#30 TBSラジオ『伊集院光とらじおと』が終わって

3月24日（木）、大好きで生活の一部だったラジオ番組『伊集院光とらじおと』が最終回を迎えた。

伊集院光のコロナ感染で最後バタバタして感はどうしてもあったが、最高の最終回だったと思う。6年間本当にお疲れ様でした。

■ 私のラジオ遍歴について

昔からラジオを聞き『たい』人間だった。
聞き『たい』というのは、自分の人生の中で何度もラジオ聞きたいなあと思いCDプレーヤーみたいなのを購入し試してみても、いつも上手く電波が繋がらず、雑音に耐えきれず聞かなくなった時が何度もあったからだ。

今ではradikoがあるから、いつでもどこでも、なんなら遡って聞くことまでできる。嘘のような話だ。でも、私が高校生〜社会人初期だった、今から10〜20年前くらいまではそれが当たり前だった。

ラジオ体験は高校生の時から。自分の部屋にテレビがなかったので、寝る前はいつもラジオを聴きながら。『赤坂泰彦のミリオンナイツ』やFMでやってたGLAYのTAKUROの番組なんかはよく覚えている。なんならoasisを聞き始めたきっかけは、高校の時にTAKUROの番組で聞いて知ってからだ。

■ 伊集院光のラジオについて

伊集院光の番組は昔から好きで『深夜の馬鹿力』リスナー歴は長い方だと思う。今でも毎週月曜夜はなるべく深夜1時にはベッドに入り、寝ながらリアルタイムで聞くのを楽しみにしている。ただ、いつも途中で寝てしまい、タイムフリーで何度か聞いても、一回の番組を最初から最後まで全部聞くことはあまりないライトリスナーだが。

AirPods proを購入してから、radikoの利用頻度が格段に増えた。ちょっと記憶違いがあるかもしれないが、その頃からradikoプレミアムに入り、前々から興味のあった『伊集院光とらじおと』を聞き始めた。自己紹介などにも記載している通り、自分は普段大阪住まいの単身赴任。『伊集院光とらじおと』を聞くには、radikoプレミアムのエリアフリーを使わないと聞くことができない。

■ 『伊集院光とらじおと』について

聞き始めた当初は本当に驚いた。今までは深夜の伊集院光しか知らなかったから（『日曜日の秘密基地』時代は知らない）。平日月曜～木曜8:30～11:00の帯番組なので、週4日2時間半×4日を全て聞くことはしていなかったが、朝の10分程度はほぼ毎日リアルタイムで聞いていたし（大阪宅にいる際は起床時間が8:40頃なので）、東京大阪間の移動時間・営業訪問の移動時間・帰宅後の時間・土日などなど、空き時間に聞くものに困ることはなかった。

番組の面白さに言及している記事は溢れかえっていると思うので、敢えてわざわざ私なんかが書く必要はないと思う。ただ、この番組を聞いていて凄く感じたのは、「伊集院光のラジオ愛・仕事に対する真摯さ」だ。最終回の最後に彼は、「おもちゃ箱のような番組」という表現をしていたが、本当に企画1つ1つが細部まで丁寧に作り込まれており、リスナー・スポンサー・ゲストへの配慮が痛い程伝わった。

■ また「朝」伊集院を聞けるのを楽しみにしています

昨年夏頃から報じられた彼へのネガティブキャンペーンのようなニュースの数々は、実際のところ我々イチ聴衆者には本当かどうか分かる術はない。というか別に知りたくもない。

ただ、あくまで予想の範囲ではあるが、彼の仕事に対する情熱にスタッフがついていけなかったのではないだろうかと思っている。

番組の終了は残念の一言。
純粋に楽しみにしてた番組がなくなったというだけでなく（少なくとも私のTBSラジオを聞く時間は大きく減るだろう）、仕事に情熱を向けた人間が、人生かけて頑張った結果がこれではあんまりではないかと正直思う。

オファーは沢山来ているようなので（マジで当たり前だろ、と思う）一安心。1クール空けるということは秋頃からはまた「朝」伊集院が聞けると期待してて良いのかな。

彼の新しい番組が聞くことが、今から楽しみで仕方ない。