運命の君へ

始めて逢ったとき
マスクを口元からずらしてくれた

人を心から愛することに
疲れた僕は君から
目を背けることにしたんだ

下を向いて歩くと
涙がスニーカーに滴り落ちて
涙は
世界地図のどこかの国のようだった

考えてない日なんてなかったよ
でも目が会うたびに
視線と心を反らした

どんな言葉でも
賄えないくらい
いつも僕を見てくれる
君に気づいているのに

一緒になったらやりたいことがあるんだ

少し長めのマフラーを二人で巻いて
首が疲れるくらい上を見て
丘から星を眺めたい


星空より綺麗な君と
コンビニで買ったサンドイッチとパニーニを食べながら
ずっと星がみたい

この銀河で
宝くじに当たるより
実業家になるより
隕石にぶつかるより
低い確率で
出逢えた君に
「ありがとう、好きだよ、愛してる」
って
強く引き寄せて
伝えたい

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