あぁ、懐かしの…。

エヴァンゲリオンがついに3月8日に完結するらしい。

1995年10月4日。夕方の6時半。

アニメ雑誌なんかで前評判の高いロボットアニメは鳴り物入りで始まった。

当時、高校生だった自分は謎展開やタイトルに隠された謎なんかを友達と調べたりして毎週盛り上がってた。

あの頃はまだインターネットなんて無く、雑誌なんかで謎考察がされてたり、自分で調べたりしてとにかく謎を解き明かそうと熱心になっていた。

そして、最終話のおめでとうエンド。

今までやってきたことを全て否定されたかのような絶望感。
宙ぶらりんになった謎展開。

そして、度重なる劇場版公開。
アスカの「気持ち悪い…。」にさらなる虚無感を感じ、社会人になったある日。

新劇場版の公開発表に歓喜した。2007年。

2021年。

テレビ版公開から26年だって。

そりゃあ高校生も社会人、中年になるわけだ。

中には子供を授かった人たちもたくさん居たわけだ。

ツイッターで見かけたコメントに、「当時は、携帯電話だったんだなぁ」という一言を見かけた。

それを見て、自分の中ではシンジくんのS-DATを思い出した。

シン・エヴァンゲリオンでも、恐らくはキーアイテムになるんだろう。

当時、DATに憧れを持った。

あの頃、ラジオディレクターは首からサウンドプロデューサー(ちょっと高いストップウォッチ)とDATが仕事道具だった。

どっちも高価で手に入らなかった。

ラジオディレクターに憧れて専門学校に入り、手に入れたのはサウンドプロデューサー。

専門学校の先生から、札幌の北口にある瑞宝社(今は無いみたい。2018年に閉店したって。)に売ってるよって言われて、買いに行った。

手に入れたときうれしかったけど、専門学校の教室に置き忘れてパクられたのは良い思い出。(笑)

先生によっては、あんなものに頼らずに時間計算出来るようにならないとダメだよって言われたり、タイムキーパー用のはもっと高い、精密なストップウォッチが必要だからあんなの要らないよって言われて、以降買い直したことはない。

結局、DATは手に入らず、せめてと思い、MDに手を出すわけだ。

そのMDも自分で色々編集できるようにとMDステーションが欲しくなったり。

結局はどちらも買わなかったけど。


今でも家の片隅にあるオープンリールのテープ。

専門学校時代の思い出の品。

平成11年11月かぁ。

ニュース番組「AIR-INお昼のニュース」。

ラジオディレクターになりたくてがむしゃらに勉強してた頃。

NBSって専門学校で、あの頃は珍しいラジオを学べる専門学校だったんだよね。(他の学校はテレビと一緒だった)

ヨドバシカメラのそばにあった分校。

今は予備校?が入ってるみたい。

1年生の頃はここにしょっちゅう通ってた。

本校は西18丁目にあった。

今は高校のサテライトキャンパスに。

専門学校は自分たちの世代の数年後にはコースが無くなり、学校自体も無くなってしまったみたい。

今から20年も前。

無駄に尖ってたなぁと思う。

ラジオ業界を学ぶのに英会話の授業なんていらねえって授業をサボり、何故か中央区から自転車で小樽の銭函まで行ってみたり、ラジオ局でアシスタントやってれば学校行かなくても良いかなってサボったり。

結果、危うく卒業出来ない可能性もあったけど、無事卒業。

そこから、数ヶ月テレビ局の中にある制作会社でアルバイトして、でもうまく行かなくて精神的にやっていけなくて逃げ出すように退社。

考えたら、シンジくんよりも弱い奴だったなぁと思う。

以降、測量のアルバイトをしたり、地元に戻ってウェブサイト制作したり、IT講習講師をしたり、福祉の仕事をしたり。

紆余曲折があり、色々な経験をして今に至る。

すんごい回り道をしたから、色々な経験をして、今の仕事に就けたんだなぁと思うこともあるし、時間がかかったなあと思う。

エヴァンゲリオンも完結まで26年かかったわけだ。

この作品は、自分の人生と共に歩んできたと言っても過言じゃないかな。

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