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コロナ禍のガイドツアー再開

3月の半ばにコロナの影響で外出自粛令が出る前に、最後にモン・サン・ミッシェルでツアーをして早いもので4ヶ月が経ちました。

昨日、地元の観光案内所から「明日ツアーを追加したんだけどできる?」との急に電話がかかってきました。

「あ、明日・・・?はい、分かりました」

というわけで、思いがけない形でコロナの外出自粛令解除後の最初のツアーをしてきました。場所はレンヌのブルターニュ高等法院。

前日の夜のツアー募集なので、ツアーのブッキング担当の人もそんなに人はいないだろうと言っていたのですが、行ってみると定員一杯の20人(通常だと30人ですが今は減員しています)。まさかの大盛況です。

コロナもあるので、フランス語のツアーであってもそんなに参加者は集まらないだろうと思っていましたが、レンヌは旧市街もかなり活気があってびっくりしました。

フランス人にとって「バカンス」って全てを忘れさせる魔法の言葉だな・・とフランスに住みだしてつくづく思います。

とはいえ、そこはコロナ禍なので、ツアーは参加者は屋内か屋外にかかわらず全員マスク着用義務。ガイドはフェイスシールドかマスクを選べます。とはいえ、フランスは感染者数がここ最近増えてるので、個人的にマスクの一択です。

ただ、実際にガイドをしてみて思ったのですが、マスクをしてガイドするのは想像以上に大変でした。

人数が少なければ問題ないのですが、多いとマスクをしているので外は特にやはり声が通りにくい。そして、普段なら聞こえているだろうという声量でも実際には届いていなかったり。あと、話しているとすぐにマスクが落ちてくるのも地味にストレス。

1時間半のツアーで内容もかなり濃いので、こんな感じで大きな声で話しているとダメージが蓄積してきます。息もしづらいですしね。

変な話、1時間半ずっとマスクをして、マスクをつけて話している外国人のフランス語を聞くっていうのはお客様の方にも多少ストレスだったんじゃないかと思います。

とはいえ、多くの方に歴史や絵画について色々な質問を頂いたり、建物に興味を持って頂けたようで、それが一番うれしいことでした。

フランスも感染者がまた増えつつあり、予断を許さない状況が続きます。とはいえ、ガイドをする楽しさを再確認できた、それはこういう状況だからこそ大事なことだなと思っています。

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