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私の失敗体験記①

おはようございます。中小企業診断士のけんけんです。

少し私の体験談を書きたいと思います。

私は銀行に入ってから融資担当歴が長く、中小企業診断士に何となく憧れをもっていました。1次試験合格すると養成課程に派遣してくれると銀行から通達があった事も受験したきっかけでもあります。

平成23年はほとんど勉強せずに受験した1次試験でたまたま経済学が合格した事が長い受験生活の始まりでした。まさかこの時は受験生活が9年間に及ぶ事など微塵も思っているわけも無く・・・これで1年目は終了。ほぼノー勉なので1年目といって良いかはわかりませんが・・。

平成24年に残り6科目合格して1次試験を合格。最初に2次試験を受験したのは平成24年になります。

当時大手予備校の通学コースで勉強をしており、栃木から池袋に毎週、高速バスで通っていました。田舎者の私にとっては「東京に勉強に行く」事で何となく自己満足に陥っていたのかもしれません。

2次試験の最初の答練、事例1を受講した時に衝撃が走りました。

もともと文章を書くことに苦手意識も無かった事もあり、2次筆記試験に対しては軽い気持ちで臨んでいたと思います。

人生で初めて80分で解く事例問題。紙上ではありますがコンサル気分になった気持ちになり、問題を解いて嬉しい気持ちになった事を思い出します。なんのノウハウも当然持ち合わせていませんでしたが。

80分の答練が終了し解答用紙を提出。休憩時間に模範解答が配られます。

2次試験が何たるかを全く分からなかった私にとって、たぶん80点位は取れると思っていました。今思えば恐ろしい感覚ですが。

模範解答を見て愕然としました。私の書いた答えと全く違うのです。解説を読んでもさっぱり分からん。サンドウィッチマン風に言うと「ちょっと何言ってるか分からないんですど」状態。

まあ講義を聞けば、優秀な講師の方が解説してくれるから謎は解けるぞ!!と思い、講義に臨みました。

しかし、講師の人「ちょっと何言ってるか分からないんですけど」状態でした。模範解答を読んでも分からず講義を聞いても分からず。

模範解答を導くための解答プロセスを講義で説明してくれるのですが、模範解答自体がウルトラC解答なので。多分自分がこの模範解答を本試験で再現できる気がしなかったのです。

当時の私の能力は間違いなく不足していました。しかし合格した今でもあの模範解答は再現出来ないと思います・・・。

そんな感じで、2次試験が何たるものかを全く分からずに2年目の本試験は終了しました。完全に記念受験に終わりました。たしか成績はBDCAだったと思います。当時は得点開示制度も無いので具体的な点数は分かりませんが。ここで完全に打ちのめされれば良かったのですが、事例4でなまじA評価を取ってしまった事が完全に油断モードにスイッチが入った原因になったのかもしれません。

この反省は、2次試験が何たるか?情報を全く入手していなかった事です。今のようにSNSが発達しておらず、合格者の情報も今のようにあまり公開されていなかったような気がします。私のアンテナが届いていなかったのでしょうが・・・。

それに加えて結局予備校の授業をマスターする事に注力していました。予備校と本試験の傾向が違う事も今となれば分かりますが。あの当時はさっぱりでした。

平成24年は2次記念受験という事と割り切りました。この時はあと1年間2次試験を勉強すれば余裕で合格するなと思っていました。

ここで今日の反省ポイントです。

・1次試験に合格しないと2次試験は受けられません。1次試験受験される方は体調管理に気をつけましょう。

・1次合格されたらすぐ2次試験に切り替えましょう。

・初学者の人は2次試験が何たるかを情報収集しましょう。2次試験まであっという間ですよ。

・予備校の教えが全てでは無いです。自分で納得できない事は本試験で絶対に書けません。

これが私の1年目、2年目の状況でした。

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