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PCR検査にて仮説立て

みなさま、こんにちは。
物事を「引用・気づき・行動」にてアウトプットするアウトプットリーダーきらけんです。
私は会社員(IT営業マン)として働きながら、日々、学びに時間を費やしています。

本日の学びは、『PCR検査にて仮説立て』です。

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「咳が出て喉の痛みが強い為、本日大事をとってリモート対応にさせてもらえますでしょうか。熱はありませんが、夕方検査しようと思います。」

私は、今朝朝一で上司に報告を入れた。

まずは、休暇を取って検査に行ってくださいとの指示だったので、アポをリスケにして、検査を受けることにした。

9時30分。大阪難波のPCR検査センター難波。
何度も前を通っていたので存在は知っていたが、いざ自分が検査を受ける側になると緊張する。

そもそも検査は有料なのだろうか、結果が出るまでに時間がかかると言われているがどれくらいかかるのだろうか。費用面、時間面で疑問があった。

ホームページには
「PCR検査 1回2,980円(税込)通常1~2日で結果通知
お急ぎ便(5,980円)
証明書発行(5,000円)」
とあったからだ。

しかし、現地に着いてみると、「所用時間約5分。無料検査実施中。検査結果は14時までに受診すれば当日中に結果がわかる」と張り出されていた。

感染者数拡大の報道がされていたので、混雑を覚悟していたのだが、平日火曜日朝9:30は、2名程度の方が並ばれているだけだった。

PCR検査について説明書きされたA4用紙3枚と、唾液の採取キットを受け取り、作業台へ案内される。選挙投票時に候補者を記入する台が並んでいるのだと見間違うほど同じようなブースが並んでいる。ここでは20名程度が同時に記入できるだとか。

申込用紙を記載して、さて唾液の採取だ。
採取キットは唾液を採取する細長い容器と、ストローが入っている。
壁に張り出された採取方法では、「容器の底から2~3cmの所に達する量」と指示がある。

この2~3cmがくせ者だ。
考えてみて欲しい。普段、唾液を溜めて採取することはありますか?
そう、ないのだ。
だから、いざストローを口に含んだところで唾液は簡単に集まらないのだ。私は焦った。そして、頭に浮かんだのが、「梅干し」である。頭の中でシュミレーションする。よく漬かった、赤い赤い、大きな梅干しを口に入れるのだ。するとたちまち唾液が溢れでてくるのだ。この作戦は成功し、「容器の底から2~3cm」の唾液を集めることができた。

受付にて、唾液を提出した。「検査結果は本日の16時半に、QRコードで確認してください」

無料で、当日中に検査結果がわかるPCR検査を体験して少し緊張がほぐれた。
私は、自宅に戻る電車の中で、16時半に出る検査結果に対する仮説を2つ立てた。

検査結果が陰性だった場合。思い切り安心できる。
検査結果が陽性だった場合。まずは現実を受け入れて、自分の状態が分かったことに安心する。そこから家族のこと、仕事のこと、コミュニティ活動のことを考えよう。
このように仮説立てた。

自宅に戻って、寝室にこもって外せない本日のオンライン商談を対応していた。気づけば17時前になっていた。

妻がオンライン商談中にもかかわらず、寝室に入ってきて換気を始めたのだ。実は検査結果を妻が確認できるように伝えていたのだ。

「あー、これは陽性かもしれない」

妻の行動で悟った。
30分延長されたオンライン商談を終え、私は検査結果をQRコードで確認した。

「検査の結果は陽性です。必ず医療機関を受診してください。医療機関を受診しなければ保健所へは通知されません。お近くの医療機関または、○クリニックに確定診断の為に受診してください。」

「あちゃー、陽性か。」

多少のショックと、やはりという覚悟とが同時にやってきた。そして、医療機関への受診が必要なのだと気づく。
17時45分、指摘先のクリニックは18時までの受付でとても間に合わない。

お近くの医療機関ってどこだ?
私は妻の助言に従い、大阪府のホームページを開き、新型コロナ・自宅療養者への診療医療機関一覧のページを見つけ、自宅近所の診療できる医療機関を探す。

2箇所見つけて、それぞれのホームページを確認する。そもそも平日18時近くに診察できるのかが分からない。1箇所は近所では大きめな病院だが、受付時間がそもそも午前中ある。もう1箇所、こちらはコロナに特化したページ記載もある。まず電話してください。とあるので、架電するも電話中である。

徒歩圏内ではあるものの、受付終了の18:30が近づいていたので、あわてて自転車で病院に駆けつける。受付で確認したところ、本日の診察は終了したとのこと。明日、病院から電話があり、指定する時間で診察するのだ。

こうして振り返ってみると、PCR検査の帰り道に、検査結果に対する仮説を2つ立てたことが大きいと思う。陰性の場合、陽性の場合と事前に考えていたからこそ、陽性の結果を知っても、必要以上に不安にならずに済んだのだと思う。この仮設立てによって、まるでお守りのように、私に安心感をもたらしてくれたのだと思う。

本日の新規感染者数196,500名
私はこの中に入っていない・・・・・・。

けれども、あらかじめ仮説立てるという力で、不安とも向き合っていけるのだ。

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本日の学びは、『PCR検査にて仮説立て』でした。


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