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外套を着るの忘れて透明に

何か着るものを選ぶのに手間がかかるのかいろいろと勘の悪さが目立ってしまい、透明な風になっている。

明日の話をしている時にどうにもならないのか明後日のことを歌っていて静かに余命を数えている。

だから時間を何度も巻き戻してはいるけれど、嘘はつきたくないようだ。

流れのことを忘れている気もしているけれど、どうやら周りは鳳雛の話をしている。

私は私で未来がどこかで破滅的に壊れてしまったことを気にしているけれど、月並みな意見にはやはり帰れない。

口実を挟む余地のない生活。

この程度で嘘はいいのかもしれない。

自尊心は何処かに落ちている。

攻撃的な論理はどこかで捨てる必要もある。

後ろ向きだから外へは逃げられない。

とりあえずは明日のことを考えていよう。

凍えるほどではないので静けさについて追憶を夢見ることにする。

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