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【書籍紹介 vol.0】Digital General Construction 建設業の“望ましい”未来

こんにちは。
建設業界イノベるメディア編集部です!

これまでnoteで私たちが触れてきて、これからの建設業界が健全に維持され発展していく上でとても大切だと考えていることが、建設業界への最先端テクノロジーの導入や推進による業界全体のDX化です。

そんな私たちにとても近い将来像が描かれていることに共感し、これからの建設業界の指針にできるのでは、と考えている書籍が

『Digital General Construction 建設業の“望ましい”未来』(日経BP)中島貴春

です。


本書には、建設業界の過去から未来のDXに関する大事なテーマがたくさん詰まっていますが、特に私たちが重要だと考えるパートについて、これから定期的に紹介していきたいと思います。

初回となる今回は、本書全体の概要について紹介します。


建設業界は、今から30年以上も前の高度経済成長の時代に最も活況だった業界であることから、他の業界以上に「高齢化・人手不足」問題に直面しており、過去から現在まで、幾度となく「建設テック」による生産性向上にトライしてはいるものの、業界全体が変革されるまでにはほど遠く、成功しているとは言えない状況です。

そんな業界を近代DX目線で10年間見続けてきた著者が「建設とテクノロジーを組み合わせた建設テックに焦点を当て、これまでの業界の歴史やデジタル化の流れを整理したうえで、どうしたら建設業の生産性が高まるのか、何をするべきなのか、どこを見据えるべきなのか、を示そう」とまとめられたのが本書だと感じています。


「建設業のデジタル化」の話はもちろん、新しい組織形態の「デジタルゼネコン」の必要性にも詳しく迫っています。

<目次>
第1章 魅惑の建設業
1-1 建設業の未来は過去を知ることから始める
1-2 ゼネコンというイノベーション
1-3 建設業をかたちづくるモノ
第2章 テクノロジー化が進む建設業
2-1 建設テックとは何か
2-2 CADから始まったBIM革命
2-3 ITツール革命
2-4 建設プラットフォームの時代
2-5 健津業はどう変化し始めるのか
第3章 デジタルで建てる 新スタイルの建設会社Digital General Construction
3-1 スタートアップと建設テック
3-2 建設DXの進め方
3-3 デジタルゼネコンのサービス/レイヤー化する建設テック
3-4 BPaaS建設をデジタルで再定義する
3-5 Meta Constructionすべてはデジタルになる
3-6 建設業の望ましい未来
エピローグ 建設の世界を限りなくスマートにする


目次の通り、本書は3つの章で構成されています。

第1章は建設業の誕生から近代の歴史が詳しく書かれています。

第2章は建設テックについて書かれています。
「建設テックとは」という基本的な知識から、市場に存在するさまざまな建設ツールの役割が建設業の業務に紐付けて書かれているので、建設業初心者の人にも大変勉強になる章です。

第3章はデジタルゼネコンについて書かれています。
建設業におけるDXとは何か、そしてその時に誕生するであろうデジタルゼネコンとは何かについて詳しく解説されていて、建設業が向かうべき未来が見えてくる内容になっています。


今後は私たちが特に共感し、重要だと感じる第2章、第3章について、詳しく紹介していきたいと思います。

ぜひ本書を手にnoteをご覧いただけたらうれしいです。


参考・引用:


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