中干しというよりも止水 乾田
稲が出穂
【種まきから115~120日目頃】 田植えをしてから、早稲(わせ)では約50日、晩稲(おくて)では約80日後に穂が出ます。これが出穂(しゅっすい)です。
出穂の仕組み
走り穂
茎の中で、籾(もみ)の集合体である「穂」が育まれます。穂が茎から出る時はまず、その田んぼで一番早い「走り穂」が出ます。その後、約半数の茎が出穂する時期を「出穂期」、すべての穂が揃うと「穂揃い期」と言います。
出穂後に、稲は葉で光合成をしてブドウ糖を生産し、穂に送り込んで溜めます。これが、私たちが食べるお米です。
収穫を増やすには、出穂から登熟(とうじゅく)までの期間に晴天が続き、光合成量が大きくなることが大切です。出穂後に晴れて暑い日が続くとおいしいお米ができます。人間にとっては厳しい暑さも、稲にとっては恵みとなります。
出穂以降、稲は全勢力を穂に集中します。摂取した養分もお米を作ることに最優先で注がれます。そのため、根が弱体化してきます。根の働きを助けるためには、田んぼの水を換えて根に酸素を補給したり、有害ガスを取り除いたりすることが必要です。
1-2月に水を入れ冬期湛水
8月止水乾田化
その理由
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