日本の常識が、世界の常識だと思っちゃいけない。

突然ですけれどもFLUってわかりますか?

英語で言うF・L・Uと書くんですけれども、Flu。
これ、インフルエンザの事なんですね。

英語のネイティブスピーカーは
風邪ひいたっていう時に
実はcoldっていう表現は使わなくてfulという表現を使うことが多いです。
だけど日本人の友人なんかがいると、
「えっ?、インフルエンザっ??」ていう驚き方をすることがあって
捉え方が違うんだなと感じます。

どちらかと言うとあの English Native speaker がそういう前提として、
インフルエンザって風邪の延長にあるものだよねという意味があって、
実際のところ、医学的にもそういうものではないでしょうか。

一方でね、首が凝ってるって人から、
「ヘルニアって言われたことがあって」って聞かされても、
「大変だね」って同情することはあっても、
さほど驚かないような気がします。

本当のところどうなのかわからないけれど、
医学的に見ればきっと、
“風邪”と“インフルエンザ”の差よりも、
“首凝り”と“(頸椎)ヘルニア”の方が大きいはず。

なのに、ヘルニアには驚かないで、インフルエンザには驚いちゃう。

インフルエンザにそれほど過剰な反応してしまう理由には、
感染・伝染することもあるでしょうし、
あとは、学生時代に、インフルエンザがクラスに何人も出てくると学級閉鎖になった
みたいな経験からくるものもあるでしょう。

さて、いま、新型コロナウィルス関連でいうと、
検査をしてもらえないことへの不安・不満があるでしょうね。
ただ、よく考えてみると、本音の部分では、
検査をしたうえで「陰性」と言われたいからじゃないでしょうか。
大丈夫だと思いたい。
安心感を得たい。
そういうことだと思います。

一方で、じゃあもしも「陽性」と診断されたらどうなるか。
考えたこと、ありますか。

重症だと、まず入院させられるでしょうね。
なのに、適切な治療が受けられるかどうかもわからないんですよ。
だって、まだ治療薬が開発されてないんだから。

さらに言えば、軽症だとどうなります?
感染症なので、隔離されます。
仕事には行けない、
家族からも離される。
もしかしたら、ホテルに缶詰め状態にされるかも知れない。
しかも、その費用負担がどうなるかも決まってないんですよ。
自費でホテルに何週間も泊まらされて、
費用、払えますか?

ただ闇雲に不安になるだけではなくて、
そういうこともきちんと考えてみたほうがいいでしょう。


さて、目を欧米に向けてみますと、
日々、死者の数が増えていますよね。

コロナでここまで騒ぎ始めるよりも前段階、
今年の1月頃に、
すでにアメリカではインフルエンザでの死者が1000人を超えてました。
そして、コロナがそれを越す勢いです。
そうした情報として聞くことによって、
やっぱりコロナも怖いんだって認識になりますよね。

ただね、根本的な理由として、
医療制度がまったく違うということ。
日本のように、国民健康保険での保障がされていないんです。

日本で、風邪かなと思って病院・医療機関に行きました、
インフルエンザと診断されて、治療薬が処方されて帰ってきました。
これで、ほとんどの人は数百円から、せんぜい千数百円でしょう。

これと同じことをアメリカですると、
千数百ドルです。
日本円にして十数万円ね。
そんなに簡単に払える金額ではないですよね。
だから、彼らは簡単には病院には行かない。

さっきの話で、いま日本で検査して陽性と判明し、
でも軽症だからホテルに2週間程度の隔離と言いましたが、
それくらいの金額が、普通に病院に行ってかかるわけ。
簡単に病院に行けないでしょう?

病院に行くときは、もっともっと重症化してからなんです。
だから、死者の数も増えるんです。

こういうことも、本当のところを知っておいていいんじゃないでしょうか。

日本の常識が、世界の常識だと思っちゃいけない。


さて、そのうえで、です。

やっぱり、感染症ですから、
人ごみは避けるに越したことはない。

政府の言ってるように、
密集・密閉・密接は避ける。

人が多く集まる密集は避ける。
密閉された空間には足を踏み入れないようにする。
密接に不特定多数と関わらないようにする。

こうした対策は、きちんとしておきましょう。

そのうえで、体調に不安があれば、
自宅でおとなしく寝ている。

過度に惑わされないために、
最低限の自衛も必要でしょう。

備蓄も含めてね。

情報は偏らずに得るようにしないと、
不安だけが募りますから、
注意したいですね。


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