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DSMの変更点−AD/HDについて

DSMはアメリカ精神医学会が作成している精神疾患の診断基準・診断分類のことです。正式には精神疾患の診断・統計マニュアルといいます。
2013年 DSM−5ではAD/HDは注意欠如・多動症もしくは注意欠如・多動性障害と明記されていました。2022年 DSM−5TRでは注意欠如多動症と明記されています。
何が変更したかお気づきでしょうか?DSM−5TRでは「・」がなくなっています。あと「障害」を避け「症」に置換する方針になっています。
(TRの意味はTextRevisionを略した意味です。)
子どもの頃「障害」という言葉に違和感がありましたが時代とともに変わりつつあります。障害を症に置換することの課題もありますが、害という言葉を使用しないことに意味があると私は考えます。言葉による誤解や差別感、世の中の差別自体がなくなるよう私自身も努力していきたいと気持ちを改めています。

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