29歳、30歳、31歳の誕生日日記

頻繁にやろうと思っていたのに、まったくやっていなかったmixi日記からのサルベージ企画。久々に紐解いてみたら、29歳、30歳、31歳の誕生日近辺に書いた日記を発見したので、未来の自分のためにもnoteに掲載します。

健康面で40代の苦労を見抜いていたり、頭痛が高血圧の影響だとまだ気づいていなかったり、中身が青かったり(アラサーで青いも何もあったもんじゃないんですけど)、恥ずかしい部分ばかりなのですが、「今よりいい文章書いているんじゃないか?」とも感じますし、なんだかんだ言って昔の自分はある意味、ライバルだなあと実感した次第です。十数年前に書かれたものだとご理解の上、読んでみてください。


20代最後の秋(2007年10月1日)

自分で言うのもなんだけど、先月の20日にめでたく20代最後の歳に突入した。嗚呼、もうすぐ30歳。子供の頃は30歳なんて物凄く大人で、分別もあって、深慮もあって、それこそ美人の奥さんやカワイイ子供もいるだろうな、なんて思っていたのに、まさか仕事でもプライベートでも半人前のままとは思っていなかった。(自分の中でまだまだ半人前だと思いたいと考えているのだから、タチが悪い)

そんな精神的な部分や今置かれている現状よりも、まず先に年齢を感じるようになったのはなんと言っても肉体面。ここ数年で相当ガタが出てきている。

まずは3年前ぐらいから続いている後頭部の多汗症。少し熱くなると、後頭部から異常なほど汗が出る。朝起きると枕がグッショリ湿っているぐらい。うーん、これは果たしてどんな病気なんだろう? 以前病院の先生に相談しても分からないと言われたが、一種の自律神経失調症みたいなものなのかもしれない。

もう1つ、これは職業病かもしれないけれど、偏頭痛が結構ひどい。毎日パソコンを打つ仕事をしていているわけだし、場合によってはプロレス会場の片隅で地べたに座ってキーボードを何時間も叩いていることもある。疲れがたまってくると頭痛が悪化し、気持ち悪くなることも以前はあった。これも付き合っていくしかない仕方ない部分ではある。

さらに、肩、腰、首の痛み。これも慢性的だ。姿勢悪く、太りすぎという要因もあるけれど、マッサージをたまにするぐらいのその場しのぎを続けていると、今後ドントンきつくなってくるような気がしている。ましてや、僕の右ヒザは学生時代から悪く、強引に激しい運動を続けると、全力疾走できないぐらいの痛みまで感じることがあるのだから、この辺も心配だ。

そして、最近浮上しているのが高血圧。たまたま病院に行ったときに指摘されたのだけれど、祖母も高血圧が悪化して亡くなっていることもあり、気をつけなければいけない。

風邪を引いても治りが悪いし、胃や腸も昔より弱くなってきた。徹夜もきついし、睡眠不足もこれまたきつい。金銭的な部分やプライベート面で充実した30代をおくるためにも、もうちょっと自分の体に気をつかわなければいけない年齢になってきたと実感することが多い。たぶん、ここで「どうにかなるだろう」なんて考えてしまうと、後々取り返しの付かないことが起こりかねないだろう。

ほんの数年前まで自分の健康が心配になるなんて思ってもなかったけれど、それこそ今後は同年代で病気になる人も増えてくるはずだ。次の40歳という区切りを迎えた時、たぶん僕の周りには今以上に訃報が増えるのは避けようのない事実だろう。

プロ野球選手の引退のニュースを見た時、まーくんや佑ちゃんよりも引退するベテランの方が自分に年齢が近いと気づいて愕然としてしまった。いつのまにやら、いい歳になってしまった。いつまでもかけ出し記者気分ではいられないし、精神的にもうちょっと大人にならなければ行けない。

【そんな重たいことを考えつつも、今なにより僕が一番したいことは女の子カラオケに行ったり、映画に行ったりすることだったりする。随分とマヌケな話だけれど、あんまり仕事ばっかりしていないで、その辺も充実させたいなと思う10月初日の夜でした。※誰か救いの手を!!】


なんでも30代はモテるらしい(2008年9月29日)


お気づきの方も多いと思いますが、10日ほど前に誕生日を迎え、めでたく三十路に突入しました。「あ!お祝いメールするのを忘れてた!」なんて思ったそこのあなた、もう遅いですよ(笑)。当初は運良く誕生日に合コンをする予定があったものの(ちなみに30歳になっても合コン、紹介、愛の告白【女性に限る】等は随時受けつけております)、なんやかんやあって延期となり、結局は仕事で終わってしまいました。誕生日になった瞬間も、漫画喫茶で『20世紀少年』を読みふけってましたよ。

恥ずかしい話なんですが、かつて学生時代に文芸部に所属していた僕は、初めて書いた小説(もどき)で、30歳の自分を描いたことがあります。奥さんがいて…子供が2人いて…なんて姿を想像していたんですが、実現する気配すらない今日この頃(苦笑)。人生思い通りにいかないものですね。

20代を振り返ってみて、まあ、ホントに好きなことしかやってこなかったなと。プロレス見て、プロレス見て、プロレス見て、たまにボクシングや総合格闘技を見て、またプロレス見て……。どんだけ見れば気が済むんだってぐらいリング上の戦いを眺めてきました。

10年前の僕が何をしてたかと言えば、プロレス&格闘技会場でバイトする→溜めた金で地方に旅行へ→日中はパチンコ→夜はプロレス観戦→東京に帰ってきたら再びバイト、なんてことですからね。

今や、そのパチンコとプロレスが仕事に繋がっているんだから、結果的には全て無駄じゃなかったと言い張れる気がします。29歳にして某掲示板に「(僕の名前)、乙」という書き込みを発見した時は、「俺も出世したもんだなあ」と思いましたから。

1年前は手探りでプロレス雑誌の編集をしていて、なかなか自分なりの取材方法が見つからず、誰かの話を聞くのが怖い部分もありましたが、今やアイドルライターという側面まで持つようになり(苦笑)、取材をして人の話を聞くのが楽しくなってきました。まあ、29歳の1年間をかけて、今の仕事を今後も続けていこうという決意ができた…と言ったら大げさなような気もするけど、「なんとかなるかな」という気持ちにはなれた気がしますよ。

20代は好き勝手にやってきたので、30代は世のため人のためになるような仕事をしていきたいと思います。ひとまず30代1年目の目標でもここで発表してみましょう。

■映画を映画館で定期的に見る。

基本的に映画館に行く機会がほとんどないままここまで来ちゃったんですよ。この10年で10回も行ってないぐらいで。ただ、井筒監督をインタビューした時に「DVDなんかで見ても、意味がない」と言われたんですね。今後、ライターや編集者として生きていくためにも、もっと世の中のことに興味を持っていかないといけないと思うんで、映画というものをとっかかりにしてみようかなと考えています。

とにかく月に1回ぐらいのペースで映画館に行こうかなと。なので、「これが面白かった」なんて話があればドシドシご連絡をください。あんまり参考にはしないかもしれませんが(笑)。この日記にも感想なんかを書いていけたらいいなと思っております。


■ダイエット

これはもうずっと言い続けていることではあるんですが、いろいろと体もガタがきているということもあって、ちゃんと自分の肉体と向き合わないといけないなと思っております。今は運動しても嫌な汗しかかけないのが現状なんで、ボクシングやテニスを楽しめるぐらいの肉体に戻せればなと考えていますよ。事実上、フリーライターなんで体が資本。人間ドックにも行きたいです。


■旅行に行く

数年前は仕事とはいえ嫌ってほど地方に行っていましたが、この1年で一番の遠出は横浜レベル。さすがにどこか行きたくなってきたので、春ぐらいを目処にどこかを旅行しようかと思っています。現時点では京都or北海道にする予定。ただ単に行くんじゃなくて、目的を作れればなと。まあ、食べ物になる可能性が大ですが(笑)。


■なにかしらの長文作品を書く

仕事とは別に、なにかしらの文章、しかも長編を書き上げたいなと思っています。実は20歳前後から温めていたアイデアを凝縮させて、数年前から小説を書こうと試みているんですが、この1年で書いた量は原稿用紙10枚程度(苦笑)。最低でも100枚ぐらいは書きたいので、このペースだと仕上がるのに10年かかってしまいます…。なので、この1年は毎日時間を作って、ちょっとずつ書きためていって仕上げたいなと。

まあ、ただの自己満足として書いているだけなので、どこで発表するわけでもなく、こっそり何かしらの賞に送るぐらいにしか考えてませんが、万が一、いや、億が一(笑)、日の目を見るようなことがあれば、この場を借りてお伝えします。


他にも、もっと本を読むとか、日々の仕事で納得のいく文章を書くとか、自分が会いたい人を取材するとか、いろいろありますが、勢いとかその場凌ぎじゃなく、計画性を持って、少しずつでもいいから、ちゃんとした形にしていければいいなと。

「地道にコツコツ」を合い言葉に頑張っていきたいと思いますので、皆様、温かく見守ってください。たるんでいたら叱咤激励を、頑張ってたらお褒めの言葉をくださいね(笑)。


31歳の秋(2009年10月28日)

お気づきの方もいると思いますが……というか、マイミクにまったく同じ条件の方が多数いるので、「そんなの知ってるよ!」と突っ込まれそうですが、先月20日に31歳の誕生日を迎えました。

同じ誕生日の皆様、記念すべき日の日記を踏み逃げしてしまってすいません。なんか照れくさくて…(苦笑)。

しかし、ミクシィを始めて誕生日を迎えるのも3度目。過去の日記を振り返ってみると…。

(※上記した2つを紹介)

見事なほどの成長のしてなさ。自分でも驚きですね。去年の目標を1つも達成できていません。まさに「お粗末」の一言って感じです。29歳の時は妙に燃えていたんですけど、最近は本当に停滞気味ですね。

10代の頃は、自分自身がよく分かってないし、ましてや他人のことなんてもっと分からないから、対自分と対他人の両面で、精神的にせめぎ合っていたわけじゃないですか。悩んだり、壁にぶつかることも多かったけど、“良くも悪くも”真摯だったと思うんです。

ただ、これが20代になり、20代後半になり、30代にまで達すると、“良くも悪くも”小細工ができるようになってきます。自分自身の限界も見えてくるし、他人との関係も適当にやり過ごす術を身に付けてくるわけで。特に対自分という面で言うと、昔だったら決して認められなかった自分の駄目な部分も、「そういう弱さがあってもいい」「その方が人間らしい」なんて発想の転換もできるようになってきます。(もしかすると、こんな感覚があるのは僕だけかもしれませんが…)

たしかに、それは成長だと思うんですよ。生きることが楽にもなるし、そっちの方がよっぽどリアルな考えだし、変に意固地になるよりも、よっぽど素直ですよ。ただ、なんだか最近は自分の悪い部分を認め過ぎちゃってる感じがするんですよね。「そういう部分があるのも人間だ」なんていう風に。

人間味があるという意味ではたしかにそうなんですけど、自分自身でそこが欠点だと分かっているなら、変えていくべきじゃないですか、本来は。昔だったら、そんな自分が嫌で嫌で仕方なくて、眠れないぐらいだったはずなのに、今や開き直って、大イビキかいて寝てるという、そんな自分って凄く嫌いなんですよね。

プライベートでもそうだし、仕事でもそう。仮に他の人がまったく気付いてないとしても、自分としては凄くよく分かってるんですよね。自分の駄目なところ。

だから、そういう部分を見て見ぬふりするんじゃなくて、もうちょっと10代の頃のように真摯な気持ちで向き合っていきたいというのが、31歳の目標です。そんな風に考えると、とても新鮮な感じもするんですよね。学生時代、夏休みに部活の先輩が引退して、いきなり自分の責任が増してきて戸惑っている…そんな秋と同じような心境です。

まあ、とにかく自分の中で勝手にフォーマットになっているような現状を少しずつ変えていくしかないでしょう。とりあえず、仕事以上にプライベートを充実させていこうと思います。旅行に行ったり、本を読んだり、知り合いを増やしたり…。そういうのが重要なんでしょうね。

というわけで、今後、もしそんな戯れ言を現実にすることができるとしたら、マイミクの皆様の力があってこそになると思うので、今まで以上によろしくお願いします。なんかあったら誘ってください。

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