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田鯉がやってきた

3センチくらいの田鯉がやってきた
鯉を使った農法は、田植え後(ご)、すぐに鯉を田んぼに入れる農法です。鯉が雑草(ざっそう)や稲(イネ)につく害虫(がいちゅう)を食べてくれるので、農薬(のうやく)を減(へ)らすことができます。また、鯉は動(うご)きまわるので、土がかき回(まわ)されて根(ね)に酸素(さんそ)や栄養分(えいようぶん)が行きわたりやすくなります。

http://tisan.jp/?pid=104321198より
松川村男性ご長寿日本一!長寿の秘密!?鯉なのにすずめ!?
魚なのか?鳥なのか?

謎深き食べ物は、なんと松川村の伝統食!
昔、松川村では『田鯉農法』という農法でお米が育てられていました。
よく知られている『合鴨農法』の合鴨の場合は、
苗が合鴨に食べられない大きさになるまで待たなければなりません。
しかし、田鯉の場合は田植え後すぐに田んぼに入れることが出来ます。
田んぼに放して、除草や虫とりをしてもらい、
泳いで土をかき混ぜてもらう事で酸素や栄養分が行き渡ります。
田鯉たちのお蔭様で農薬を使わなくても、お米を育てることができたのです。
そして役目を終えた田鯉は美味しく頂くことができる、海のないこの地域では魚は希少でした。
大変なご馳走だったので、古くから秋祭りになると振る舞われたこの地域の伝統食です。
食べ方は、背中から開きにして、焼いて、油で二度揚げして、甘辛いタレにつけて頂きます。
これが松川村名物の「田鯉のすずめ焼き」です。
昔はすずめを背開きにして食べていたらしく、同じく背開きにする様子からこの名前が付けられました。
田鯉は普通の鯉とは違い、小ぶりで全長7cm程、大きいものでも10cm程。
小ぶりなだけに、肉質は締り、とても味わい深く、お酒の肴にもぴったり!
先人達も、農作業で疲れた夜には、田鯉を肴に、お酒を飲んで、疲れを癒したかもしれません。
先人達の知恵は、自然と共存する術と、珍しい秋の味わいを教えてくれました。

200匹 田んぼに放流しました。

どう育つんだろう

散らばって行きました。

畔豆も大きくなってきました。

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