ずっと人が怖かった

街中を歩いていて、
知らない人とすれ違うとき
僕はいつもビクビクしている。

なんでだろうか？僕は考えた。

なにか危害を加えられるわけでもないし、
こちらのことなど無関心であるはずだ。

でも、目が合うとすぐに視線を外して
うつむいてしまうし、
身体はこわばり、張り詰めている。
家に着いてドアを閉めた瞬間ホッとするし、
どっと疲れが出る。

だから家で1人で過ごすことが
自然と多くなる。

じゃあ僕は人が嫌いなのだろうか。

「そんなことはない」

と、自己理解プログラムを経た今なら
断言できる。
むしろ人が好きなのかもしれないとさえ
思う。

街中を歩いている人が怖いと感じるのは

「その人を知らないから」

だと僕は思う。

知らない人に対しては
無限に想像できるからだ。
悪い方向に想像すると、
「本当に危害を加えられるかもしれない」
とさえ想像できてしまう。

でも、「相手のことを知ること」

相手がこれまでの人生で何を経験してきて、
何を思い、今を生きているのか。

それを知ることで少しずつ、
心の距離が縮まっていく。
張り詰めた身体が徐々にほぐれていく。

このことを実感し気づけたのは、
自己理解プログラムでの
オンラインイベントに参加したからです。

プログラムで見つけた、
「価値観・才能・興味」を手がかりに
相手のことを深く、深く知っていく。
自分のこともオープンにして、
本音で向き合っていく。

本音で向き合って、
相手のことを知れば知るほど、
心から、「素敵な方だな」と自然と思える。
その瞬間には、
「怖さ」など微塵も感じていない。

そうして知っていった先でいつも思うのが、
社会の常識や周囲の目を気にして
着飾っている、無理をしている
苦しそうなあなたではなく、

「ありのままのあなたがとっても素敵だし、
素晴らしい」

過去の自分にも言ってあげたい。
「怖くても大丈夫」
「怖いと感じているあなたも
大切にしてほしい」


自分がこれまでずっと悩んできたことが、
今は原動力になっている。

「知らないから怖い」
　　　　↓
「知りたい、もっと知りたい」
　　　　↓
「素敵なところ、輝いているところを
解放したい」

僕はこれからも人と関わっていきたいし、
相手のことを深く知りたい。
ありのままのあなたの素晴らしさを
伝えたい。

その先で、僕のビジョンである

「すべての人が、
ありのままの自分の素晴らしさに気づき、
輝いている社会をつくる」

を実現する。