プレースタイル、プレーの分解 9/5.7

 ビジター枠でレギュラー組以外の人と組むとき、自分が目指すプレースタイルがあまり見えていないのではないかと感じることがある。1年生もどんどんできることが増えてきてるし、上回生も春からこの期間で個々に成長してきていると思う。ここからさらにレベルアップしていくために、自分が目指す理想のプレースタイルを考え、そのためにはなにが必要かを考えることが大切だと思う。
 例えばガタイが良くてフェンスぎわでのプレーや当たるプレーを武器にしたいと考えたとする。その場合まずはフェンス側での体の使い方、パックプロテクションの技術を身につける必要がある。そしてそこに必要な、ブレのない力強いスケーティングが重要である。また、フェンスぎわのプレーに絡むには、パックに早く反応してルーズパックを1番に取りに行くことが求められる。そうなればプレーの読み、パックの動きの予測などが必要になってくる。それができるようになるためにはセオリーの動きを学んだり、味方のプレーの特徴を理解したり、映像を見て研究することが求められる。
 これはあくまで一例であり、スピードのあるプレーが得意な選手や、ゴール前の強さが武器の選手など、目指すスタイルは様々だと思う。まずは自分のストロングポイントはどこで、それを活かすにはどんなプレーが理想なのかを考える。そこからそのプレーをするための要素を分解して、その要素1つ1つに対してどうすればレベルアップできるかを考え実践する。そうすれば漠然とプレーすることが少なくなり、小さなことでも成長を感じられ、よりホッケーが楽しくなってモチベーションにつながる。このサイクルができるようになれば、なんとなくのプレーや、なにから練習したらいいかわからないといったことがなくなると思う。ありがたいことに、上回生やコーチ陣、長野県の社会人チームなど、お手本になる選手は近いところだけでもたくさんいる。色んなところから吸収して、成長していって欲しい。自分も上手い人のプレーから色んなアイデアを得られるように、日々勉強である。
のめり込めばのめり込んだ分だけ夢中になれる。
それがアイスホッケーである。   
                   けんを

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