見出し画像

田んぼの除草

雨が止んだので朝一の除草に入っています

この辺は除草済み

除草前の状況です
コナギとクログアイに覆われています

アイガモンは優れもので結構除草します
水の中は抵抗があって除草機の歯が回らないのが常ですが

アイガモンの歯は優れもので回転します
もう少し草の小さな頃除草すると楽かもしれません

根本がスッキリしました
これでシャンティクティの田んぼの除草は終了です

コシヒカリ6/1植えたもの

白毛餅

農林48号 6/24植えたもの

はたはったん 6/24植えたもの


●池田有機稲作勉強会 8月22日

https://fb.me/e/1ExXmhFAU

矢口さんの田んぼの様子を見に行きます。
シャンティクティに9時集合で一緒に回りましょう。

矢口一成さんの田んぼ観察会
有機稲作勉強会
池田松川の有機米の学校給食が始まりました。
これからこの地域で有機農業を推進し、安心安全な食べ物と環境を作ることを目指して勉強会を定期的にしていきます。稲作の現場での研修会も行う予定です。


有機稲作勉強会 実地研修 2021

有機稲作勉強会 実地研修を行います。1年の流れを体験してください。
●日時
脱芒 35日
温湯消毒 322日
種まき 417日
代かき 424日 512.19日
田植え 522日
観察会626日
観察会8229時から 
●参加費 500円
●今回は矢口さん宅ではなくシャンティクティ集合になります。


〒399-8602 長野県北安曇郡池田町会染552−1
https://goo.gl/maps/BYvwURgfVQhGrtSJ8

有機稲作の勧め
 
 
矢口 一成
長野県北安曇郡池田町
 
自己紹介
 JAを27年勤め56歳で早期退職し、稲葉光圀先生にであった。以来、23年有機稲作に取り組む。現在79歳。JAS有機2haと特栽米0.5haを耕作している。標高は630mで水系は北アルプスを源流とし水が豊富にまかなえる地域である。米作地帯としてコシヒカリを中心に咲く付けられ、有機栽培もあちらこちらでなされているが販売者は少ないように思える。
 
1.はじめに
 矢口一成氏は、一時期は家族や周囲の人たちから変人扱いされながらも自分を信じ、また良き先輩方に恵まれ、遂に安定した確固たる技術を学び得ることができた。自分の損得を捨て「有機」に生き、その作物が人々の命と健康を守る食料となることを信じた結果である(6)。例えば、長野の伝統的な品種で「白毛餅」があるが、これが機械化の中で失われつつあったため、復活させた。理由は、昔の手植えの苗は茎が太いから倒れないが、今は機械苗だから弱い。そこで、ポット苗によって復活させたのである(1)。
 
2.米価は工業化のために意図的に下げられた
 日本は世界中から食料を買いあさっている(6)。日本は工業で食えばいいから農産物は入れろという主張だが、コロナもある中で、何年もこうしたことが続くだろうか(1)。輸入が増えることはエネルギーを大量消費して地球温暖化と環境破壊を深刻にしていることを意味する。
 同時に日本農業の衰退を招いている。先進国と言われる国の中で、ここまで農業を破壊した日本は世界でもまれな国だと思う(6)。
 今から35年前の米の単価は14,000円であったが、高校卒の月給が6,000円。農協の基本給も6,000円で下宿手当が3,500円だった。私の親父にしても勤め人になることを喜ばなかったし、サラリーマンを止めて百姓をやった人が多くいた。
 米価が最も高かった頃は22000円だったが、現在の米価12,000円と月給14万を比較すると10分の1以下である。なぜ米価が下がったのかというと、安い労働力が農村に多くいたことから、百姓で食えなくすればいいと考えた人がいたからである。そのためになされた政策のひとつが構造改善事業で5畝を3反に規模拡大した。面積が広くなることから12000円でも採算があうように計画が立てられた。まさか、半値にはならないと思っていたが10年も経ずしてそうなった。
 すなわち、これは百姓のためにやったのではない。そして、当時は農業を工業化して大規模化すれば安くなるという論理で小規模農家が多く潰れたが、貿易の自由化をすれば7,000円の米が入ってくる。これは、誰がやっても赤字である。消費者からみれば農産物価格は安くなったが、安全性からするとかなりのしわ寄せがなされている(1)。
 
3.農薬と化学肥料は人体実験である
農薬と化学肥料の生産と消費もまれに見る膨大な量で「世界一」と言う数字には驚く。河川や田畑の汚染はとどまるところを知らず、草の生えない田畑は生き物の息使いがまったく聞こえてこない。わずか50年ほどの間に国土は化学肥料と農薬漬け、国民の健康も原因不明の疾患に悩まされている(6)。
食べ物は天然のものは間違いがない。瑞穂の国と言われて3000年も食べてきた。これに対して、化学肥料や農薬、添加物は戦後のものであって、悪く言えば人体実験である。農薬の原点は米国がベトナムで散布した枯葉剤だが、発がん物質があるため、2−4−Dは発売禁止になった(1)。
最近、発達障害が増えている。2011年の東北大震災時では全国は6%。池田町は10%もあったが、今年の20202月に池田町の教育長の話では16%いるという。この発達障害の一番の元はネオニコチノイドである。安くて浸透性があって長く効くため、洗っても落ちない。虫がつかない米は100%ネオニコチノイドが入っている。厚生省はミツバチよりも人間は体が大きいから関係ないといっているがヨーロッパでは廃止になっている(1)。地球は人間だけのものではない。このまま進むとどこへ辿り着くのであろうか(6)。
 
4.自分で身を守るしかない
 安倍首相はマスコミを制したものが国を制すると。ヒットラーも嘘を100万篇言えば本物になると言っていた。マスコミも農薬会社に都合がいいように宣伝している。一般庶民が知らないところでとんでもない方向に行っている。農協職員として、自分も農協で課長をやっていたが、目先の欲だけを考えている。日本の政治は裏から手を回すことが好きである。自分は稲葉光圀氏から教えを受けた。稲葉氏は2年ばかり前に叙勲候補になったが、三菱化学が「農薬を使わないものに叙勲はない」と働きかけたためだという。だから、日本の国は金持ちのことは聞くが庶民のことは聞かないと。
 しかし、ネオニコチノイドも勉強会をするほど累積、意識的に排除しないと問題を招く。「ミツバチからのメッセージ」というDVDもある。
 40年前にコウノトリがいなくなったのは餌になるドジョウがいなくなったためだとして、豊岡市では散布を止めているし、佐渡でもトキのために止めている。結論から言うと自分が食べるものは自分で作ると。安心なものを届けると(1)。だから、私は、農薬とネオニコチノイド、放射能もない。ただし、畜産の糞は抗生物質が使われている(5)。
 一人でも多くの人が「有機無農薬」の米を一膳口にすることにより、トンボやカエル、ドジョウ、蛍や多くの命がよみがえる。そして何よりも続けることで一人ひとりの体に本来備わっている生命力がよみがえる。即ち、命輝く環境はすばらしい命と健康をもたらすであろう。そんな有機農業を夢見ている。これからは次世代を担う子供たちやすぐにでも取り組める若者たちにこの技術を共に学んでもらう場を持ち、夢ある有機農業を目指したいと考えている(6)。
 
5.秋起こしという秋処理がポイント
 稲葉氏は「省力・低コスト循環型有機農業のすすめ」のマニュアル本を発行されたが、この中でひとつでも欠けていると除草が成功しないと書かれている。中でも、秋処理、苗づくり、代かきの三つが重要である。私は意地を張って基本的に除草はやらない。そこで、一番重要なのが秋処理で(5)、意識的に多めに肥料を入れている(2,5)。
 小祝政明氏の著作にも出てくるが(2,5)、稲と雑草の競争だから(2)、稲を植えたときに肥料を吸える状態にしておく。そこで、意識的に米ぬかなり、発酵肥料なり、私の場合は、鶏糞として窒素成分で4kgぐらいを入れている(2)。4kgが必要なのは藁に使ったり、窒素は半分が空気中に逃げるためである(2)。
 波田にある自然農法国際センターによれば、秋起こしをするかしないかでコナギの出方が違うという。これは自分も実感している。では、なぜ、秋起こしをするとコナギが減るのか。人間も胃袋で消化して小腸で養分を大腸で水分を吸収するが、稲も分解して藁がドロドロになれば吸われる。そこで、藁を発酵させる。発酵というと好気性発酵と嫌気性発酵があるけれども、発酵の速度は好気性の方が絶対に早い。納豆菌の方が早い。というのは、藁を発酵させず酸素がないと、コナギは酸素がない方が発芽には好条件であるため、コナギが発芽する最高の条件が整う。これを避けるため、秋起こしをし、窒素成分を3kgか4kg、微生物の繁殖用に与えれば、「腐敗」ではなくて、発酵する。これを理解すれば秋起こしや春起こしが大事なことがわかる(4)。れんげ米では匂いがでたが、微生物が発酵すれば匂いがでない(5)。
 
6.代かきとクログアイとトロトロ層について
 まず、深水である。草が出ていても深水にして、草がギリギリの15cmの水位を保てば、10日もすれば草に勝つ。30日で水を落とせば、稲が分けつして草に勝つ。そこで、毎日、見に行っている(4)。
 そこで、もうひとつのポイントは、2020年からかなりわかってきたが代かきである(5)。秋起こしは浅く行い、藁と土とを混合することが目的だが、クログアイがあるときにはそれを持ち上げる意味もある(2)。稲葉先生の言葉を借りるならば、秋起こしをして、春起こしもする。1回目は浅く起こして、2回目の春先も、クログアイなりオモダカなりを上に移動させる。そのうえで、代かきの1回目は深くやるとクログアイは芽がでれば浮く。地温が17℃ないと発芽しないが、発芽したならば必ず浮く。浮かせれば楽に除草できる。稲葉流に言えばたくさん出せばいい(4)。
 ちなみに、種籾をひたしたときに倍の水をやったら、倍の水の方が早く芽がでた。だから、「その方がいいんじゃないか」と私が主張したら、稲葉先生は「それは違う」と。稲葉先生は浅水にしろとと言われた。というのは、ホタルイは少し別だが、それ以外の雑草のタネは薄いものだからいつも芽を出したがっている。そして、稲の芽出しもそうだが、ある程度、温度が高い方がでやすい。そこで、浅い水にして温度を高くするとことだった(4)。
 農薬を撒いたところで、ホタルイのタネは何十年も出番が来るまで待っている。何万粒あると言われている。また、コナギも1株あれば1反分のタネがある(4)。
 つまり、田植え前に草を出させるのが有機の技術である。荒しろ、中しろでも出た草が浮く。植しろも1ヵ月経てば、重粘土も石も下がり、トロトロ層が出来るので5年くらい経つと草が出なくなる(2)。
2つ目がトロトロ層である。「トロトロ層ができれば除草はできる」と10年前に稲葉氏は言っておられた。「練り込み」に関しては、「栃木県はいざしらず長野では練ったのでは駄目だ」といって、かなり言い合ったことがあるが、3年後うちの農場長も言っていたな」と言われて渇水代かきとなった(5)。0.5ミリの泥の上にトロトロ層ができればコナギは生えてこない。トロトロ層ができれば、稲葉流のように何もしないですむ。秋になれば左うちわである(4)。臼井健二さんの農場は、2020年はわずか2俵だったが今年はしっかりトロトロ層ができているので、代かきだけでも相当なものができるはずである。ただし、苗が極端に悪いことから獲れない可能性がある(5)。
 
7.苗踏みの効果
 そこで、育苗も重要で(3)、苗についても相当神経を使って意識している(4,5)。苗がよければ、クログアイでもなんとかなる(4)。そして、苗踏みをするのとしないのとではかなり違いがある。禾本科は上に伸長するが、踏むことによって折れれば伸長ホルモンが一度中断され、細根が伸びたり細い茎が太くなり、分けつもしやすくなる。なお、苗ふみをするときには水を切っておくことが重要である(3)。薄位勝利先生の主張によれば、葉が3枚であれば、4葉枚が分けつの苗を作っているかどうかがポイントである(5)。
 
8.株間とクログアイと窒素肥料の量をめぐって
 さて、佐久の仲間のところでも、ササニシキが普通は(有機では)反収56俵しか穫れないが、10俵も獲っている人がいる(4,5)。ポイントは坪に38株を植えたこと(5)。3538株とかで植えれば11俵も穫れて成績がよかった(4)。
 佐久の石田氏は45株で10俵も獲ったが(4)、逆に48株を植えたところ(5)、混み過ぎて、シイナがあったり、カメムシが入ってやられた(4,5)。色彩選別をかけたら12俵のうち4俵が飛んでしまった(4)。
 ポイントは土地と苗にある。痩せている水田だとどうしても分けつが起こらない。3033cmとかで株間が広く日が差し込むとどうしても雑草がでて草だらけになるはずである。それに見合う本数を入れないといけない。
 それに対して、水田が肥えていれば、かなりの分けつが起こる。稲が混んでいれば雑草はでない。薄まき、薄植えにしても、光合成がきちんなされ、病気にもならないし。虫もつかない。つまり、各水田の条件によって植える本数も変わるわけで一律にやるのは駄目である(4)。
 そこで、私は条間は33cmだが、株間は2020年には2122cmであったが、今年は2426cmとしている。つまり、植栽密度を少なめにしている。さらに、農薬を散布する水田は27cmにしようとしている(4)。
 また、自然農法国際センターの資料によれば「クログアイ」は最後に出る草とされている。事実、10年以上も出ない中で最後に出てくるという経験をした。さらに、肥え過ぎた農地でクログアイが出てくるとの経験を2020年にした。この水田は2019年には10俵の収量があったが(4)、2020年にはクログアイが出たため7俵となった(4,5)。佐久の方でも78%の有機肥料を12%もいれたら「いもち病」になった。小祝政明さんの有機稲作もそうで「窒素が足りていれば入れない」が一般的には正しい(5)。したがって、水田の様子を見ていて、クログアイが出てくるところは肥料を減らすことが必要である(4)。
 
9.稲葉光國氏とその農法について〜腹八分目が重要
 稲葉氏がブータンに行った折に、ブータンの農林大臣は「100%有機にする」と宣言したが、中身はなかった。私も同行したそのときも、ブータンの役人は、「鼻からできない」という態度であった。しかし、稲葉氏が指導されて3年後には「これならばいける」と態度が変わった。国立大学にも有機農業を研究する部署が設立されたと聞く。
 千葉県のいすみ市でも、ずぶの素人が見事にできているように、日本でも本当にやる気になればできる。民間でも舘野氏も10ha、20年以上の経験がある。今年も50ha規模の農家がうち、10haを稲葉方式でやると聞いている。したがって、稲葉氏が言うとおりにすればできる(5)。
 稲葉氏の資料の8ページでは30kgでいいと発言されている。私は意地を張って3年間、10俵を獲ったところで、30kgにしたら、やはり稲が元気が出てこず、89俵であったと。私も昔は米ぬかを使っていたが、稲葉氏の農法は「微生物をいかに増やすかが前提で、土ができてからの状態だ」ととらえたほうが正しい(5)。稲葉氏は立派な人で「最低限の窒素と最低限の労力で、収量も10俵を求めず、7俵、8俵でいい」と述べていた。おそらく、腹八分目で草も出ない損益分岐点ではないかと考えている(4)。
 宮田氏は、無施肥、無農薬だと5俵という。これだと特定の人しか食べられない。経済的にも広がらない。けれども、現在は、8俵が穫れているので、今度は10俵が目標である。理論的には獲れてもいい(5)。普通1反歩1時間もあれば刈れるのだが、それが、草が多いと何時間もかかって、なおかつ、コンバインも壊といた経験もしてきた。けれども、今は、慣行米と変わらない10俵も穫れる百姓になれると思っている(4)。つまり、稲葉氏の話は89割は信頼できるし基本的にできる。けれども、あと12割がまだわからない(5)。
 
(注) 会話によって、稲葉先生、稲葉さんと表現に違いがあったことから、稲葉氏で統一しました。
 
引用文献
(120201101日「白毛餅 農薬を語る 矢口一成」
https://www.youtube.com/watch?v=nXfkYuUA6Kw
(22021422日「矢口一成さんに教わる秋起こしからほん代まで」
https://www.youtube.com/watch?v=skcURMyo6uk
(32021512日有機稲作勉強会「雑草をどう抑えるか」
https://youtu.be/2X7Txe2uRgw
(42021512有機稲作勉強会「代かき」
https://youtu.be/h7Im0oZzZDs
(52021620日シャンティクティ打ち合わせ
(6) 安曇野家由来ウェブサイトより
http://www.ultraman.gr.jp/azuminokazoku/yurai.htm
2
 

問い合わせ
オーガニックタウン実現に向けて事務局 シャンティクティ 臼井朋子 
399-8602長野県北安曇郡池田町会染552-1
http://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/
shanthi*dhk.janis.or.jp *→@   TEL&FAX 0261-62-0638

抑草

深水で代かきをして種の上にトロトロ層を1センチ以上にする
植え代の時

深水にする
有機飼料を入れて酸欠にする
アミミドロなどで覆い光が当たらなくする

雑草対策-1)
発芽の抑制、水田の水を深くする。(深水管理、早期湛水)
 湿性雑草は酸素がなければ発芽できませんので、水田の水を深くし、土中に酸素が届かないようにするだけで雑草の発芽を抑制することができます。

(雑草対策-2)
発芽の抑制、水田の水の酸素量を少なくする。(有機肥料投入)
 有機肥料には水分中の酸素を消費する性質があります。この性質を利用して有機肥料を田んぼに投入し、水田の水に溶けている酸素を少なくすれば水を深くしなくても湿性雑草の種子発芽を抑制できます。

(雑草対策-3)
発芽の抑制、田面をマルチで覆う。(紙マルチ、トロトロ層マルチ)
 種子で発芽する一年生の雑草は光を受け覚醒して発芽します。このため種子が潜伏する土中に光りが届かないよう、田面を紙や微粒な土砂(トロトロ層、後で解説)などのマルチ(被覆材)で覆えば、雑草の発芽を抑制できます。

(雑草対策-4)
発芽活着の阻害、水田の水を深くする。(深水管理)
 植物の種子は水より比重が大きく水に沈みますが、発芽すると比重が水より小さくなります。そのため水田の水を深くすると、それだけ芽に大きな浮力が作用し、根が土に固定しようとする力(活着)が浮力により阻害されてしまいます。特に発芽したての芽は根が小さく活着力も弱いので、芽が水に浮いてしまうこともありますから、田んぼの水を深くするだけで雑草を抑制することができます。これは一年生雑草に有効です。

(雑草対策-5)
発芽活着の阻害、発芽の根を腐らせる。(有機肥料投入)
 有機肥料を田んぼの水に投入すると有機酸という物質が発生します。この有機酸は発芽の根を腐食させる効果があり、一年生雑草を抑制できます。

(雑草対策-6)
発芽成長の阻害、発芽を土に埋める(代かき、イトミミズ効果)
 田植え直前に田んぼの土を攪拌すると、雑草の芽は土に埋まり成長できなくなります。一年生雑草に有効です。

(雑草対策-7)
発芽成長の阻害、水田水を濁らせる。(有機肥料投入、イトミミズ効果)
 種子で発芽する雑草は発芽エネルギーを小さな種子にしか頼ることができず、そしてそのエネルギーもすぐに使い果たすため、成長を持続するためには光が必要になってきます。そのため、水を濁らせ光から発芽を遮断できれば、ある程度の雑草抑制が期待できそうです。これも一年生雑草に有効です。

出典
http://www.hotarui.com/accountability/account01.htm

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?