2024/4/22(月)

自分の周りの人種、というと聞こえが悪いけど、人の種類としては、割と特殊な能力を持った一点突破な人が多い。これが前の職場だと、オールラウンドに仕事能力や人間性などが求められていたので、全く逆の状況だ。

約五年前、僕があるバーに行き始めたのがそもそもの始まりで、そこからそういった特殊な人たちが面白いと思い、三年前仕事を辞めた。そっちの方が楽しくなってしまったのだ。

でも、今考えると僕のいた会社は常識的な人が多く、人間関係も良好だった。ただ、そこを窮屈と思ってしまったのがそもそもの間違いで、特殊な人間だけが集まる場はトラブルが付き物だ。

そういった、ある種非常識な人間関係から脱するには元の人間関係に戻るのがいいんだろうが、理想としては元の会社に戻りたいというのはある。三年間、同じことを繰り返して来てもう嫌になった。正常な、一般的な社会に戻りたい、というのが本当のところだ。

ただ、その前には僕の世間一般では特殊な活動(作曲、ライヴ活動、執筆)を全うしなくてはならないという意識もあり、そのために会社を辞めたんだよ、という思いもある。

ただ、今の人間関係というのは相当キツいものがあり、なにしろ自分の話が周りに通じないところがある。元の職場に戻って常識的な話を同僚や上司や後輩にしたい、という欲求の方が今は強い。

イベントバーとライヴハウス、その二軸でこの三年間自分は生きて来たが、それはある意味甘えもあった。マイノリティとされる自分が伸び伸びと出来る場、ということで。実際、ここに三年も身を浸してると、心が疲弊して来て、特殊な場は疲れる、という感じになっている。早く普通の場に戻りたい。

そのためにも、今やっている音楽活動と執筆活動を頑張らなくては、という思いがある。やっぱり、本当の社会経験は必要だと思うし、それが欠落している人たちと接するのは最初の内は楽しかったが、今はこりごり、という感じがする。

でも、僕は今のところこの「人の間」で頑張らねばならない、という意識があり、こういった現場で経験値を上げて行くことが今考えていることだ。後一年、どんなに辛くても頑張ってそういう経験をして行くことが自分の課題。大体、芸術家の集まりというのは変な人たちが集まり毎日乱痴気パーティ、なわけだから、これに耐えて日常的な世界に最終的には帰ればいい、と思っている。

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