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TED暗唱チャレンジ No.6

こんにちは。社会人向けのオンライン英語塾を主宰している澤田健治と申します。

Authenticな英語素材を暗唱して、本質的な英語力を高めることを意図した『#TED暗唱チャレンジ』という企画を2022年の5/14(土)からTwitterで開始しました。

5/14(土)~7/30(土)の期間に、全9回にわたって、こちらのTEDトークを完全暗唱していきます。

Grit: The power of passion and perseverance (by Angela Lee Duckworth)

今回はTED暗唱チャレンジでは、第6回目の『#Jobs暗唱チャレンジ』の39秒の範囲を扱います。
全9回の日程および各暗唱課題の動画の長さは以下の通りです。

1週間かけて、1つの暗唱課題を完成させていく形になります。

5/14(土) 公開済み (No.1) 32秒
5/21(土) 公開済み (No.2) 31秒
5/28(土) 公開済み (No.3) 38秒
6/4(土) 復習期間 (配信ナシ)
6/11(土) 公開済み (No.4) 51秒
6/18(土) 公開済み (No.5) 42秒
6/25(土) 復習期間 (配信ナシ)
7/2(土) 復習期間 (配信ナシ)
7/9(土) 公開済み (No.6) 39秒
7/16(土) 公開予定 (No.7) 42秒
7/23(土) 公開予定 (No.8) 36秒
7/30(土) 公開予定 (No.9) 34秒

実際の暗唱トレーニングを行う前に、まずは以下の動画を使って、『ぶっつけ本番のリピート力』を測定してみてください。

Step 1: Repeat in chunks without subtitles

最初に、短いチャンクごとに、音声を聞いて、その後のポーズの間に、そっくり聞こえた通りに、英語を言ってみてください。

Step 2: Repeat in sentences without subtitles

英語の達人レベルの方やプロ志望の方は、さらに次に入っている『センテンスごとのぶっつけリピート』にも、ぜひ挑戦してみてください。

ぶっつけでは、ほとんどできない『センテンスごとのリピート』も、練習すれば必ずできるようになるので、ご安心ください。

ただ、このようなリピート能力、リテンション能力を長期間かけて開発していく上での励みや刺激として、毎回チャレンジすることに意義があると考えています。

以下のYouTube動画では、第6回目の『#Jobs暗唱チャレンジ』の39秒の範囲を使って、5ステップで練習できるようになっています。

5ステップでトレーニング

この動画では、5ステップで、主にリピート(=リプロダクション)の練習をしていきます。

リテンション力を強化できますので、GIUチャレンジ同様、VERSANT対策としても効果的です。

Step 1. 音声全体を聞くorシャドーイング

チャンクごとにリピート
Step 2. 文字を見て(リピート中は見えない)
Step 3. 音声だけで

センテンスごとにリピート
Step 4. 文字を見て(リピート中は見えない)
Step 5. 音声だけで

Step 5の音声だけでセンテンスごとのリピートができるようになれば、全体の暗唱までは、あと少しです。

リピートをマスターするためのRead & Look up

GIUチャレンジ同様、リピートができるようになるためには、チャンクごと、センテンスごとで、『Read & Look up』ができるようになることが肝です。

『Read & Look up』とは、英文を音読して、見上げて(顔は上げず、前を見る=角度は平行)、記憶した英文を言う、練習法です。
↓こちらの動画ツイートで、GIUチャレンジのRead & Look upの様子が見れます。
https://twitter.com/sawadajukuAE/status/1347814985087426563?s=20&t=RvGuJzNlJD2S345LZ0JYsQ

英文を『Read & Look up』で覚え込んだ上で、再度、リピートに挑戦するという流れになります。

Step 1. スラッシュごとに、英文のみRead & Look up

Step 2. センテンスごとに、英文のみRead & Look up

*スラッシュごとは、 / まで、センテンスごとは、// までです。

目標タイム (スラッシュごと/センテンスごと共通)
1分25秒以内(標準) ➡︎ 1分10秒以内(習熟)

スクリプト

(スラッシュごと/センテンスごと共通)
A few years ago, / I started studying grit / in the Chicago public schools. //
 
I asked thousands of high school juniors /
to take grit questionnaires, … //
 
…and then waited around more than a year / to see who would graduate. //
 
Turns out /
that grittier kids were significantly more likely to graduate, /
even when I matched them on every characteristic I could measure, … //
 
…things like family income, / standardized achievement test scores, /
even how safe kids felt when they were at school. //
 
So it’s not just at West Point or the National Spelling Bee /
that grit matters. //
 
It’s also in school, / especially for kids at risk for dropping out. //

Read & Look upが目標タイムでスラスラ言えるようになったら、もう一度、動画を使って、リピートに挑戦してみてください。

最初は、スラッシュごとで、Read & Look up→リピートをやり、次にセンテンスごとで、Read & Look up→リピートをやるという形で進めるとよいでしょう。

Read & Look upをマスターすると、当然、よりリピートがしやすくなりますが、半分覚えてしまったような形になって大丈夫です。
(暗唱を完成させるために、結局は覚えることになりますので)

最後に、『ぶっつけ本番のリピート力』を測るために使ったこちらの動画で、もう一度、チャンクごと、センテンスごとで完璧にリピートができることを確認してみてください。

和訳を使ったトレーニング

Read & Look upとリピートをマスターしたら、以下のスラッシュ和訳を使って、『和訳英文戻し』(和訳を見て、元の英文を言う)に挑戦してみてください。(『反訳トレーニング』とも呼ばれています)

『和訳英文戻し』は暗唱の一歩手前という位置づけになりますので、実際の暗唱まで持っていく余裕がない場合は、これを暗唱と見なしても大丈夫です。(実際に暗唱まで出来る人はそう多くないので)

スラッシュ和訳

数年前/やり抜く力について研究し始めました/シカゴの公立学校で

何千人もの高校2年生にお願いして/
やり抜く力のアンケートを受けてもらいました
               
それから1年間以上待って/誰が卒業するか見ました
 
分かったのは/
よりやり抜く力がある生徒は、卒業する可能性が大幅に高いことです/
たとえ、測定できる、あらゆる特徴を同じにして比較したとしても
 
家族の収入のようなものや/標準学力試験のスコア/
どれだけ生徒が安全に感じているかも含まれていました、学校にいるときに
 
陸軍士官学校や全国スペリング・コンテストにおいてだけではありません/
やり抜く力が重要になるのは
 
学校においても(重要なの)です/特に落第するリスクのある生徒にとっては

和訳英文戻しの目標タイム
50秒以内(標準)➡︎40秒以内(習熟)
(元の音声は39秒)

暗唱に持っていくまで

センテンスごとのRead & Look upが目標時間内でできるようになり、センテンスごとのリピートも完璧にできるようになったら、暗唱まではすぐです。各センテンスは記憶できているので、あとは繋げて言えるようにする練習をします。

やり方としては、次の3つのステップを踏んでいきます。

1. Read & Look upの範囲を広げていく
最初は2センテンスずつ、次に3センテンスずつ、前半と後半の2分割、というように、覚えて言う範囲を広げていきます。

2. ひたすら全体を音読&シャドーイング&オーバーラッピング
全体の流れを体が覚えてしまうくらいに、これらの音声トレーニングを繰り返します。(1週間に20~30回以上)

3. タイムを測りながらリハーサル
一通り暗唱ができるようになったら、何度もリハーサルを行い、つっかえたり、言い間違えたりする箇所がないように、穴を埋めていきます。

暗唱の目標タイム
50秒以内(標準)➡︎40秒以内(習熟)
(元の音声は39秒)

目標タイムとしては、元動画の39秒が一つの目安になりますが、今回の課題では、50秒以内で言えれば合格点です。

暗唱まで持っていくのが難しい場合は、一歩手前の『和訳英文戻し』までマスターできればOKです。

『#TED暗唱チャレンジ』はTwitterでの企画ではありますが、Twitterをやられていなくても、毎週こちらのnoteや僕のYouTubeチャンネルをチェックいただければ、一緒にできるようになっています。

澤田健治のTwitterアカウント 
https://twitter.com/sawadajukuAE

『澤田塾』(オンライン英語塾)


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