新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
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新型コロナウイルス感染症の影響による新たな健康課題への取組事例

 新型コロナウイルス感染症の影響により、テレワーク等の平常時とは異なる働き方を行う企業が増えている中、健康経営に取り組んでいる企業においては、これまでと異なる健康課題に対する取組が始まっています。
 こうした企業の具体的な取組事例を発信することで、新たな健康課題に直面している企業の健康増進活動に役立ててもらうとともに、感染症予防対策だけではない健康経営のあり方を提案します。

■ヤフー株式会社

【ヤフー株式会社】logo_余白あり

ヤフーでは、国や県の緊急事態宣言および外出自粛要請に伴い、「在宅勤務指示」を実施。経営層から社員とご家族の健康を第一優先とし、テレワークの際は一定時間(目安として60分)ごとにストレッチや運動を行うなど、適度に体を動かし休憩を取るよう啓発。緊急事態宣言の対象地域で、一定数の出社が必要な拠点に対して、外出での感染リスク軽減を目的とした会社負担によるランチ提供を実施。(5/31終了予定)
なお、社内レストランのある本社(紀尾井町オフィス)では飲食スペースの座席数を減らし、他者と距離を置く座席配置を実施しています。画像2

■株式会社ワコール

【株式会社ワコール】ロゴ

ワコールでは、WACOAL GENKI TAISO(略して‘ワコタイ‘)という体操を、社内イントラネットで公開し、在宅勤務時に取り組みやすいように、パートごとの動きの紹介をしています。
ワコタイはもともと在宅勤務時のために作ったものではなく、社員が自身の体の状態を知って健康維持・向上に取り組めるようにと、社内プロジェクトを立ち上げて作った体操です。専門家の監修を受けながら,「足の筋力」「脳への刺激」「関節の可動性」「呼吸」の4つのポイントを大事にして作られ、通常は始業時や昼食後などに実施していました。
現在は新型コロナウイルスの感染リスクを下げるために在宅勤務を推進していますが、運動不足解消やリフレッシュのために、自ら行えるヘルスケアとして、社員にワコタイをすきま時間に取り入れることを提案しています。
日本だけでなく、コロナの影響で工場や販売の休業があったベトナムでも、従業員を対象にGENKI TAISOコンテストを実施、総勢890名の動画応募があるなど、ワコタイへの取り組みが広がっています。
また、社員だけでなく、テレワーク中の方や、家の中で過ごす方の健康維持・向上に役立ててほしいという思いから、一般公開もしております。

■オムロン株式会社・オムロン エキスパートリンク株式会社

【オムロン株式会社】ロゴ

取り組み①
目的:テレワークや外出自粛による健康状態の悪化、集中力の低下を防ぐ。
対象:テレワークを行っている従業員、および出勤が必要な従業員
内容:テレワークや外出自粛による健康状態の悪化、集中力の低下を防ぐために、以下施策を実施しています。
1. 相談窓口の強化
・社内の医療職やカウンセラーによる健康相談窓口を設置(電話、Webのビデオ通話を活用)
・導入済みの外部サービス「チャット型医療・健康相談」の再周知による利用促進
・事業所ごとに、働き方や就労環境についての相談窓口を設置(電話、Webのビデオ通話を活用)
2. お役立ち情報の掲載
・事業所ごとに、社内のポータルサイトへテレワークや感染症に関するテーマの教育啓発資料の掲載(例:在宅勤務の心得、VDT作業・作業環境管理、生活習慣、運動、メンタルヘルス、感染予防に向けた手洗い・咳エチケット、体調不良時の対処行動など)
取り組み②
目的:感染対策の徹底を図る。
対象:出勤が必要な従業員
内容:出勤した従業員の感染対策徹底のため、事業所ごとに以下施策を実施しています。
・出勤した社員へのマスクの配布
・来客者へのマスク配布
・食堂やカフェテリアのレイアウト変更(椅子の間引き)
・消毒用アルコール設置と消毒の徹底(就労後の机上など)
取り組み③
目的:平常時と異なる環境のなか、心身の健康維持に注意を向けてもらい、取り組んでいる従業員を支援する。
対象:テレワークを行っている従業員、および出勤が必要な従業員
内容:従業員の健康維持のために、会社と健康保険組合のコラボ事業として従来から実施する「健康ポイントプログラム」に、自粛やテレワーク生活環境下での健康促進に向けた「健保版おうちチャレンジ」キャンペーンを4月22日から追加しました。
<健保版おうちチャレンジの詳細>
・キャンペーン期間:4月22日~(終了日は未定)
・健康ポイントプログラムの行動メニューに自粛やテレワーク生活環境下で取り組める健康に繋がる15項目を追加
・追加した15項目の行動メニューを実践した場合、キャンペーン期間中は健康ポイントが通常の5倍貯まる(最大8項目まで選択可能)
<健康ポイントプログラムについて>
健康ポイントプログラムは、健康に繋がる行動メニュー「生活習慣チャレンジ」から取り組む行動を自身で選び、日々実行することができればポイントを獲得でき、ポイントはさまざまな商品に交換することができます。

■コニカミノルタ株式会社

【コニカミノルタ株式会社】ロゴ画像

コニカミノルタでは、外出自粛や在宅リモートワーク、時差出勤など、通常とは異なる就業環境や働き方が長期間続く中、心身への影響を受けている従業員が増えており、会社や健保として彼らに寄り沿ったサポートを行うことが必要な状況となっていることを背景に、協力業者(専門家を含む)や産業医・保健師の協力を得て、幅広い健康情報やプログラムを準備し、定期的に配信することにより生活習慣の改善や不安・ストレスの解消を図るとともに、厳しい環境下での生産性やパフォーマンスの維持・向上につなげていくべく様々な取り組みを行っています。

取り組み① 快適なリモートおよびワークのための情報配信
※(株)バックテックと協業

海外駐在者を含む全従業員を対象に、主にプレゼンティーイズム要因に関わる改善情報を7種準備し、メール配信と健保ホームページに掲載。併せて、ICTを活用した肩こり・腰痛改善プログラムを提供。

取り組み② 運動不足改善および免疫力アップのための情報配信 ※RIZAP(株)と協業
海外駐在者を含む全従業員を対象に、主に自宅でもできるトレーニング&ストレッチ情報を24種準備しメールでの定期配信に加えて社内イントラネットに掲載。画像1
取り組み③ 自宅および職場で出来る簡単ストレッチ情報配信
※(株)AW Stageと協業
首都圏で働く従業員に対して、リモートおよびデスクワーク中のストレス緩和と運動の不足解消におすすめのエクササイズを準備し、メールにて配信。
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取り組み④ 生活習慣の乱れやストレス解消のための情報配信
※常勤産業医・専門職より配信
特定の事業所に所属する従業員に対して、生活(生体)リズムを整えるためのコラムを準備し、メールにて定期配信。

取り組み⑤ 新入社員へのサポートおよびe-learning配信 
※コードブック(株)と協業
2020年度の新入社員を対象に、自宅でのオンライン研修が続いて強張りがちなカラダを自分自身でリセットし、研修期間中のパフォーマンスを高めるためのストレッチ動画を配信。
更に、社会人生活をスタートするに当たって、慣れない生活環境と生活リズムの変化によって、心身の疲労が蓄積されやすい状況が続くと想定されることから、研修終了後の6ヵ月間、動画プラットフォームを使ったワークアウトプログラムを配信。

■花王株式会社

【花王株式会社】ロゴ

取り組み①
目的:感染症予防・啓発
対象:従業員とその家族
内容:体調不良者は休暇を取るものとし、上長から人事へ報告し、社内の体調不良者状況を把握しています。安否確認システムを用いた体調確認を週1で実施し、体調不良者があれば、人事または看護職から状況のフォローを行っています。イントラ内に新型コロナ感染症対策コーナーを設け、新型コロナ感染症にまつわる情報を一元化しています。体調不良時の受診の目安や自分で出来る感染症対策などの情報を随時配信しています。
また、自分で出来る感染症対策チェックリストを配信し社員と家族が家庭でも予防対策を行える情報を配信しています。その他、自作マスクの啓発のためイントラや自社Facebookでも情報を配信しています。
取り組み②
目的:健康維持・増進
対象:従業員とその家族
内容:ヘルスケアサービスを提供する花王㈱GENKIプロジェクトと共に以下の活動に取り組んでいます。
在宅勤務時に社内イントラネットを活用し、健康上の留意点の配信や在宅勤務における意識・生活の変化をアンケート調査し、そのデータに基づく健康情報提供をしました。
健康上の留意点としては免疫力を高める栄養情報の配信や、内臓脂肪をためにくい食事メニューである“スマート和食”のレシピを掲載するなどしています。運動不足解消のため、歩行計“ホコタッチ”を社員に活用してもらうとともに、ヘルシア体操やカネボウ陸上競技部高岡監督のストレッチ動画を配信し、自粛生活での運動不足解消に役立てています。
意識・生活変化のアンケート調査は約2600人から回答を得、間食が増え、運動不足を感じたり、目の疲れ、肩こり、腰痛などの悩みを抱えている社員が増えていることが分かりました。また、一人暮らしで誰とも話をしないことで孤独感を感じる社員がいる一方、家族で共に過ごす時間が増え、夕食が早くなったり、睡眠時間が長くなるなどのメリットもあることも分かりました。これらの結果はOA(Open Answer)を含めてイントラネットで報告し社員と共有しています。
またこれらの結果を受け、内臓脂肪のレベルがスマホを用い自分でチェックできる独自のモニタリングアプリの紹介、目の疲れにはアイマスク、お風呂での疲労回復などおうち時間を快適に過ごすコツなどの情報を社内イントラネットで配信しています。
また、健診前の減量希望者には、健診前キャンペーン動画を配信し、健診前の生活習慣改善に取り組んでいます。
今後は、昼食時に“スマート和食”弁当を提供したり、社員向け健康管理アプリ“GENKI-WEB”を活用した健康維持増進キャンペーンを実施していく予定です。
取り組み③
目的:メンタルヘルスケア
対象:従業員とその家族
内容:リモートワーク、また慣れない環境下での仕事を行っている社員が多いことから、看護職によるケアメール、社内カウンセラーの相談窓口の周知、こころの通信のイントラ配信など実施しています。また5月にはセルフストレスチェックを推奨し、ストレスが溜まっている方には相談窓口を紹介しています。今後オンラインでのメンタルヘルスケア研修を全国で実施していく予定です。
取り組み④
目的:産業看護職・人事スタッフによる健康維持増進活動
対象:産業看護職・人事スタッフ
内容:産業看護職・人事スタッフへの情報共有、意見収集のため臨時保健スタッフ会議等をオンラインで開催し、現在の環境下における施策を共有するとともに、現場でのグッドプラクティスを共有し、横展開できるよう意見交換の場を設けています。

■本件のお問い合わせ先
健康経営会議 実行委員会 事務局(株式会社ルネサンス内)
樋口、関野、西川 kenko-info@s-renaissance.co.jp


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健康経営会議実行委員会は、健康経営を推進する国や自治体、健康経営に取り組む法人、健康経営を支援する法人、そして有識者が、ともに健康経営についての考え方や取り組みを共有する場を設け、国が進める「健康寿命の延伸」に貢献し、日本の経済力を強化する一端を担います。
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