ギターの師匠、末原康志さんのお別れ会に行ってきました。
ギタリストの浜本研志です。
今回のことは、twitterの文字数ではとても足りないので、こちらに書きたいと思います。
今日、7月7日に昔、ギターのレッスンを受けていた末原さんのお別れ会に行ってきました。体調を崩されていると知ったのは今年の始め頃でした。
お元気に戻ってきてくれることを信じ、日々過ごしておりましたが、知らせは突然にきました。
僕は上京後に、ヤマハ音楽院で音楽を学んでいたのですが、その時のギターの講師が末原さんでした。いわゆるバリバリのプロミュージシャンの想像を具体化したような風貌で、最初はとても緊張しながら接していたと思います。レッスンも毎回独特の緊張感がありました。ズバッと弱点を指摘していただくことも多々ありましたが、優しく、時に熱心に指導していただきました。末原さんにいろんな奏法の基本的な部分をしっかりと叩き込んでいただいたことが、自分のギターの基礎になっていると思います。
しばらくはSNSで繋がっていて、数年に一度飲み会などでお会いする程度だったのですが、2、3年前に何回か続けて飲ませていただくことがあり、その時に、今、こんな感じでやっています。インスト作って、アルバム作ってます。と近況を報告しました。
いいじゃん!大丈夫だよ!頑張って。応援してる。CDできたら送ってよ。
と言っていただき、いろんな、音楽の話をしました。
CDを聴いて感想を送っていただきました。とても褒めてくださって、嬉しかったです。
2019年の8月に末原さんのライブを観に行って、久しぶりに生で末原さんのギターを聴いて、やっぱり、一流は違うなと。長年一線でギターを弾いてこられた凄みを、今の自分が観て、改めて感じました。
去年出たアルバムも聴いていただいていたのですが、今年に入り、3枚目を作っている時にご病気だと知りました。また、できたら聴いていただきたいと思っていたのですが、5月末にCDが完成しても、ご連絡をすることを躊躇してしまう自分がいました。結果的には、お渡しすることができませんでした。
今回、一報を聞いた時に、激しい後悔が襲ってきました。聴いていただきたかったと。感想を伺いたかったと。これはこちらのエゴなのですが、やっぱり、こうしたいと思ったことに対して、すぐ行動することの大切さが身に沁みました。時間は有限だし、今、行動しないと何も変えていくことができないんだと。そして、自分の家族や仲間を大切にしようと。すごく、そんなことを思いました。
息子さんの拓馬さんが去年からの末原さんの様子をブログに綴って下さり、とてもありがたかったです。末原さんは最期まで、とてもカッコいいギタリストでした。そんな方から学べて、本当に良かったです。
拓馬さん、今日初めてお見かけしたんですが、俳優さんだけあってとても背が高くてシュッとしてオーラがあって、すごくかっこ良かったなー。話しかけようと思ったんですけどね。いろんな方の対応をされてて。またこうして行動できない歯がゆさが身に沁みました‥汗
いつか拓馬さんとお酒でも行きたいなと。見ていただけたらいいなと。
もし良かったら、お会いする機会があれば、CDを渡したいです。
そして、末原さんのCDラックに、僕のCDも入れておいてほしいなと、思います。
これからも見守ってくださってると思うので、自慢できる教え子になれるよう、しっかりとやります。
末原さん、ありがとうございました。
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