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【腹部の手術の見えない後遺症】

こんにちは!
生活習慣を矯正する柔道整復師の小森崚司です。

今日は「お腹の手術をしたことがある人に起こる身体の変化」についてお話していきます。
これは完全に僕の経験則なので、文献よりは再現性が低いですが、今まで見てきた方全員に、ある身体の変化が起きておりました。
※あまりお腹を傷つけない腹腔鏡手術は影響が少なかったです。

●結論
一度、お腹の筋肉を切ることによって”お腹に力を入れる”という感覚が鈍くなり、体幹の弱さがものすごく出ます。
お腹のどこを切ったかにもよりますが、通常よりお腹に力が入りにくく、腰痛や肩こり、膝の痛みが出やすくなったり、足が上がらずつまづいてしまうこともあります。

これに対しては、体幹の筋力をつけることで身体は少しずつ安定していきますので、体幹トレーニングはリハビリとしてもオススメです。

詳細は下記を参照にしてください。

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■筋肉の感覚が鈍くなる
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これは、お腹の手術以外でも言えることなのですが、
一度筋肉にメスを入れると、筋肉の繊維だけじゃなく、筋肉の中にある「筋肉を動かす神経」や「筋肉の伸び感を感知するセンサー」の働きが弱くなります。(完全に推測です)
そうすることで、手術で切られた筋肉に力を入れるということが困難になります。

全身の筋肉は、お互いに”綱引き”をしながら、無意識のうちに身体のバランスを保つように働いています。

筋肉にメスを入れるということは、この全身のバランスを崩すということになるので、使いにくくなった筋肉を鍛えるトレーニングをすることをお勧めします。

トレーニングをする場合は、いきなり弱い筋肉を使い始めるというよりは、手術をした周りの筋肉から使い始めて、手術をした筋肉の感度を上げていきます。

そこから少しずつ、苦手な動きに挑戦していきながら、使いにくくなった筋肉を鍛えていきましょう。


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■下腹部にメスを入れた場合の身体状況
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手術の場所にもよりますが、僕がよく耳にする、「帝王切開」や「子宮の摘出手術」で起こる身体の変化について少しお話ししていきます。

下腹部の筋肉にメスを入れると、骨盤がお辞儀をするような状態が起こり、腰が反ってきます。

このような状態が起きると「ぽっこりお腹」や「腰痛」等が出やすくなりますので、腰が反らないような身体を丸めるトレーニングをしていきます。

例を上げると
・アンクルタップ(両膝を立てて仰向けになり、頭を起こして足首の外側をタップする運動)
・レッグレイズ(仰向けになり、膝を立てて、膝を顔に近づけていく運動)
・MBツイスト(メディシンボールを使った身体をひねる運動)
・パーシャルバイシクル(床に座って後ろに手をつき、足を畳んだ状態から膝を顔に近づける運動)
あとは説明が難しい
・デッドバグ
・プロットクランチホールド
(急に説明が雑ですみません)

このようなトレーニングで身体を丸める動きは獲得できます。
上記のトレーニングと並行して、背筋や股関節周りの筋肉をトレーニングするとより効果が上がります。


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Darko DjurinによるPixabayからの画像

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