見出し画像

インドラダックでの実践

インドにあった「持続可能な開発のための教育」
(https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20191122-00151936/)

これ作ってみたいなー

太陽を活用するプロジェクト

 ラダックでは10月~4月上旬は氷点下まで気温が下がり、マイナス20度からマイナス35度の極寒の世界となる。

 セクモルの建物は、一切の環境負荷なしで温められる。

 基本となっているのは、パッシブソーラーデザインだ。

 校舎は真南に面して建てられ、大きい窓が備わっている。夏の太陽が高く上がり、冬は低いため、夏の日差しは中に入りづらく、冬はたっぷりと入ってくる。夏は涼しく冬は暖かい。窓が大きいため日中は電灯を一切使わない。

 壁の厚さは30センチと厚く、間に建築廃材などを用いた保温材が入っている。この壁は日中に吸収した熱を夜にゆっくりと放出する熱貯蔵庫の役割を担っている。

 校舎にはセメントはほとんど使われず、この地の土からできている。建材も地元の物が使われている。

 川沿いに4つのソーラーパネルが建てられ、その発電によって電化製品や電灯、パソコンなどのオフィス機器の電気がすべてまかなわれている。

 食事も太陽エネルギーでつくる。キッチンには巨大ソーラークッカーがある。大きな放物面反射鏡は一般的な鏡で作られ、太陽光線を鍋の下にある二次反射鏡に集中させる。 この設計によって、大きなガスバーナーと同じくらいの熱が使える。

 体を洗うお湯を造るのも太陽だ。入浴には太陽光温水器を使う。

気候変動でも水が得られる氷河の塔

 ラダックには1万1000ヘクタールの耕地があるが、農家は雪や氷河が融解した水に生活のほとんどを依存しており、気候変動の影響を大きく受ける。

 1950年代まで、ラダックの冬は雪に覆われていた。全土に1メートル程度の雪が積もり、子供たちは凍った氷の上で何ヶ月もスケートをしていた。降り積もった雪は夏場の水となり、人々の生活を潤した。しかしながら、今日のラダックではほとんど雪が降らない。たまに降っても2、3日ほどで溶けてしまう。

 この対策としてワンチュクさんがセクモルの学生とともに考えたのが、人口氷河の塔だった。

 冬の氷をどうしたら夏まで持たせられるか。

 なぜ氷は溶けるのかといえば太陽光を受けるからだ。このとき重要なのは表面積だ。太陽光パネルのように平らに広く並べたら太陽光をたくさん受けてしまう。では太陽光を受けにくい形はどのようなものだろうか。

 同体積で表面積を最小にするなら球体がいい。しかし、氷河の塔の場合は現実的ではない。

 ワンチュクさんは、氷河の雪解け水をチベット仏教のストゥーパ(舎利塔)に似た円錐状の塔にすることを考えた。

インドで急拡大するローコストの集光型大規模ソーラークッカー

http://ecocommunity.jpn.com/?p=1361

足利工業大学の実践

日本初のゼロエネルギービル

ソーラークッカーリンク集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?