amazonファーマシー
2024年7月23日から、amazonファーマシーが日本でも開始されました。
オンライン診療を利用すれば、薬剤師さんの説明・指導もオンラインでなされるため、一度も家から出ること無く、amazonの流通のノウハウを利用して処方された薬が自宅まで届くという便利さで、とても注目されています。
ただ、利用する前提が電子処方箋の形で処方されるか、clinicsというオンライン診療のシステムを使用した診療かどちらかとなるため、現状では利用できる方はまだかなり限られそうです。というのは以下のリンクに出ていますが、全国で電子処方箋を運用している病院は149施設、診療所は3,276施設です。
電子処方箋のシステムは、オンラインで患者さんが使用されている薬をひとまとめにして管理できるため、いろんな病院で作用が重複したようなものが出ていないか、新しく処方する薬が本当に他の薬と一緒に使用して問題ないか、といったことが確実にチェックできます。医療者・患者さん双方にとって見通しが良くなる今後必要不可欠なシステムだと思いますが、まだまだ黎明期なのだなと改めて気づきました。
一方でamazonファーマシーに参画している薬局は以下のようになかなか強力です。
株式会社アインホールディングス
ウエルシアホールディングス株式会社
クオールホールディングス株式会社
株式会社新生堂薬局
中部薬品株式会社
株式会社トモズ
株式会社ファーマみらい
薬樹株式会社
株式会社ユニスマイル
どういった基準でこの一覧の薬局になったのか気になるところではありますが、全国見渡してもなんとかなってしまうラインナップに思えます。ここまでの規模になると逆に強力な電子処方箋の普及の後押しにもなりそうな気もします。
これらの薬局の薬剤師さんがオンラインで薬剤説明をして、薬の手配をして、amazonの流通に乗るという形です。
amazonの枠組みの中に保険医療の薬も入るとは、確実に世の中は変わっていっているんだなと感じずにはいられません。
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