教育から共育へ、そして気付きから築きへ

医療界を変える男 神 應知 道 (新町クリニック健康管理センター)

みなさん、こんにちは。「医療界を変える男 神應」です。いつもこの原稿をお読みいただき本当にありがとうございます。

『出会い+深い縁=邂逅』、病気を減らし、元気を増やす医療者を「トータリスト」と定義し、私のみならず、クリニック全体がチームとなってお客さんの病気減らしと元気増やしができるような「チームトータリスト」を目指し、

① チーム「トータリスト」としてのサービスの拡大

② チーム「トータリスト」としての職員の意識変化

③ 新町クリニックからの情報発信を通じて、新町ブランドの確立

④ 職員の家族、地域の企業、地域の住民とのつながりを通じて後生の育成

⑤ 青梅市に住んでいると健康になれるという街づくりの実現

の5つをやっている日々の活動から読者の皆様に何か得てもらえたらという想いで掲載していただいています。

第28回健康学習学会の興奮冷めやらぬ「トータリスト」神應です。

学会に参加した読者のみなさんお楽しみ様でした~。

「せーの、いいね!」

この原稿を書いているときは、7月下旬ですが、すでに学会の大成功は決まっていると予祝しながら、私が運営したセッションの裏側をシェアしたいと思います。

まずはタイトル。

「教育から共育へ、そして気付きから築きへ」

セッションのタイトルを決めないといけない日の夜にコーディネーターの中川さんとフェイスブック電話をやる予定にしていました。

電話の前に子供たちと一緒にお風呂に入ろうとしているときに天からこの言葉が降ってきました。

「面白い!」

感覚的に「きたっー!」って感じでした。

健康学習は、健康教育ではなく健康学習。

一方向の教えるではなく、双方向で「教える」し「教わる」。

ともに育てあっている感じが「共育」には組み込まれました。

そして、健康学習はやればやるほど、「なるほど」、「確かに」とは思うけど、自分にはできなかったり、伝えてるけど伝わらないという話はよく聞く話。

それに加え、私がここ2年間以上毎朝投稿しているブログ(https://tk119.home.blog/)で「気付き」とキーをタッチすると「築き」になってしまうということがありました(たんにKIDUKIではなくKIZUKIとキーを入力していただけですが…)。

何か意味があるんだろうなと感じていたところでこのキーワードが浮かび、「そうだ。みんな気づけているけど、築くのが大変なんだ。」

答えはわからないけど、みんなで考えていってみるのもいいかもなと感じました。

フェイスブック電話でこのことを話し、タイトルをこれで行ってみようということになりました。

その後、セッションを運営する5人のコミュニケーションツールとしてフェイスブック内に5人の秘密のグループページを作り、コミュニケーションできる場を作りました。

メンバーの半分以上の人はSNSを使う習慣もありませんでしたが、なんだかんだ言いながらそのツールを使い連絡を取ることになりました。

そして2019年4月には今回のテーマにとってふさわしい課題図書『LIFE DESIGN(ライフデザイン)スタンフォード式 最高の人生設計』という本と出会いました。グループのメンバーには、課題図書として、この本を読みましょうということにさせていただきました。

どうして私が課題図書としたかというと、この本は、自分との対話をして自分の心で感じていること、想っていることに気づける仕組みがあるからでした。

夢中になりすぎて一人で三冊も購入する方も出現したくらいの名著でした。

そんな中7月の上旬に私が第38回健康学習研修会の講師として自治医大に行く日がありました。宿泊は宇都宮駅。宇都宮に向かう新幹線でふと、同じセッションの中川さんと中村さんって宇都宮だったなと気付き、夜会うことができないか連絡したところお二人とも時間を調整してくださいました。フェイスブックのメッセンジャー機能でしっかり連絡ができました。

宇都宮の駅前の餃子屋さんで「気付き」と「築き」に関する私の体験談をシェアしながらその日は解散。

この時に何となく感じたことは、お二人は間違いなく私のことを承認してくださっているなという感覚です。

このベースの信頼感というか繋がりのようなものが今回のセッションの成功には欠かせなかったんだと感じます。

その週末に第28回健康学習学会の準備委員会が行われました。私は、午後からの参加となりました。午後から行ってみると4人から「いやー午前中めっちゃ楽しかったです~!」と満面の笑みで報告してくれて、私の役割も決まっていました。

もちろん私のセリフは、「はい、喜んで!」ということで、なんとなくのシナリオが見え始めていました。

 そして、この原稿を書きながら課題図書を見直してみると、

『導入➡現在地を知る➡熱中できる道を探す➡プロトタイプを作る➡幸せを選び取る➡チームを作る』

という課題図書通りの展開になっていました。

実際に準備としてどんなことをしてきたかを共有しますね。

7月の準備委員会後、私が毎日「気付き」を「築く」にするために取り組んでいる習慣のマイルールのとっておきの15個をメンバーと次のような形で共有しました。

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毎日自分の笑顔の自撮りと一緒に、何項目できたか、どんな気付きがあったかをフェイスブックの秘密のページに投稿するワークを1か月以上やってみることにしました。

そして、学会までの1か月ちょっとでどんな変化が自分に起きたのかを学会当日にみんなで共有しようということにしました。

さらにbefore-afterで何か客観的なものということで、下記のサイトから

http://lab.sdm.keio.ac.jp/maenolab/questionnaire.html

幸福の形チェックというものを行ってみました。(次頁参照)

この幸福の形チェックの点数が、仲間の力を使って日々のルーチンを変える築きでどう変わるかを実験してみました。

そして今の予定では、5人のセッション運営メンバーだけのこのチームを学会のセッション参加者のみなさん、健康学習学会雑誌の読者の方で希望する方は、神應まで直接メール(tk119@shinmachi-cl.com)をいただければ厳正な審査の結果(笑)?、秘密のページに招待させていただこうと思っております。

日々の「気付き」が「築き」に変わる習慣を皆さんも一緒に追及してみませんか?

みなさんとの日々の邂逅。楽しみにしております。

では、みなさん、ごきげんよう!

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