見出し画像

「職場の活性化」を試みよう(実践④)

職場の活性化のポイントは「経営理念の共有」「モチベーション」「コミュニケーション」の3つである。上司は部下と定期的な面談を行い、部下が「報連相」しやすい良好な関係を構築しよう。(仕事が忙しいからと言って、面談を先送りしているあなた!気が付けば、面談は賞与査定や昇給昇格時のタイミングで年1~2回となっていないだろうか?)また、ただ単に時間を取るということだけではなく、面談において留意すべきは「心理的安全性の確保」であり、自分が気づいたことや感じていることを率直に発言しても、「拒絶されたり」「罰せられたり」する心配を与えてはいけない。

職場の環境整備も整えよう

個人的にはベストセラーである、フランクリンコビーさんの「7つの習慣」が好きだ。健康経営の施策として職場環境を整備するときは、健康の保持・増進と生産性を向上する「7つの行動」を促すことだろう。

経済産業省が全国のビジネスパーソン約2万人を対象にした調査の結果、職場における健康・増進する行動は7つに大別できるとのこと。各行動は特定の健康課題と関連があることが分かっているようだ。

①快適性を感じる

②コミュニケーションする

③休憩・気分転換する

④体を動かす・・・打ち合わせを立ってするような会議室の整備や自然と歩数が増えるようなプリンターとデスクとの導線を考えるなど。

⑤適切な食行動をとる

⑥清潔にする

⑦健康意識を高める・・・休憩場所に測定機器などを置く

オフィス以外、例えばテレワークにおける環境整備は?

IT環境整備は重要だ。運動不足も在宅勤務に伴う問題の一つ。最も留意すべきはメンタルヘルスだ。テレワークにおける人事管理について管理職任せにしていると、放置やマイクロマネジメントに陥る恐れもあるので、適切な管理職研修が必要になる。

関連法規について

「事務所衛生基準管理」にて、気積を10立方メートル/人以上とすることや、精密な作業を行う場合は、照明の照度を300ルクス以上とすることなど、環境管理(気積、換気、温度、照度など)清潔、休養、救急用具について基準が定められている。

VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、VDT作業による心身の負担を軽減するためにガイドラインが定められている。ディスプレイは画面の上端が目の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることや、一連続作業時間は1時間を超えないようにするなど、作業環境の管理(照明、グレア、騒音など)や作業管理(作業時間、機器など)についてガイドラインが定めれている。

職場における転送災害防止

全国では13万人以上が休業4日以上の死傷災害に被災しており、内800人を超える方が死亡している。(令和二年 労働災害発生状況より)近年では、小売業、飲食店、社会福祉施設など第三次産業における労災が増えている。東京都内では約6割が第三次産業で発生している。特に「転倒災害」25%以上を占め、増えている。転倒災害を年齢別に見ると、50歳以上が占める割合が半数を超えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?