童顔爆弾系ゴスロリVTuber憲吉

ポエムを沢山書いてこ。 最低1000本は、書いてこ。 鶴のように飛んでけー!!

童顔爆弾系ゴスロリVTuber憲吉

ポエムを沢山書いてこ。 最低1000本は、書いてこ。 鶴のように飛んでけー!!

最近の記事

「少なくとも必ず迎える明日の為に」

旅芝居にエンディングはあっても 旅芝居の巡業に結末は来ない この恋の話にも 最後なんか作りたくなくて 僕は真夜中のパーキングに構えられた 赤いベンチに ふてぶてしい位に股を拡げて 腰を掛け 持参したペットボトルに 手を伸ばした あと二週間足らずで 抱きしめたくても 抱きしめたくても 抱きしめられない 八重歯で 下唇を噛みながら 超新星爆発に匹敵する威力で 駆け引きばかりの世の中が 悲しいと ジュースを一度に飲み干した 君が与えてきた絶望と 僕の帝王学の せめぎ合い 神はまだ

    • 「大人の様な雰囲気で佇む無邪気な君へ」

      海が茜色に染まる頃 鳥達は弧を描きながら旅路を急ぐ 焼き付けて行きたい 君が年をとっていく姿を 他の男の代わりでもいいからと伝えた 見つめ合って 来年の今頃は 違う街で 二人で笑っていたいって 望んだけど 海は闇に飲み込まれた 「君にはすぐに良い人が現れるよ」 って 子猫の様に見上げてきた 例えば明日、世界が終わるとしたら 僕は1秒でも君の命を繋ぎ止められる方法を 24時間考えていたい そんな幕引きも有りさ そう言って 見つめると 「抱きしめてあげる」 って 子供みたいな仕草

      • 「M」

        吐く息が 積乱雲の様に 空に 舞って行く イヤーマフをつけて 始発の電車に足早に 駆け込む 目的の駅で降りたら ホントは貴方と 歩きたかった場所を ひたすら無心で歩いたんだ 急行の止まらない 各駅停車の駅なのに 少しよそ見をしたら 肩がぶつかってしまう程 改札が人で溢れていた このまま自分が街の一部になれたら いくらか気持ちが楽なんだけど そんな他人任せな 人生に嫌気がさして 僕はこの瞳の一部として 街を焼き付けることにした 川辺に 水切り石を叩きつける 少年がいて その水飛

        • 「花と火薬」

          高速道路に乗ると 軽自動車のフロントガラス越しに 対向車のヘッドライトが胸を抉る これでいいんだよ その道を選んで欲しいと強く思ったのは僕で その道を選んで欲しいと言ったのも涙一つ分の勇気を出した僕 辛辣な君の顔が見たい訳じゃない 辛辣っていいながら ニコニコしてる 花のような表情が見たいんだ 大丈夫だよ 僕は なんともないよ メデューサのような視線で 貴方自体を石に変えてしまうような 「人」でありたくないんだ 伝えたかった言葉は花火が代わりに吠えてくれる 飴細工が溶けるまで

        「少なくとも必ず迎える明日の為に」

          運命の君へ

          始めて逢ったとき マスクを口元からずらしてくれた 人を心から愛することに 疲れた僕は君から 目を背けることにしたんだ 下を向いて歩くと 涙がスニーカーに滴り落ちて 涙は 世界地図のどこかの国のようだった 考えてない日なんてなかったよ でも目が会うたびに 視線と心を反らした どんな言葉でも 賄えないくらい いつも僕を見てくれる 君に気づいているのに 一緒になったらやりたいことがあるんだ 少し長めのマフラーを二人で巻いて 首が疲れるくらい上を見て 丘から星を眺めたい

          直径5ミリ

          僕に 素敵なラブソングを作る才能があれば きっとあっさり 「愛してる」 なんて唄うことが出来るんだけど 僕にはギターを買うお金すらなくて 僕に 強引な所があれば きっとあっさり 「好きだ」 なんて言うことが出来るんだけど 僕にはそんな勇気がなくて だけど手紙くらいは渡すことが出来るんだ ほんの少しだけ 本音を書いた手紙 瞬きする時間も 勿体ないって思ってしまうほど 顔がみたいし 側にいたい もし君が 老眼になっても 白内障になっても 緑内障になっても 糖尿病になっても

          「君の呼吸」

          海から吹く風の音と 仰向けになって瞳を閉じてる 君の呼吸が同じ音色に感じる その横で背中をむけて 本を読みながら きっと僕らは同じ布団に くるまっていたとしても もう 見るものも 感じるものも 違うんだろうなって考えた ミントガムを 噛んでるわけでもないのに 涼しい口の中が 少し甘くて でもしょっぱくて 今年のクリスマスはきっと 飾り付けをすることは ないんだろうな いつもみたいに リースを手に持って ツリーに腕を伸ばす姿を 見上げることは 出来ないね 心変わりの原因は 僕に

          「レース越しの夕焼け」

          まるで夫婦になったような 心地よさ あの時間 とても好きだったって 風呂上がりに ビールを飲みながら 空をみた カーテンを全開にして 時には 君を驚かそうと 背中に隠した バラを 渡したりなんかしてさ 首から心臓の上ら辺に届きそうな パールのネックレス 目をつけてたんだ 肩から下げたら チャーミングな君が より一層引き締まる だけど 渡せる日は 来なくなったんだ なにものにも変えられない 変わらない 大切な時間 君が忘れたって 僕がずっと覚えてる 100万回でも200万回でも

          「レース越しの夕焼け」

          「外灯がないからこそ、暗闇に星は光るだろう」

          アドレスホッパーが 住み家を変えるような あっさりとした気持ち 未練はないさ ただ軌跡を確認したいだけ バックパッカーが担ぐような 異様に大きなリュックを ゲストハウスの地べたに置いた ここに着く少し前まで 降ってなかった雨を見ながら 濡れたズボンの裾を 捲し上げ 喫煙所でボックスに残ってた ラスト一本のタバコに 火をつけた 二人でここに 来ていた頃の君は 普段は吸わないくせに 僕が吹かし始めると すぐに一口欲しがったね タバコはこれで辞めるよ 君と映った写真の後ろに入り込ん

          「外灯がないからこそ、暗闇に星は光るだろう」

          「夢を捨てたけど」

          空が青くて 当たり前 雲が白くて 当たり前 呼吸をするために 空気を肺に入れるのが 当たり前 夢を見るのが 当たり前 夢を追うのが 当たり前だった 苦しくなんてなかったよ どうしても 何があっても 叶えたい夢を見てたから 夢を捨てた時に 体や頭の中に 当たり前じゃないことばかり 起こって 台場のベンチに 座る前に ベンチの前に しりもちをついた 感覚神経も 運動神経も 訳が分からなくなった 自分一人しか残されなかった 世界で思ったんだ 人の背中には4本の 目には見えない翼が生

          避雷針

          アンテナをいつも立てときたい。 嫌いな人にも 苦手な人にも 好きな人にも 大好きな人にも 大大好きな人にも 物にも すべてに 誰かを傷つける雷になるくらいなら 嫌いな人も 苦手な人も 好きな人も 大大大好きな人も 守れる 避雷針に 僕は なりたい。

          「白いソーラー時計」

          強いとても強い日の光が 空にエスコートしてくれるように 二人の髪の毛を暖める ガラス細工のような 乾燥した風が チークを塗ったように 赤く染まった頬に 突き刺さる 君が僕にくれた2週間遅れの クリスマスプレゼント 白い時計 「ソーラーは寿命が10年なんだって」 「10年後に時を刻むのをやめた頃にはずっと一緒にいるだろ」 時計が止まってからの10年は僕の心で数えてたよ。 思い出すことで重荷になりたくなかったから、時計は捨てたけど もし、どこかで すれ違うことがあるとすれば 声は