自分自身が1番見えていないものだ
「汝自身を知れ」
フランスの哲学者アランは「幸福論」のなかに「汝自身を知れ」と題した章をもうけ「一般的に誰もが自分には敵がいると考えている。だが、そう思い込んでいるだけの話だ」と記し、最大の敵は常に自分であり、私たちの判断ミスや思い込みこそが無駄な苦しみを生むのだ、と指摘しました
自分自身というのは一番わかっているようでわかっていないもの
それは自分の欲求や行動原理がよく理解できている人のほうが少ないもの
本当に望むものがわかっていないものだ
そして、自分自身を考えたときにもそれは当てはまる出来事があった
最近自分の心が揺さぶられる。とても嫌なことがあったのだ
数日間うまく寝ることができず、常に思考がそれに気をとられてしまっていたのだ
しかし、実は
自分自身の行動や考え、感情もまるでわかっておらず、気づかないうちに同じことを人にやってしまっていたのだ
それは、
先日とある人から連絡がきた
もう、1年近くあっていない人だ
その中で少し嫌な思いがあり辛くなってしまった
そんなとき、
そんな時にふと昔の思い出がよみがえっていた
実は僕も同じようなことをしてしまっていたことだった
自分自身の行動や考えが相手にとっての感情を理解しておらず
また、自分も理解していなかった
このある人が何を考えていたのかはわからないが、昔の自分がとっていた行動を振り返ると
何となく理解できる
そうか、自分も同じことやっていたんだと、いまごろ理解をした
普段自分がいらいらすること、人に対して抱く負の感情や行動
もしかしたら、同じことをやっているのかもしれない
もっと自分の行動や考えに目を向け
なぜ、こう感じるのか。深堀すると自分自身の行動や考えに結び付いた何かが見つかるような気がする
自分自身が一番わかっていないのに人を理解することはできない
自分自身を知ることは他人を理解することにつながる
過大解釈かもしれないが
「汝自身を知れ」
自分の経験からずっしり身に染みた言葉だった
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