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不安の一極集中からの打破

今日は、不安の一極集中ということについて。

いま、口を開けばコロナのことが話題になっていて、
仕事が大変な状況だとか、
子供が学校に行けなくて大変だとか、
行政の対応に不満だとか。

みんなコロナに関する不安に集中してますね。

できなくなって不都合に感じていることのすべてを、みんなと一緒になってコロナのせいにしていることで、ちょっと楽でいられるというのがあるんじゃないかと思います。

だけども、ちょっと一歩引いて考えていた時に、
コロナがここまでの騒ぎになる前の生活の中で、
不安や不満はなかったですか?

本当に不安なく毎日楽しく幸せに生きていた人って、
いったいどれぐらいいるんでしょうね。

きっと生きている限りにおいては、
不安や不満はあるはずだと思う。

その不安を全てコロナのせいにして、
押し付けているような風潮が見られるような気がするんです。


最近聞いてちょっとビックリしたんですけど、
コロナがきっかけで離婚までしちゃった人がいるそうですね。
「コロナ離婚」っていうんですか。

理由は、例えば、
子供の学校が休校から再開するようなタイミングで、
すぐ学校に行かせた方がいいのか、
やっぱりちょっとしばらく様子を見た方がいいのか。

そういうことがきっかけで口論になるとか。
そんなのもあるみたいですね。

でもね、コロナがたまたまそのタイミングでキーワードとして存在するだけであって、
根本的なところでの価値観、
例えば健康というものについてどれぐらい考えているかとか、
もしくは教育というものについてどれぐらい考えているのかというところで、
根本的な価値観の相違がきっとあるんでしょうよ。

たまたまコロナをきっかけに、
ケンカの種になってるということだと思うんですね。

まず一つには、ここで絶対やっちゃいけないことは、
周りとかご近所さんがどうだから、うちもこうしましょうみたいな話。
参考意見として聞く分には良いんだけれども、
それに振り回され過ぎてしまうのは、良くないです。

これは、家族よりも他人の意見の方が優先されることになるから。

きちんと根本的なところで話し合わないと。


自分の言動を省みずに、コロナのせいにしてしまう。

それが、不安の一極集中ね。


だから、離婚の根本原因は、
家族の中での意見を尊重し合わずに、
他人さんに振り回されてしまうから、ってことでしょ。

まずはね、いわゆる一次情報、事実というものに触れて、
そのうえでじゃあどうしていきましょうかということを
夫婦ですり合わせていくしかない。

健康というものを考えた時に、
コロナ発症で起こりうる症状はどういうことで、
周囲への影響がどういうものか想定できるか。
万が一感染するようなことがあったときにも、
影響はこの範囲だから、学校行かせましょうということだったりとか。
うちは3世代同居だからマズいよね、とか。

ご近所さんの
「大丈夫じゃない~」って声よりも、
もっと大事なことがあるはず。

もしくは、学校の勉強はこれ以上遅れるとまずい。
だから再開したらすぐ学校に行かせましょうということだったりとか。

緊急事態だって言ってるんだから、
まずはここは一旦家でおとなしくして、事態を見守ろうとか。

うちの子は自習できる子なんだと信頼しようよ、とか。

そういう本当に自分が思うところを、お互いに吐き出しあって
家族としての結論を出すようにすればいいんです。

そのために、時間ってあるんじゃないのかな。

せっかくある時間を活かしたいと思う。


さて、とはいうもののですね、
いま、お仕事がなくて本当に時間を持て余して、
途方に暮れてどうしたらいいかわからないっていう人もいらっしゃるでしょう。

それも、仕事がないことのすべてをコロナのせいにしてないですか。
厳しいことを言うようだけど。

ご商売をなさってたら、
コロナの前は、お客さんがずっと一日中途切れることがなかったのに、
急にゼロになったわけではないと思うんです。

もともとヒマやったところが、さらにヒマになったか、
結構忙しかったのが、ちょっとヒマになってきたとか。

もちろん業種にはよるけれども、
今ヒマやってところ、前からヒマやったってことない?

もちろん、減ってるのは事実なんでしょうけど。

でも、100からいきなり0になるとは考えにくい。

ゼロになったところって、
前々からせいぜい20くらいだったんじゃない?

それよりは、100から30に減ったところのほうが、
よっぽどキツイよ。

20⇒0、マイナス20、
100⇒30、マイナス70。

業種や地域によって異なるから一概には言えないということは、
もう一度、繰り返しておきますね。


そんな感じで、コロナによって炙り出されたというか、
現象として顕著に表れているってことじゃないでしょうかね。


コロナのせいだけにしていないでしょうか。

これが、不安の一極集中。


でね、もしも、いま、
本当に、お仕事がなくて暇を持て余しているとするなら、
チャンスなんです。

自分自身と、とことん向き合ってみるための時間なんですよ。


ヒマやって、嘆いている暇があるんだったら、
ちょっと、ちゃんと考えてみましょうよ。

自分と向き合うということではね、
できることならば紙と鉛筆だけ持って、
引きこもる。


携帯電話とか、ネット環境から切り離して、
パソコンも、本も持たずに、
紙と鉛筆だけで、
思うがまま、いろいろと考えて、書き出していく。

コロナが収束したら、まずなにをしよう。

そのために、いますぐにでも準備しておけること、
動けることって、なにかないだろうか。

すぐにできること、
なにかないですか?


そうやって、希望の未来を描くこと。


このタイミングでせっかく時間を与えてもらっているんだから。

でも、ここまで来てもやっぱり何をしていいか、
一人ぼっちで途方に暮れてしまってるんだよ。

そういう人は、誰かお話しできる相手を探してみましょうよ。

声をかけて、
デジタルツールを使って、
オンライン会議するとか。

できることなら、まずは一人で自分と向き合ってから、
誰かと話し合いをしてみるのが一番いいんじゃないかな。

これは、家族のことでも、お仕事のことでも、
基本的には同じことだろうと思います。


最後にですけど、
いま、ここで具体的な行動に移せる人と、
そうでない人。

この差は、コロナが収束した先で、必ず現れると思います。

希望の未来のために、
小さな一歩を考えてみましょうよ。


不安の一極集中から、打破してみましょう。

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