ビートたけしの再婚で、考えたこと
シニアライターのけんけんです。
ビートたけしの再婚が、ニュースで報じられた。以前から週刊誌などに出ていたので、特別な驚きはなかった。
そのことから、結婚とは、魂の進化とは、について考えてみた。
彼は自分で立ち上げたオフィス北野という会社を去り、別な会社を18歳年下の女性とともに設立したことも、すでにニュースになっている。
お笑い芸人としてスタートしたとき、以前の奥さんと結婚して苦楽を共にし、子どもももうけている。
彼はお笑い芸人としてトップクラスの人気を博し、その後は映画監督として世界的な賞を獲得。最近は、小説の分野にも才能を発揮している。
ことに小説では、又吉などに負けるものかと、その意気込みは並々ならぬものが伝わってくる。芥川賞を狙っているのではないか。
映画も小説も、本名の北野武で勝負し、その才能とバイタリティには驚嘆させられる。
そんなふうに、才能を開花させていく中で、前の奥さんとのズレが生じ、大きくなって離婚に至ったのかもしれない。
そのズレとは何だろうか。ここで、結婚の意味について考えてみたい。
結婚は、夫婦の魂の成長が目的と言われる。いっしょに暮らすことで、お互いの足りないところを補い合い、魂がより豊かに成長するためだ。
でも、魂の進化がズレてくると、夫婦はいっしょにいられなくなる。
お互いの魂が、同じスピードで進化しているうちはいい。でも、どちらかがグンと早くなったり、どちらかが成長していない、あるいは質が変わってくるような場合は、別れるという方向にいくのも仕方ない。
つまり、離婚は、結婚を卒業するということだ。魂の進化という意味では、結婚の目的を達したわけで、次の新たな魂のステージに立つことになる。
離婚はお互いの人生の仕切り直しだから、それは祝福すべきことなのだろう。
とはいえ、離婚経験のあるボクはよくわかるのだが、離婚は結婚するより、何倍も、何十倍も大変だ。
子どものいる場合は、なおさらで、相手を傷つけ、自分も傷ついて別れることになることが多い。痛みをともななわない離婚など、ないだろう。
だからこそ、とくに子どものいる夫婦は、別れたくても別れられない、ということになる。仮面夫婦になるより、しかたなくなる。
ならば、思い切って離婚して、新しい人生を歩んだほうがいいことになる。それは、あくまでも魂の進化という面で、考えた場合だ。
ビートたけしのことは、知人でもないし、ニュースでしか知り得ないが、才能のある人が、それを伸ばしていくのは、人には分からない苦労や悩みがあると思う。
人を傷つけ、自分も傷つくからこそ、本当のやさしを知ることができる。
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