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イスラム教モスクの東京ジャーミイ見学会に初参加

東京・代々木上原にあるオスマン様式のモスク「東京ジャーミイ」で、毎週土日に見学会が行われています。団体は、別途受付あり。トルコ文化センターも併設されています。

1.早めに代々木上原駅に到着、古賀政男博物館へ

代々木上原には昼食時につきました。駅近くの中華レストラン日々ので麻婆豆腐定食などを頂き、東京ジャーミイと同じく井の頭通りに面している古賀政男音楽博物館を14時過ぎまで見学、550円(税込)でした。

左はJASRAC、正面1F古賀政男音楽博物館受付、B1けやきホールと右手に同博物館

今日は参加者約100人で想像した倍以上が参加していますから、イスラム教への興味が高まっているのでしょうか。見学時間は、14:30〜概ね1時間半から2時間といったところのようです。

2.予想以上の東京ジャーミイ見学者数

今日は参加者約100人でが参加していますから、想像以上にイスラム文化やイスラム教、あるいはトルコへの興味が高まっているのでしょうか。見学時間は、14:30〜概ね1時間半から2時間といったところのようです。

オスマン様式のモスク、東京ジャーミイ

3.正面ホールに無料の配布物

日本ではイスラムというと、ウサマ・ビンラディンやアメリカの世界貿易センターへのテロなどを連想する人も多いのかもしれませんが、イスラム教についての本を読むとスンニ派、シーア派などの宗派はあるものの、過激な行動を容認していないようです。

東京ジャーミイ正面ホールに置かれていた冊子の一部で、写真の本はともに200ページを超える

何時からこの冊子を配布しているのかはわかりませんが、イスラム教への理解を深めたいという努力が伺えます。

4.日本におけるムスリム人口

日本でこそイスラム教人口は少ないと思われがちですが、店田廣文・早稲田大学名誉教授の調べによると、2019年末時点で日本人ムスリムでさえ人口4万6000人といいます。

これにトルコやイラン、サウジアラビア、インドネシアなどから来日している外国人がいます。インドネシアだけでもEPA/経済連携協定の対象国ですから、看護師や介護職などの現場でもヒジャーブと呼ばれるスカーフを巻いている女性をよく見かけます。従って、日本国内のムスリム人口はかなりの数に及ぶのではないでしょうか。

5.ムスリムは1日5回の祈りとメッカ巡礼

イスラム教徒のことをムスリムといいます。見学会の案内者は日本人ムスリムで「1日5回の祈り」などからはじまりました。食事の時間などと重なり、祈り終えると元気が出たような表情になるといいます。

新型コロナ発生前にメッカ巡礼に参加しているらしく、彼が隣接する丘から撮影したという巡礼者集団の写真も拝見させて頂きました。ハッジ(大巡礼)と呼ばれるメッカ巡礼は、イスラム歴(ヒジュラ歴)による第12月(巡礼月、ズー・アルヒッジャ)8日から始まるものです。

それ以外の時期に行われるメッカ巡礼(小巡礼、ウムラ)、メディナの預言者モスクや各地の聖者廟などへの参詣と区別されています。写真には、人がアリのように小さく、大勢の人々が映し出されていました。

一説に、ハッジだけでも、サウジアラビア国内から約100万人、国外から100万人の計200万人が毎年メッカを訪れるといいます。解説では300万人が訪れるといいますので、年間の巡礼者数かもしれません。

6.世界三大宗教、五大宗教

世界三大宗教というと、キリスト教、イスラム教、仏教です。仏教よりも人口が多いはずのインドのヒンドゥー教は一国の民族での宗教という点から入らないようです。世界五大宗教として、ユダヤ教とともに数える場合もあるそうです。日本人は宗教心がないともいわれますが、見学会の参加者数を見て関心が高いことを伺わせます。

7.東京でモスク建設のきっかけはロシア革命からの亡命

今回見学の直接のきっかけは、キリスト教や聖書に関する本を読んだことによります。どんなことにもきっかけはありますが、現在の建物は2代目で、最初に建てられたのは1930年代です。

1917年に起きたロシア革命(社会主義革命)で迫害を受けたトルコ人が難を逃れて日本に移住し、1922年の大正11年に関東大震災が発生した際にアメリカ政府が東京在住の外国人に移住の手配をしたにもかかわらず、これを断り続けて1938年に東京トルコ人協会によってモスクが建設されたといいます。

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