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スマルナ for Bizの目指す世界

注意)このnoteはスマルナを運営するネクストイノベーション株式会社(以下、ネクイノ)代表取締役の石井健一が、主にネクイノメンバーに向けて書いています。その為、社内で使用している用語が本来使われている内容と異なることがありますがご了承ください。

スマルナが歩んだ27カ月間

日本初の婦人科医療特化型オンライン診察プラットフォームとして「スマルナ」が産声をあげたのが2018年6月。「世界中の医療空間と体験をRe▷designする」というネクイノのMissionの基に「ピル」っていう医薬品とそれを取り巻く受療行動の新しい形を提案し続ける形で、あっという間に2年強が経過した。特に、2020年に入ってからはこのリリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000021661.html

にあるように、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大にともなう社会生活の変化、新しい社会のあり方に対して「医療インフラ」としての機能を果たしていることがわかってきた。スマルナは、(まだまだ成長途上のサービスではあるけど)基本的な不文律として徹底的なユーザー視点から事業モデルを開発する、ってところに拘っていて“ユーザーは薬が欲しいんじゃなくて体験が欲しいんだ“とか“体験は安全と安心と背中をそっと押すのようにxxx(言語化できないもの)なものから構成されているんだ“ってところからサービス設計をしたりリブランディングの際にMissionを大事にしたりって「一歩ずつ」できることから確実に実装してきたサービスなんだ。人に言えない悩みをまっすぐ受ける、とか、正しい知識を身につけられる、とかね。

そんなスマルナは、基本的に「ユーザーとのパーソナルな関係性」をとても大事にするB to C(C=Consumer,専門家とかビジネス用途じゃなくて個人向けって意味)のモデルでやってきた。それが、このタイミングでB to B(B=Business,ビジネス用途とか、企業向けって意味)領域になるスマルナ for Bizをローンチする。

ビジネス向け=???

これは何ていうか「日本語が持つ言葉のイメージ」によるものなんだけど、ビジネス向けとかビジネス用途・・・っていうと何となくお金の匂いとか、儲かるよね、とかって雰囲気が出ちゃうんだけど、少なくとも現時点でのスマルナ for Bizは全くそういう目的のサービスじゃない。今後、サービスの進化の中で新しいビジネスモデルを実装していく可能性は十分あるんだけど、今の時点のスマルナ for Bizは、どっちかっていうと社会実装的な思惑が強いんだ。実際、企業向けのサービスではあるけど「企業からお金をもらわないことも可能」な設計にしている。(この辺の詳しいところはきっと新規事業開発室あたりからnoteが出てくるのを期待しましょうw)

じゃぁ、何のためにやるの?これ。

みんな、「健康経営」って言葉を聞いたことがあると思う。

従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法のこと。

そう、ネクイノでも取り組んでいる、「働く」っていうことを一旦ゼロベース(しがらみとか、慣習とか一旦ナシ!ってこと)にして考え直そうよ、そうしたら働く従業員の健康を維持することって「企業」として超重要じゃない?っていうことが昨今日本でも注目されていて、働く人々が健康に過ごせるように、企業として取り組む会社もたくさん増えているのね。

で、実はスマルナを始める前にやっていたサービスの展開の中で、企業の福利厚生を管轄する部門さんとか、健康保険組合さんといろいろディスカッションした経験があったんだ。各社さん一生懸命取り組んでいるんだけど、そこで気づいたのは

「従業員から声の上がった課題を一生懸命解決してる」

ってこと。例えば、「提携スポーツジムを増やして欲しい」とか「宅食サービス作って」とか「旅行の費用を一部補助して」とか。

そう、「ニーズや課題として表面化しているもの、かつ誰かに言えるもの」だけが会社の上層部に上がっていく。そういう課題は「自分ごと」にしやすいので決済も得られやすいし類似サービスも立ち上がっていくんだ。

あれ?この構造ってどっかでみた景色じゃないかな?

そう。本当はそこにニーズや課題として存在しているのに、「今までこうだったし」とか「人に言える話じゃないし」みたいな感じで自分自身にそっとしまっちゃってた課題とか悩みって必ずあると思うんだよね。

こういうのって当然「取り残されていく・・・」。

それを「強制的にあぶり出す」・・・のではなくて、本人や周囲が言い出しやすいきっかけを作ったり、そういった文化を醸成したり。

バブル以降、企業のあり方として「投資をしてこれなかった」部分をそっと支えられる、悩みをまっすぐ受けられる、正しい知識を身につけられる。これって元々のスマルナの思想だよね。これを「企業」っていう新しいパートナーと一緒に社会実装していきたいと思ったんだ。だから僕直下の新規事業開発室で時間をかけて大切に、大切にコンセプトを作り込んできた。

このサービスを通じて、僕たちも知ることができなかった「新しい課題や問題」っていっぱい出てくると思うんだ。でも、これは「見えていなかった」だけでずっとずっと昔から存在していた課題。

10年前には解決できなかった。

でも、2020年にはスマルナがある。


一つでの多くの企業さんと、この課題に一緒に取り組んで行くことで

そうそう、こういうサービス待ってたんだ!!

って一人でも多くの人々に思ってもらえるようなサービスに仕上げていこう。

今日は、その大きな一歩を踏み出した日。このサービスを作っていくのはサービスに参加してくださっているたくさんの医療従事者の方々と、ユーザーさん、そしてネクイノのメンバーの一人一人の想いの積み重ね。

一緒に新しい世界を作っていきましょう。

2020年9月15日




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