですが、単騎待ちはそうはいきません。
4やら5で立直してアガれるのは、ごく稀なわけです。
しかし七対子は残りの1枚を自由に選択できるというメリットがあります。
なので先ほど紹介した字牌やスジひっかけのような待ち方で立直することで、相手の意表をついて、アガれる可能性を、確率ではなく心理戦によってむしろ上げることができる魅力的な役なんですよ。
ですので、まずは「七対子は字牌で立直してやろう」という意識を持つところから。
慣れたらスジひっかけを使ったりなんかして、性格の悪いアガリをどんどん増やしてください。
性格が悪くなるにつれて、麻雀の実力も相乗的に上がってきます。
まとめ
七対子と七対子でアガる確率の上げ方を軽くおさらいしておきましょう。
七対子はペア×7を作るちょっと特殊な役
絶対単騎待ちになるため、考え無しに立直するだけではアガレない
字牌やスジひっかけで意表をつきロンアガリの確率を上げるのが大事!
七対子は対子をひたすら集めるだけでいいので、初心者でも扱いやすい役です。
ですがアガれる単純な確率はかなり低いため、このような心理戦の領域で出やすい牌を読んで、いい待ちの立直を考えられる奥深い役でもあります。
配牌時点で対子が3つか4つ以上ある場合は、今回のNoteの内容を思い出しながら七対子を実践してみてください。
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