地域猫の最期の看取り
先週月曜日の朝の事です。事務所に行くとビルの一階に顔に大きな腫瘍がある野良の猫が座り込んで動けなくなっていました。
顔に腫瘍が有りそれが裂けて膿が溜まってしまっています。更にそこにウジが沸いて、酷い状況です。病院へ連れて行き傷口の洗浄とウジの除去をしてもらいました。また2週間効き目が持続する抗生剤とステロイド剤を打って貰いノミ駆除もして頂きました。
連れ帰って保護してあげることも出来ず、無力さを感じて胸が痛くなりました。後から知ったのですが、この猫は地域猫で近所の方が餌やりをしていた事が分かりました。(糞尿の世話と寝床の用意も)
ひとまず、隙間が大きなケージはハエがたかるのでメッシユタイプのソフトケージに入れてあげました。
毎日傷口の洗浄と投薬、点滴をやってあげ一縷の望みをかけて少しでも楽になる事を願います。また地域の方々も気に掛けてくれて、シーツや餌を皆んなで持ち寄り、気が付いた人がシーツや水を変えたり餌をあげています。まさに地域猫です。
最初にうちの会社で弱っている所を見つけたのが先週月曜日。地域猫として、皆んなで協力して面倒を見た1週間。本日日曜日の朝、身体が冷たくなって居る所を、シートを交換しに来てくれたご近所の方に発見されました。動物病院の先生にアドバイスを頂き、痩せているのでもう少し体力ついてから腫瘍部分の切除をお願いするか考えている所でした。最後まで餌をちゃんと食べて居て、元気になっていっているなという印象だっただけに残念です。
改めて、今回の様な野良の猫、不幸な猫を減らす為の活動を続けて行こうと思いました。
野良猫の不妊去勢手術については、賛否両論有りますが、人間にとっても野良猫にとっても大切な活動です。他市に比べても銚子市内では異常な程に多い猫の数。人間が不妊去勢手術をしなければその頭数は増え続けるばかりです。
また無責任な餌やりによりご近所間でのトラブルを減らす事にも繋がります。近所同士であるがゆえに、猫の頭数が増え鳴き声がうるさい。糞尿を庭先にされて匂いで困っている。苦情を言いたいけど言いずらいという悩みを抱えている方が沢山居ます。今後も野良猫の課題に取組んで参ります。
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