ブエルタ・ア・エスパーニャ2020　チームごと通信簿

勝手に通信簿的に各チームの出来を評価してみました。完全に主観ですので、その点ご了承ください。

大変よくでき過ぎました💮💮💮💮💮

EFプロサイクリング
ステージ３勝(ウッズ、カーシー、コルトニールセン)を挙げた上で、カーシーが総合表彰台。逃げ切り、山頂フィニッシュ、小集団スプリントといろんなステージで結果を残しました。良い意味で想像を大きく上回る活躍を見せたチーム。

大変よくできました💮💮💮

ユンボ・ヴィズマ
ログリッチが総合連覇を達成。ツールの悔しさを晴らした格好になりました。終始盤石な戦いとは言い難かったですが、それでも強さを感じさせてくれました。

ボーラ・ハンスグローエ
アッカーマンがステージ２勝。あまり意味ないかもしれないですがポイントランキングでスプリンター最上位らしいです。グロスチャートナーも総合９位で、満足のいく大会になりました。

グルパマFDJ
早々にリタイヤしたピノに代わってエースとなったゴデュが見事期待に応えてくれました。ステージ２勝で総合８位、ヤングライダー２位。今後の活躍が非常に楽しみです。

モビスター
シーズン通してイマイチだったモビスターですが、おひざ元のグランツールで存在感を示してくれました。お馴染みチーム総合に加えてマスがマイヨブランコ、ソレルのステージ勝利。

ロット・スーダル
ウェレンスがステージ２勝。得意な登りフィニッシュでさすがの強さを見せてくれました。意外なことにブエルタ初勝利だったみたいですね。

コフィディス
伝統芸能になりつつありブエルタの山岳ジャージであるマイヨモンターニュを獲得。おそらくこれを狙っていた唯一のチームだったと思います。マルタン的にもキャリアで最高の結果かもしれないですね。

アスタナプロチーム
ヨン・イサギレが第６ステージで三大グランツールステージ優勝を達成。100人目の達成者らしいですね。そのほかもヤングライダージャージ３位のウラソフなどいい走りを見せてくれました。

よくできました💮

UAEチームエミレーツ
フィリプセンの涙が印象的。グランツール勝利というのが選手にとってどれだけのものなのか感じさせてくれました。UAEは若手がドンドン結果出して最高のシーズンを送るとともに、来期が楽しみです。

ドゥクーニンク・クイックステップ
もはや１勝したくらいで満足できないレベルのチームですよね。降格処分がとにかく余計でした。とはいえ、数少ないスプリンターステージできっちり結果出すのはさすがの一言。

イネオス グレナディアーズ
フルームが早々に脱落したものの、カラパスが総合2位。途中ログリッチからマイヨロホを奪ったりと熱い戦いを見せてくれました。最後惜しいところまで迫りましたが、悔しさ以上に満足感が強いんじゃないでしょうか。

イスラエル・スタートアップネイション
ダニエル・マーティンが久々の勝利。2年3ヶ月も勝ちから遠ざかっていたんですね。後半ちょっと息切れ感ありましたが、それでも満足感を得て家路につける結果でしょう。

がんばりました😐

サンウェブ
離脱者を出しながらも、逃げに乗せて勝利を狙いましたが実りませんでした。数的優位を生かせなかった第１１ステージが少し悔やまれます。

CCCチーム
個人TTでバルタが１秒届かずにステージ２位。数少なかったスプリンターのマレツコは山を越えられず途中リタイヤ。戦力的にはこれが精いっぱいで敷いたでしょうか。

NTTプロサイクリング
可能性を感じさせてくれたマーダーの走りに見どころはありましたが、それ以外で沸かせるシーンはほとんどなかったですね。

トタル・ディレクトエネルジー
勝負に絡む場面はありませんでしたが、ステージ一桁フィニッシュがかなり多く、よくやった方でしょう。

カハルラル
プロコンらしく逃げにメンバー乗せて勝利を目指しましたが、力及ばずでしたね。

ブルゴスBH
逃げに３人送り込んだ第16ステージでもっと何かできたかもなーという感じですが、仕方ないでしょう。

残念でした😢

ミッチェルトン・スコット
チャベスが早々に総合争いから脱落。寒さに強くないのかもしれないですね。その後はステージ上位に顔を出すものの、勝利を持ち帰ることはできませんでした。

バーレーン・マクラーレン
エースナンバーのプールスが総合6位で、それ以外に目立った走りを見せることはできませんでした。選手層的に厳しかったでしょうかね。

アージェードゥーゼール
開幕２日で３名が離脱する苦しいチーム状況でした。シャンプッサンとかは頑張っていましたが、満足のいく結果からは程遠いリザルトと言えるでしょう。

たいへん残念でした😭

トレック・セガフレード
ほとんど出番なかったのはちょっとねぇ。第９ステージでベネットにが降格したときが一番目立ってました。

総括　ブエルタはブエルタ

グランツールの中で、最もスペクタクルに満ちているレースと言っていいブエルタ。今年は特殊なシーズンでどうなるか心配でしたが、無事に最後まで完走できました。
やはり、内容的にもブエルタって感じの展開が多く、最後の最後までハラハラさせられたように思います。ブエルタに限らず若手の台頭が顕著でしたね。
ほとんどの選手はこの大会を最後にオフシーズンに入っていくでしょう。来年はどんなシーズンになるのか、今から楽しみに待ちたいと思います。