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サラリーマンの理想と現実(営業おもひで編)

おはようございます。
まつけんです。
半年は塩漬けしようと思っておりましたが
私が4月1日付けで営業から異動することもあり、せっかくなので思い出を書いていこうかなと思います。
相変わらずの校閲なし、独断と偏見に塗れたノンフィクションをお届けいたします。

今回思い出いっぱいなので長いです。

まず初めに

私は都内でサラリーマンをしています。
これから書く内容は、これから社会人になる方や、今社会人の方などに少しでもサラリーマンという職種の内容を少しでもご理解いただき、いかにサラリーマンは「楽だし大変」という疑似体験をしていただければ幸いです。

学生の頃、私は漠然と東京で働きたいな〜くらいでとにかく都内企業をエントリーしまくり就活をして縁があり今の会社に勤める運びとなっております。
文系だし体育会系だし特にやりたいこともないけど、なんとなく営業として働くんだろうなと思い営業を希望して入社しました。

1〜2年目は技術系の部署に配属になり「まぁ営業に異動する前の勉強期間も兼ねてる」と思い学生の延長みたいな気持ちで正直社会を舐めてたことをよく覚えてます。(それなりにコミュ力もあるし、まぁなんとかなるっしょw的な)

そんなこんなで晴れて3年目に法人の営業部署に異動となります。
ここから地獄が始まります。

営業を舐めてぶっ潰される
(1~2年目)

配属初日

今でも覚えている営業部署への配属初日。
上司になる方(後にどえらい出世される)との面談にて

上司「早速だけどまつけんさんが前部署でどんな仕事をしてどんな成果を出したか教えてください。」
私「えっと、、あ、、、あの、頑張りました(滝汗)」
上司「、、、、ありがとう。多分何も考えて仕事してなかったみたいだから、今日から考えて仕事していこう(ニッコリ)」
私「あ、はい(白目)」

この時、死ぬほど焦りましたね。
何もやってきてなかったことが一瞬でバレて見透かされて。
自分の無能具合と恥ずかしさで死にそうになりました。

クライアント先への同行

営業に配属になると、まだ営業未経験の私は先輩や上司についてクライアント先を周り仕事を覚えていきます。
まぁぶっちゃけ同行するだけなので、私がでしゃばる隙もないと思い、舐めてました。
するとあるお客様から商談中に

クライアント「まつけんさん、あなたずっと黙ってるけど打ち合わせで一言も話さないならこの場の存在価値ないから。」
私「あ、は、よろしくお願いします(?)」

もうパニックですね。汗も出ない。

ただ事実です。そして私がその場で何も価値がないことも事実です。
もう最初はこんなんばっかでした。
そしてクライアント先が有能であればあるほど、指摘がえぐいです。
遠慮がないです。
そして仕事が鬼早いです。

上司との1on1

手のかかる脳筋は上司と毎日1on1ミーティングをします。
今思えばやってよかったなとすごく思います。
どんな内容かというと。

私「この件なんですが、どうすればいいですか?」
上司「どうすればいいと思う?あなたの考えは?」
私「私はこうするのがいいかなと。。。」
上司「なぜそう思うの?ちゃんと調べた?クライアントはどう思うかな?」
私「     」
上司「次のステップはイメージできてる?できてるならシナリオを図解して」
私「     」
上司「いつできる?今締め切りを決めよう。今電話しよう。今やってこの場で」
私「     」

これもう1 on 0.1でしたね。
とにかく毎日詰められました。(多分上司は詰めてるつもりはない、むしろ手厚くしていただいていた)
おかげで、毎日上司に詰められないためのQ&Aを考えて生活していた気がします。

この上司を写真で表すとこれです。
まじでマシーンでした。

終わりなき旅路

クライアントという名のヤ○ザ

クラアントといえば聞こえがいいかもしれませんが、クライアントという名を使ったヤ○ザがたくさんいます。
例えば提案の金額交渉などにおいてこんなやり取りがよくあります。

クライアント「競札してオタクが一番安いんだけど、もっと安くならないの?」
私「これ以上は赤字になるので厳しいです」
クライアント「お前らの赤字とかどうでもいいから、安くしろ。」
私「代わりにグレードを下げた安い商品に変更しませんか?」
クライアント「お前じゃ話にならない。社長連れてこい」
私「大変申し訳ございません。(できるわけねーだろアホか)」

ちなみにこういったクライアントは、結構います。そして大中小企業すべからくいます。

こんなのもあります。

クライアント「料金の内訳を出せ、原価がいくらでいくら利益取ってるか見せろ」
私「申し訳ありません。クライアントさんで作っている製品の原価と利益を出せと言われても出せませんよね?それと同じです。」
クライアント「誰に口聞いてんだお前」
私「大変申し訳ございません。(なんでやねん)」

お客様は神様と言った人は重罪に値します。

おまけ

私「御社で契約違反が発覚してます。ペナルティ(違約金)が発生します」
クライアント「うるせええええええええええええええええええええええ」
私「あ”あああああああああああああああああああああああああああ」失禁

圧倒的成長(3~6年目)

バカでかいブロジェクトを担当

日々の理不尽にも慣れてきた頃、ついに大きいプロジェクトを任せてもらえるように。
日々クライアントに詰められつつも確実に案件を遂行し段々と売り上げる金額の桁が一桁二桁と増えることで自信になっていきました。
自分の中での営業スタイルが段々と固まってきて、プロジェクト完遂までのイメージが湧いてくるようになり、緊張にも慣れてきた頃でした。
クライアントから「至急連絡ください」とメッセージが入っても、コーヒーを飲みながらNYチーズケーキ食べ終わってから連絡すればいいや。と思えるほど余裕がありました。

新人や若手育成を担当

当時の人材はぶっちゃけ超優秀な人たちばかりだったので全然育成とか必要ないと思っていましたが、メンタリティやクライアント理解の部分で伸び代があり、そこを育てたいと思いました。

超頭いい人たちの欠点が一個だけあります。
それは頭悪い人の気持ちが理解できないことです。
なので、私は後輩や新人に世の中には、日本語が通じにくく「気合いでどうにかしろ」と謎の呪文を叫ぶ人たちがいることをしっかりと教え込みました。

現にクライアントに上記のことを言われ病んだ人も多く、会社に来れないことなどもあり不利益しかなかったため、事前にどうしても説いておきたかったことでした。

おかげ(?)で彼らは頭悪い人への理解を深め、無事に業務を一人で遂行するまでに成長することができました。
今では後輩から「結果出てないのに仕事したみたいな顔やめてもらっていいすか?」と煽られるまでに私は成長しました。

営業で身につくこと

いろいろありますが、簡単なところで3つ挙げました。

①胆力

一番はこれに尽きるかなと思います。クライアントからは常に厳しい要求をされ、リアクションし罵倒される。これに耐えられるように気力体力共に成長します。
逆にどれだけ優秀でもここから逃げている人は仕事で上手くいかないことが多いような気がします。
また仕事が厳しい分、プライベートでの関わる人に優しくできるようになります。パートナーや家族、店員さんなど。厳しい目を受けていることから、接客業などで接する方の気持ちがよくわかり優しくすることができます。
たまにスタバ店員さんの優しさを真に受けて咽び泣きそうになりましたが。

②話す力

日々人と話す質も量も増えますし、人前で話す機会も必然的に多くなります。
そのため言葉遣いや気の利いた言い回しなど、会話の幅が広がることが挙げられます。
特にうちの部署では、「いかに日常を面白おかしく話できるか」みたいな風潮があり、普通に「え、オチは?」とか言われてメンタルぼきぼきにされる時があります。決してそんな会社ばかりではないと思いますが。。。
あと偏見ですが、学歴高い関西人は言葉のチョイスしかりおもしろい人が多いように思います。

③行動力

私の上司しかり、「今やって」「いつまでにやるか決めて」「どうするか1時間後に教えて」など、行動を必然的に促されることが多かったです。
気づけば自分から時間を決めてすぐ行動するようになりました。
思い立ったら、ひとまず行動することがとても大事だと思いましたし、行動してみないとわからないことがとても多いことも学ぶことができました。
おかげで「体一貫でこい」を真に受けてTシャツ短パンで向かった先で全員スーツだった時の絶望感は一生忘れません。

事前にできること

営業にこれからなる人、または社会人でマーケティングや接客などにつく人、はたまたこれから社会人になる人。
そんな人たちにお伝えしたい。

①新聞(日経推奨)を読もう

別に紙じゃなくていいです。なんならYahoo!ニュースとかでもいいですが、日々の出来事や自分の携わっているもしくは携わる予定の業務に関連する内容などは確認するといいです。これはパフォーマンスです。
多くのサラリーマンはおじさんです。おじさんに「新聞読んでます。」というと喜びます。社内営業も兼ねて読むと会話も広がり良いことしかないです。

②挨拶、ありがとう、ごめん、嘘をつかない

人間として当たり前ですが、できない人が多いです。
できても笑顔でできる人って意外といないです。
ぶっちゃけこれできるだけで、周りからの印象は超絶いいです。
パートナーへも家族へも店員さんにも全力で挨拶しましょう。
無視されたら最高です。その人は毎回あなたの挨拶を無視なければならなくなります。
謙虚にぶち上げましょう。

③文句の前に結果を求めよう

ある人のツイートを抜粋してます。↓

「やりがいが欲しい。感謝される仕事をしたい。その前に、人の役に立てるレベルのスキルがあるか。経験があるか。無ければ、目の前の仕事が自分に合ってるかどうかは置いといて、価値提供できるレベルまでやり切る必要がある。どんな風に役に立ちたいか、仕事を選べるのはそこから。」
Twitter


要約すると、「とにかくハードワークしてみる」です。
これをやったことのある人間ならわかりますが、彼らには自然と言葉に重みや説得力が出ます。
行動しないで文句を言うは一番危ないです。
信頼を失います。

最後に

いろいろ上から目線かのようにつらつら書いてきましたが、
私だって絶対に最初からうまく行くことはありません。
私もマジで多くの失敗をシャレにならないレベルでしてきました。

でもこうして元気にしてます。
大半ことは生きてればなんとかなります。

ただそのおかげか、大抵のことでは悩まなくなりやりたいことがたくさん見つかり、できること、できないこと、が明確になりました。

これから社会人になる方
今社会人でなんだかうまく行かない方
毎日がつまらないと思ってる方

この記事で何か皆さんのキッカケになれば幸いです。

皆さんのこれからの活躍を祈念しております。
4月からもぶち上げましょう。

そう、オチはないです。

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