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建設DX研究所 第4回定例部会を開催しました!

みなさん、こんにちは。
建設DX研究所事務局を務めております株式会社アンドパッド 髙橋です。
本年1月24日に、建設テック事業者を中心とした6社により任意団体化した「建設DX研究所」では、毎月1度、オフラインで定例部会を実施しています。
先日4月27日に、第4回となる定例部会を開催しましたので、その様子をダイジェストでお届けします。

第4回の定例部会のテーマは、「建設業における海外投資トレンド」です
日本企業の海外投資額の地域別トレンド、各国の法規制などについて、セーフィー株式会社営業本部 第2ビジネスユニット部長桜田忠弥さんに登壇いただきました。
 
セーフィーは、屋外環境向けに、電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」シリーズと、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket(セーフィー ポケット)」シリーズを提供しています。
 
高画質な映像の活用による現場と本部のリモートコミュニケーションを可能とし、建設業における「遠隔臨場」をはじめとした様々な現場で活用されています。
また今月には、新しいウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus(セーフィー ポケットツー プラス」の提供開始を発表し、各方面から注目を集めています。
 
同社では、今後のグローバル展開を視野にグローバル戦略部も設立しています。
今後「建設業における海外投資トレンド」をどうウォッチしているかについてお話頂きました。

建設業における海外投資トレンド

各国・地域の建設業界投資額

年間の建設業界投資額2021をみると、
アメリカ:16,264億ドル
日本:2,757億ドル
中国:12,427億ドル
アジア・太平洋:23,567億ドル
と建設業に関する投資の高さが伺えます。
推移をみても、中国が牽引しているものの、各国純増し続けているなか、高い経済成長を続けている東南アジア地域においても、建設市場への投資と建設Techの利活用も含めた盛り上がりをみせています。

日本のゼネコン各社の動向

日本のゼネコン各社がアジア各国での事業展開を図っています。各国の都市化を背景とするホテルやオフィスビル、流通施設、インフラ需要が堅調です。また実際の東南アジア地域の現場では、日本では見られない大型建設現場が至るところに存在します。
またデジタル経済の視点からも、アジア新興国は急速に発展中。スタートアップ投資額も急速に増加しています。

今後の日系建設テックの海外進出の行方

今後の日系建設テックの海外進出はより盛んになっていくと考えています。 
建設市場は、アジア・太平洋における膨大な建設投資額と堅固な成長可能性に支えられており、建設テックとしても、発達するデジタル経済の中で、まだまだ建設DXの流れはこれから進んでいくものです。アジア新興国においては、現在の人件費は日本その他の先進国と比してまだ低いものの、人件費は今後高騰していくと考えられることから、現場の生産性向上は今後ますます求められていくと考えられます。ここに日系建設テックがどこまでリーチできるか、というところです。
セーフィーとしては、世界での日系建設テックの魅力を高めるには、ポイントソリューションから抜け出すことが必須だと考えています。データ連携やAPI連携の機能を拡張し、より多くのツールと連動して使えることが重要であり、個社では解決できない課題を各建設テックと連携させて、建設業界を変革していきたいと思います。
今後は、各地域における法規制やルールの適合など、諸所の課題も想定されるなか、各建設テックとの連携で業界を変革できればと考えています。

建設DX研究所 事務局より
 今回、各社においてもグローバル展開するにあたり勉強になった部分も多く、建設DX研究所としても様々なステークホルダーの方々とより一層の交流・連携をしていきたいと思っております。ゆくゆくは現在の定例部会を細分化させ、特定テーマに関する部会や、海外展開に関する部会などより具体の議論ができる場にしていければとも考えています。
定例部会の投稿について、なかなか全ての内容をnoteで公開することが難しいのですが、こうした部会への参加を含め、建設DX研究所の活動にご興味をお持ちいただける方は、ぜひプレスリリースを改めて御覧いただき、お気軽にお問合せいただけると嬉しいです。