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「組織は変われるか ー経営トップから始まる組織開発」
加藤雅則氏 著「組織は変われるか」(英治出版)
組織開発コンサルタントとして経験豊富な筆者が、クライアントの事務局とともに進めたとある組織開発プロジェクトを題材に、組織開発の好機、立ち塞がる障壁、事務局の在り方などについて解説する実践的な一冊です。
生産性向上や働き方改革への圧力、また空前の人手不足によって多くの企業に従業員の疲弊感が拡がっています。そんな中で筆者は、流行りの“高速PDCA”も疲弊感を産み出す大きな原因であるとした上で、PDCAからQPCA(Question→Purpose→Change→Action)への転換を勧めています。
思考停止せず現状に対して「これでいいのか(=Question)」という問いをもち、そもそもの「WHY(=Purpose)」に立ち返って「捨てるもの/守るもの/新たに創り出すものを問う(=Change)」ことでActionへのベクトルが一致するのです。
事務局が行なうことは、適切な「問い」を発し、安全に発言できる「場」を用意し、経営・ミドル・現場の“対話”を促すこと。“思い(覚悟)”と“技術”の両方が高いレベルで求められます。
※文中には参考文献として数々の良書の一節が引用されていますのでご紹介します
「WHYからはじめよ」サイモン・シネック著
「最難関のリーダーシップ」ロナルド・ハイフェッツ著
「経営の力学」 伊丹敬之著
「空気の研究」 山本七平著
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