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初めての麻雀②

○こちらの記事は「過去の私について」のマガジンに掲載

小学生の時は習い事に追われて遊ぶ事が殆ど無かった。ドラクエをクリアした位かな。

中学生になってもバスケ部活ばかりで遊ぶ事は少なかった。中学2年生の時に兄から「けんじ、麻雀打たないか?」
麻雀という言葉を初めて知った俺は「それってどうやるの?」と聞くと兄が「この本貸してやるから1週間後に麻雀しよう。1000点1円で賭けるぞ」と言うので、意味が全く分からなかったが分かったと返事をする。

1週間後に兄が「けんじ、麻雀するぞ。役と点数計算は覚えたか?」と聴いてきたので「七対子しか覚えられなかった。」と返すと「それじゃ俺には勝てないぞ。俺は役は全部知ってるからな。」
兄は昔から汚い男で自分が負ける勝負は挑まないのだ。この戦いは麻雀が分からない人に伝えると紙の剣で本物の剣と戦うようなもので、絶対に勝てない。俺は13万点負けた。
兄は「なっ?勝てないって言ったろ?」と。俺は「弱い物イジメて楽しい?いつか見返してやるからな」と言い返した。

そこから俺は本気で麻雀を覚えて兄を倒そうと思った。この時から負けず嫌いが産まれたのかも…