漢方の健康堂薬局

1980年に薬局を伊豆の国市で創業。脊柱管狭窄症や坐骨神経痛など、痛み・しびれの漢方を…

漢方の健康堂薬局

1980年に薬局を伊豆の国市で創業。脊柱管狭窄症や坐骨神経痛など、痛み・しびれの漢方を中心に研究を重ねて40余年。2000年、毎日新聞「アミューズ」に、「漢方薬に詳しい薬局」として取り上げられる。 ホームページ:https://www.kenkodo-igaku.jp/

最近の記事

花粉症と漢方薬について

漢方薬の基本的な概念に「寒熱」という考え方があります。つまり、身体が(平常な状態に比べて)冷えてしまっている状況の時は温める働きのある生薬で構成されている漢方薬を服用する。 逆に身体が熱せられしまっている状況の時は冷やす働きのある生薬で構成されている漢方薬を服用する、というものです。 花粉症の場合も、その症状により、「寒」「熱」のどちらなのかを判断し、漢方薬を使い分けます。 1. (平常な状態に比べて)身体が冷えてしまった状態の花粉症 (1)症状 くしゃみが良く出る・水

    • アトピー性皮膚炎と漢方について

      漢方薬剤師のよもやま話 薬剤師の長澤です。今回はアトピー性皮膚炎と漢方治療について触れていきたいと思います。 (1)急性段階 A.ジュクジュクタイプ(湿熱シツネツ) 顔面や頭皮の湿った病変、肘や膝関節部の丘疹(ぶつぶつ)が出来る、胃もたれしやすい 吐き気・嘔吐・軟便下痢を伴う 場合があるなどの特徴があります。 推奨漢方:菌蔯蒿湯(いんちんこうとう) B.赤みが強いタイプ(血熱風熱ケツネツフウネツ) Aに比べ、皮膚の発赤が著しい場合です。口渇や不眠を合併することもありま

      • 漢方薬によるダイエットについて

        漢方薬剤師のよもやま話 薬剤師の長澤です。今回は漢方薬によるダイエットについて触れていきたいと思います。 ◎ダイエットの原理は、・・・・ 1.消費カロリーを増やす 2.摂取カロリーを減らす 消費カロリーを増やすには、運動をして筋肉を付けることが一番です。しかし、「運動をする時間がない」という方や、「毎日コツコツ」は苦手という方にお奨めするのが漢方薬です。ダイエットの手助けをしてくれる漢方薬には、消費カロリーを増やしてくれる働きがあります。 ◎漢方薬によるダイエット(漢方

      花粉症と漢方薬について