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MTGと私その7 秘宝を乱用する子供達

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

オムニテル彦です。

前回の記事はこちらから。

https://note.com/kennyokbetc/n/n186a6515b176

胎動し始めた破壊神、オムニテル彦。何でも破壊しようとする様は生まれて間もない純粋無垢の破壊神その物でした。ですが贅沢構築故に勝率はそこそこ、神の怒りに必要な白ダブルコストがなく準備できないなんてザラでした。荒廃の天使もキッカーが支払えず止むを得ず自分の土地だけ破壊してターンエンドという自傷行為が頻発するくらいです。私のデッキの脅威は自身にまで及び、文字通り破壊の限りを尽くしていました。ですが間違いなく手応えのあるカードも存在したのです。それはロボトミーとはね返り。

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この2種のカードに可能性を見出した私は土地の破壊とクリーチャーの破壊をやめる方向の破壊神になる決意を固めます。

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今でも大好き、荒廃の天使。ロンギヌスの槍みたいので土地こわしてんのかな?

お気付きの方もいらっしゃると思いますが私はデッキをコロコロ変えるタイプの人間です。熱しやすく冷めやすいの権化です。ドラクエやFFはクリア前でやめます。ラスボスに楽勝で勝てる事が予想できる事と終わりが見えると途端に興味をなくします。今も続いてる物事はどれも終わりが見えないので続いているのかもしれません。

お話がそれました。結局、私は青黒コントロールを使う事にしました。ドラルヌのペットも無理なく入ります。私の様な三下は2色でデッキを組むのがベターなのです。お馴染みのメンバーであるドラルヌのペット&ドラコさんギミックを搭載したハンデス&ライブラリ破壊デッキを完成させます。最速で3ターン目に相手のデッキが半分になるギミックを搭載させた最強(私の中で)デッキでした。

3ターン目に島2枚と沼1枚さえあれば、暗黒の儀式→心の傷跡ブッパで相手にトラウマを与える事さえも可能です。この頃のデッキリストは何故か鮮明に覚えております。

暗黒の儀式4枚、強迫2枚、チェイナーの布告4枚、対抗呪文4枚、はね返り4枚、錯乱した隠遁者2枚、蝕み2枚、ドラルヌのペット4枚、排撃2枚、ロボトミー4枚、心の傷跡2枚、ドラコ2枚。合計36枚と土地が24枚の合計60枚です。分かりやすく偶数で纏まってるデッキなのと一番擦り続けたの私の一軍デッキでした。サイドボードとBO3という概念は追放領域にありました。田舎に住む私たちにはその様な概念はなかったのです。私は友人達をL.O戦略でやっつけまくります。快勝を続ける私に勝つ為に友人たちは対策を取る様になります。私のデッキはリスト通り、コントロールデッキです。素早く私のライフを削り切るか常にクリーチャーを展開するかが求められます。私側も捌くカードとそうでないカードをしっかり判断せねばなりません。今でしたらその判断はできるかも知れませんが青年テル彦にその様な判断が出来るはずもなく片っ端から打ち消してました。友達を減らすコントロールデッキを握りしめた私に対して友人たちはマッドネスとスレッショルド、フラッシュバックを多用したデッキで対抗してきます。赤緑のアグロやミッドレンジを好んで使用していた友人達は私のうざうざL.Oデッキに痺れを切らし同じカラーリングのデッキを手にしておりました。しかも私よりもずっと現代的でティアも上回っているデッキです。

みんな大好き、激動サイカトグです。

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神物、ぎゃざに載っていたリストのメイン完コピ60枚デッキに私のオリジナルL.Oデッキは敗北を喫する事になります。

またサイカトグ以外にも私を苦しめたカードがあります。それはオデッセイブロックの秘宝、ミラーリです。

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伝説のアーティファクト
あなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、あなたは(3)を支払ってもよい。そうした場合、その呪文をコピーする。あなたは、そのコピーの新たな対象を選んでもよい。

とんでもねぇ、秘宝だ。

私の友人達はミラーリを乱用しワームやゾウさんのトークンで戦場はごった返してました。

特殊な動物園かってくらいトークン祭りです。しかも、トークンカードもサイコロもないので消しゴムとかで代用してました。

ワームの咆哮をコピーされたり獣群の呼び声をコピーされたりと踏んだり蹴ったりな様相を見せます。自分が切削したライブラリーに泣かされたり泣かしたりしながら私たちは青春の日々を過ごしておりました。

純粋なコントロールである私にとってフラッシュバックは最大の敵となりました。何せフィニッシュするまでにかなり時間が掛かるリストを使用していたという事に加えて、乗り手が呪文を打たれたら打ち消す脳筋ゴリラです。そりゃ負けるわなっ!

サイカトグにはロボトミーで割と勝てる事にも気付きましたがフラッシュバック軍団には辛酸を舐めさせられまくってました。また田舎特有の身内ガンメタを張られどこを見てもフラッシュバック、ミラーリ、スレッショルドでした。色々なリストを試してはボコりボコられ、やいのやいの言いながらキャッキャっキャッキャっとしておりました。パリンクロンや巻き戻しをいれてみたり、ファイレクシアの盾持ちを入れてみたり、白タッチで神の怒りだけ採用したり、、、。それはそれは楽しい毎日でした。

ですが私のMTG生活、第一部はここで終了してしまう事になるのです。

部活、高校受験と控えた我々はMTGを止める事余儀なくされ、その存在すらも彼方へ忘れてしまいます。

ありがちなやつか!って!

事実、MTGを一緒にやっていた友人達と同じ高校にいき、毎日部活や遊びに精を出しておりましたが一度もMTGやるか!とはなりませんでした。あんなにハマっていたのに!不思議なものですね!

本日はこの辺で。

次回からはおじさんになってから辺に突入します。

それではまた。




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