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出張の前日に限って

みなさま、こんにちは。
物事を「引用・気づき・行動」にてアウトプットするアウトプットリーダーきらけんです。
私は会社員(IT営業マン)として働きながら、日々、学びに時間を費やしています。
本日の学びは、『出張の前日に限って』です。

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明日から東京出張だ。東京本社での会議に間に合うためには、6時には起きて早朝の新幹線に乗る必要がある。
今日は、仕事を前倒しで終わらせて、出張の用意をして、早く寝ることにしよう。
……。そのはずだった。
 
いま、22:00。いまだに自宅にたどり着いていない。
なぜなんだ。
 
 
出張の前日に限って会議が入る。
営業の私が受注した案件について、導入作業を新入社員が担当するから、先輩エンジニアと一緒に確認の会議を行いたいという。それは正しい。非常に正しい。けれども、それは今日じゃないとダメなのかな。確認する間もなく予定が押さえられていた。
 
会議が始まる。
「そもそも、進め方が違うと思うんですけど」
なるほど。それは正しい。それはわかる。けれども、そこも含めて任せたいんだけどな。
 
仕事をきちんと確認してくれる新入社員、先輩エンジニアに感謝だ。
 
 
出張の前日に限ってお客さまからクレームが入る。
「そもそも、消費税が変更になることでなぜ費用を払わなければならないんだ」
なるほど。それは正しい。それはわかる。けれども、消費税が変更になることでシステムは改修を加えないといけない。その改修にかかる費用を見積書として提示して、発注していただいたのではないだろうか。
 
疑問に思っていただき、お客さま目線をあらためて理解できた。お客さまに感謝だ。
 
 
出張の前日に限って妻から買い物を頼まれる。
「そもそも、そのボトルガムは薬局チェーンで買わないといけないの?」
私の疑問よりも、少しでも安く買うことが優先される。
なるほど。それは正しい。それはわかる。少しでも安く買うことで家計のやりくりをしてくれているのだ。ボトルガムはストレス解消にも助けになっているのだ。
 
私も家計に貢献できて嬉しい。
 
 
出張の前日に限ってライティングの講座が入る。
「事件性があるネタをいつ、どこで出すか」
記事には鮮度があるのだ。
 
なるほど。それは正しい。それはわかる。事件性があるネタはそれだけで、続きが気になる。顛末はどうなるのか気になるのだ。
 
事件性があることはネタになるのだ。
 
 
考えて見れば事件性がないことなんてあるのだろうか。
朝起きてから、夜寝るまで、何かしら事件は起こってるのではないだろうか。
 
歯磨き粉は切れているかもしれない、電車には目の前で乗り遅れるかもしれない、長年提案しているお客さまにまたしても注文がもらえないかもしれない、ランチに出かけたら頼もうとした日替わり定食が売り切れるかもしれない、傘を置いてきた時に限って雨が降るかもしれない。
 
ものの見方だ。
何かしら起こった出来事を「事件」と捉えて、おもしろおかしく考えてみるのだ。
 
しぼりにしぼって出てきた歯磨き粉に達成感を味わい、乗り遅れた電車を見送った分落ち着いて読書ができ、長年提案しているお客さまと雑談で距離が縮まり、日替わり定食の代わりに食べた焼き魚定食の旨さに驚き、雨宿りついでにデスクの掃除ができる。
 
そんな可能性もあるかもしれないのだ。
 
だったら、出張の前日に、23:59〆切のライティング課題をやることも、そんな「事件」なんだと捉えられる。
 
これだけがんばったんだから、いい出張になるに違いない。

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本日の学びは、『出張の前日に限って』でした。


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