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黒江真由に対して抱いた率直な感情と原作改変に対しての考え

響け!ユーフォニアムを完結まで全て視聴した。視聴していく中で、創作物の中で最も嫌いな人物が誕生した。それが黒江真由だ。今サムネに採用しているが、顔を見るだけで気分が悪くなる。そこで、どうしてこのキャラクターに対してそれほどの嫌悪感を抱くのかを考えていく。このキャラクターは3年になってから強豪校から北宇治に転校してくる。そして、久美子に対して何度も「オーディション辞退しようか。」と言ってくる。これが嫌悪感の全てだと言っても過言ではない。これは自分が久美子より上手いと言っているようなものであり、久美子に対しての最大の侮辱だ。それなのにそのことに気付いていないように見える。罪悪感がない。ナチュラルに人の心がわからない。自分がない。怖い。ナチュラルにサイコパスで、人の心がわからなくて怖い。自分が他人の心を傷つけていることに気づかない。ソロに選ばれてからも何度も何度もソロ、辞退しようか。と言ってくる。また、原作では最後に久美子がソロに選ばれるらしいが、アニメだと黒江真由が選ばれるように改変されている。この点もわからない。なぜこの改変を行う必要があったのか。私は京都アニメーションの作品をほとんど全て視聴している。そのどれもが大好きな作品で、人生の糧になっている。しかし、今回の改変ばかりは肯定できない。なんというか、努力が報われないことがリアリティだと勘違いしている気がする。その偽物のリアリティを追い求めるあまり、作品の後半にかけて張り詰めた空気というより陰鬱さが強くなり、物語を見終わってもしこりが残ってしまう結果になった気がする。原作者の方もしっかり同意していて、小説とアニメは別物であるし、私自身泣いたと語っている。しかし、原作の小説をアニメ化する上で面白くするため、より良くするために改変することはあっても、全くの別物に乖離させる必要なかったように思う。勿論多種多様な意見があって、私の意見が正しいとは思うが、これが私の考えだ。


※この文章はアカウントを使い分けるために自分の他のアカウントで後悔したものをそのまま持ってきたもので、本人による再公開です。

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