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フランス人女性コーチの指導とは

塚田健一郎ともうします。中国雲南省、昆明在住。先策国際学校でテニスコーチをしています。


私と一緒に仕事をしているのがフランス人のCelineコーチです。


彼女はフランスのアカデミーとスイステニスプログラム作りに力を注いでいたコーチです。


指導法は予想はできていましたがとっても刺激になります。


『私が教えているのはテニスだけど教育を優先していかないと伸びない』


とCelineは断言しています。


中国は経済的に急速に発展はしているかもしれないけど、
教育面ではまだ遅れているので変化させることが可能だと感じているようです。


そして私たちの強みはテニスアカデミーではなく、
学校の中に作られたテニス強化プログラムであることです。


校長がテニスチームを午前にプログラムします。と言えば全てが可能になります。
もうすでにそうなのですが。


その際にプロコーチの助言が必要とされてCelineと私が存在します。


話は逸れましたがフランス人の指導は一言。


すごく細かくて驚きました。そしてゆっくり時間をかけます。


Celineに限ってなのかもしれませんが


『ボールを打つ前の指導に徹底してます』


いつボール打ちますか?という感じ。


もちろんレベルが高ければボールを打つ時間が増えてくると思いますが。


構え方、ターンの動作、フットワーク、リズムなどです。


何にフォーカスをしてますか?


『ボールに入るまでの動き作り』


これができてないと何回打っても上達しないからと言い切ります。


指導選手は8歳前後でテニスをはじめて1年たっていません。


だから沢山ボールを打たせるよりも正しい動きを覚えさせる方が重要と言います。


何が正しくて、何が正しくないのかを理解させる。


正しい動きや動作を身につけていけば、強くて正確なインパクトが出来上がり、

個々の個性を磨いていけるという指導法です。


それができてきてからの個性にあった指導をしていく方法です。


私たちが特に大事にしているテーマはバランスと体幹リズム感などです。


毎日3時間の練習があるのですが、1時間以上はそのテーマに取り組んでいます。


今の段階では正直テニスのテクニックやフィジカルはもちろん指導しているのですがそれより先に


『人の話を聞いて理解する』


という人間として一番重要な教育面を指導しています。


自分のリソースだけでなく他国の表現や経験を持った指導者に会えることは自分を成長させます。


Celineも私のスタイルを尊重してくれているようで、
プログラムが確立されていきそうです。


Celineからの質問で

『日本の人口は?』

『120milion』

『フランスは70milion』


日本もこれだけ経済国家で人口も多いのからもっとメジャーなテニス選手いてもいいよね?と言ってきました。KeiやNaomiは日本でトレーニングしてないしね。

私はKimikoしか知らない。。。


なんで?と純粋に質問されてきました。


そう言われてみればそうだな。


いくつか答えは持っているですがその場では深い話にはならず、


中国は14億いるけど。。。。と2人で『チャンスだね』と雑談しました。








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